NONSENSE/DAILY
2008年1月12日(土)
『SS』
今回も何時ものシネコンではなく、シネマート六本木のレイトショーで観てきました。
原作のコミックは全巻揃えている大好きな作品なので、劇場作品化を知った時から公開を楽しみにしていたんですが、まさかマイナーシアター扱いの作品だったとは。休日出勤で四ツ谷に出てきているところ、六本木に上映館があったのは好都合だったんですが、六本木を歩くのは初めてだったので緊張しました(外人多過ぎ)。

倒産寸前の西山モータースで働くダイブツ(哀川翔)は、ボーナスとして社長(ミッキー・カーチス)から幻のGr.Bマシン「三菱・スタリオンWRC」を譲受ける。スタリオンで走りだしたダイブツは、峠の走り屋達のタイムアタックで正体を明かさずにトップタイムを記録するが、ラリードライバー時代のパートナーで今は自動車評論家の栗原(遠藤憲一)はスタリオンドライバーがダイブツだと気付く…。

今日、初めて映画館の貸切を経験しました(核爆)。件の劇場は通りから少し入った奥まった場所にあり、上映開始40分前でも後ろ寄りセンターの席が買えた時点で客は少ないだろうなと思っていましたが、まさか独りで観る事になるとは。しかも割引のレイトショー・。なんか劇場に対して申し訳ない気持ちで一杯でした(苦笑)。ただ、始終空調がカタカタ鳴っていたのは改善して頂きたいポイントではありますが。

作品の感想は、一部を除いて概ね原作のキャラクターと俳優のイメージが近かった事もあり、一部を除いて違和感無く観る事ができました。原作は同じ走り屋を描いた作品でも「頭文字○」とは異なり、バトル(タイムアタック)シーンよりも登場人物の心理、内面の変化といった描写が印象的な作品なんですが、その点では及第点かなと。但し、峠の走行シーンは最低でした(爆)。CGを使わない迫力の映像が作品の売りだった様ですが、だったらもう少し編集技術でなんとかして欲しかった…。最低でもガレージ内のスタリオン(本物)と走行シーンのスタリオン(レプリカ)のエクステリアぐらい揃えてくれないと、こっちは粗探しが商売なんだから(笑)。新春一本目の作品としては、と言うよりも大好きな作品の劇場作品化としては残念な結果でした(ノ▽`)。
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