NONSENSE/DAILY
2008年8月30日(土)
『20世紀少年』
ダブルヘッダー1本目はロードショー(爆)。
本作は浦沢直樹先生原作の同タイトル作品を、堤幸彦監督が全3部作で劇場作品化するその第1弾です。原作を読んでいないので予備知識が殆ど無い状態だったんですが、過去にTVアニメで見た浦沢直樹先生原作の「MONSTER」はストーリーが凄く面白かったので、きっと「20世紀少年」も面白いに違いないと思い観てきました。

実家でコンビにを経営するケンヂ(唐沢寿明)は、小学校時代の同窓会で旧友等(香川照之 他)から「ともだち」と呼ばれる教祖が率いるカルト教団の噂と、ケンヂが子供の頃に書いた"よげんの書"にそっくりな怪事件が起きているという話を聞かされたが、覚えていないと気にはしなかった。その翌日、同窓会に参加していなかった旧友・ドンキー(生瀬勝久)が投身自殺で亡くなった事を知ったケンヂは、ドンキーから自分宛に生前送られてた思われる手紙を見つける…。

個人的に堤幸彦監督といえば『TRICK劇場版2』,『大帝の剣』といった娯楽作品をイメージするんですが、本作も堤監督らしい娯楽作品で(…芝居のできない芸能人をチョイ役で多用する雰囲気ぶち壊しも健在)、観ていた飽きない作品ではあったんですが、原作を知らない身としては物語がどんどん進むので情報の整理に追われた感は否めません。邦画としては長い140分の上映時間も、3部作で完結させる為に必要な情報を詰込んだ結果なんでしょう。後、誌面では緊張感あるシーンでも映像にすると間抜けな事も多々あるのでその辺はもっと手を入れて欲しかったですね。コンビに押寄せる信者、あれはアイドルに群がる秋葉系にしか見えませんよ(爆)。

とりあえず第2弾も観に行く予定ですが、やっぱり原作を読んでおいた方が楽しめそうな気はします。原作にも興味が沸いたので大人買いしたいところですが…全24冊買い揃えるのは一寸厳しい。漫画喫茶デビューかなぁ(爆)。
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