NONSENSE/DAILY
2011年6月25日(土)
『アンダルシア 女神の報復』
贔屓のシネコンではシアターを2つ占有する程の力の入れ様でした(・ω・)。
ただ、上映スケジュールの関係で小さい方のシアターで鑑賞したんですが…初日にしてはやや客入りが微妙だった気がしなくもなかったです。上映時間が2時間超えで終演が23時50分頃だったのも、電車利用者には厳しかったかな?

ストーリー:スペインとフランスに挟まれた小国アンドラで、日本人投資家の殺人事件が起こり、パリにいた外交官・黒田康作(織田裕二)が調査に乗り出した。しかし、遺体の第一発見者、銀行員の新藤結花(黒木メイサ)は何者かに狙われ、インターポール捜査官の神足誠(伊藤英明)は捜査情報を隠そうとする。そんな中、黒田に最大の危機が訪れ……。(シネマトゥデイ

前作『アマルフィ 女神の報酬』と同様、作品の全体的な印象は上々。要らない子(爆)だったTVドラマ「外交官 黒田康作」を経ての劇場版2作目ですが、前作の様に大使館占なんてぶっ飛んだ展開はないものの地味に良く出来たサスペンスで、2時間越えの上映時間もあっという間でした。最後の黒田と神足の芝居だけはうぅ〜んってなっちゃいましたが。

惜しむらくは…あくまで個人的な感想ですが、黒木メイサさん,伊藤英明さんの俳優としての力不足。折角のサスペンス作品、前作での天海祐希さん,佐藤浩市さん並ぶぐらいの実力派を起用して欲しかったなと思いました。あと、キャスティングを劇場版前作に準じるなら黒田の上司役、鹿賀丈史さんの役どころは中井貴一さんが演じるべきなのに、TVドラマ版に準じるとは。そういった意味でもTVドラマ版は要らない子でした(爆)。

上映の前に『コクリコ坂から』の劇場予告が流れていたんですが…芸能人満載の出演に唖然。そして、それが売りであるかの様な劇場予告。ジブリ作品の悪しき伝統とはいえ、○○○○○の様なモデル上がりの大根(芸能界デビューは映画俳優の様ですが)を起用するくらいなら声優の中から宝石を見つけようと思わないんでしょうかね?それが叶わないくらい声優業界って寂れちゃったんでしょうか。急激に鑑賞意欲が失せました。もういい年だし、ジブリ離れするには良い機会かな(苦笑)。
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