NONSENSE/DAILY
2012年6月30日(土)
『臨場 劇場版』
1ヶ月ぶりの劇場鑑賞(゚∀゚)。
TVドラマ「臨場」を見て内野聖陽さんを気に入った自分としては劇場版も楽しみだったんですが、シネコン的には大作と認定されてないのかスクリーンを他の作品とシェアした結果、レイトショーが0時開演とちゃぶ台返ししそうな時間だったので+600円で夕刻の通常上映で鑑賞してきました(つд`)。主演の内野聖陽さんの渋さなのか、原作・横山秀夫さん人気なのか、観客の年齢層が異常に高かった気がします(笑)。

ストーリー:都内で無差別通り魔殺人を起こした容疑者の心神喪失が認定され、刑法第39条によって彼の無罪が確定。それから2年後、容疑者の無罪を引き出した担当弁護士と精神鑑定を務めた医師が何者かによって殺される。警視庁と神奈川県警の合同捜査本部は、通り魔事件の被害者遺族たちの遺恨が絡んでいるとして捜査を進めていく。そんな中、敏腕検視官の倉石(内野聖陽)は、死亡推定時刻に関する疑問点を理由に犯人は別の人物ではないかと推察する。合同捜査本部の方針とは違った独自の捜査を展開し、事件の裏側に隠された思いも寄らぬ真相にたどり着く。(シネマトゥデイ

冒頭の通り魔殺人のシーンは映像が直接的かつ説明的で違和感が残りましたが、以降はじっくり見入る事ができました。倉石の「俺のとは違うなぁ…」の名台詞が劇場予告と本編で異なっていた為(劇場予告は台詞やシーンを入替えて効果的に編集される事が多々ある)驚きましたが、上質なミステリー作品でした。今年の邦画作品では『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』と甲乙付け難い出来でした。

本作では検視官・倉石の体調も物語のキーとなっており、作品の冒頭で絶命した?かの様なシーンがあるんですが、結局真相には触れられないまま幕。終演後に後方から「これでTVドラマに繋がるんじゃない?」なんて身も蓋もない声が聞こえてきましたが、確かに続編については「わたし、気になります!(c)千反田」ですね(笑)。
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