パソコンを組み上げたら、今度はソフトDVDプレーヤーの吟味です。
どのソフトを使うのか?
ソフトのデコード能力が、DVDの動画再生の品位を決めるのですから、その選択が大きなカギとなります。また、ビデオカードチップの再生支援機能というものに対応したソフトであれば、動画処理にマシンパワーが足りなくても補うことが出来るようです(もっとも、私が使うことにしたG450というビデオカードでは、再生支援機能がサポートされていないようですが)。
現在のところ、この分野でシェアを大きく獲得しているのは「WinDVD」と「PowerDVD」の2大ソフト。
「WinDVD」は前バージョンである「2000」がサウンドカードに添付されてきていたことから、こちらで画質等のチェックをすることにします。
もう一方の「PowerDVD」ですが、こちらはウェブサイトから体験版をダウンロードしてきて試してみることにしました。
事前調査によると、「WinDVD」の方が画質は優れているらしいということでしたが、果たして?
パソコンをプロジェクターにつなぎ、画面の解像度をプロジェクターの液晶パネルと同じ800×600にあわせ、それから両方のソフトをインストールして数本の映画の映像を見比べてみました。
……あんまり、違いはないような……(苦笑)。
どうやら、お互いがしのぎを削って開発した結果、画質という点ではかなりの拮抗を見せるようになってきているようですね。
ただ、テストソースとしたDVDによっては違いが明らかになる場合もありました。総合的に見ると、私の環境下では画像の美しさではやはり「WinDVD」、機能と調整のやりやすさでは「PowerDVD」といったところでしょうか。
ただし、これはソフトやパソコンパーツの相性があるようで、一概に言えないところではありますが。
さて、どちらのソフトが良いか?
迷った末、画質という点で「WinDVD」を選択し、バージョンアップの意味合いを込めて最新バージョンの「WinDVD」を購入することにしました。購入したのは「WinDVD ARENA」というパッケージ(購入価格4,980円)。リモコンがついてくるということが決め手でしたね(笑)。
準備が整ったら、本格的なマシンの初期設定に入ります。まずハードディスクをフォーマットし、Windowsをインストール。この際、不要なアクセサリやソフト類を一切入れないように気をつけます(何が動作不安定の原因になるか分かりませんからね)。
さらにBIOSやOSの設定でパワーマネジメントを全てオフにし、レジストリをいじってDVD−ROMのキャッシュを最大に割り当てる作業、及びDirectXの最新バージョンと各種ドライバの最新バージョンをインストールする作業をします。
それから「WinDVD」をインストール。
これで、やっとパソコンでDVDを鑑賞する環境が整ったことになります。
さぁ、お楽しみはこれからです。
こちらが完成したDVD−PC。
無印です。エンブレム募集中(笑)!