Nゲージの小型レイアウト製作記(3)

完成したNの小型レイアウトの紹介(その2)です


レイアウト各部の情景を主に、写真をまじえて説明します。

●農家の周辺
「わらぶき農家」はTomix製で、着色しています。一旦、普通に着色し、乾いてから薄く溶いた塗料を再度塗っています。
白壁の部分は土壁の雰囲気を出すために茶系の色をまだらに着色しました。
トラックは駅の駐車場のものと同じで色違いです。そのままでは、黄色が派手なので、薄いつや消しグレーを筆塗りしています。また、タイヤ、ホイールともに黒かったので、ホイール部分はグレーに塗ってあります。
農家の前の垣根は「フォーリッジクラスター」をちぎってそのまま貼っただけのものです。
トラックの背後に見える大木は、「ファインリーフフォーリッジ」(ウッドランドシーニックス社)に付属していたプラスチック製の幹で製作したものです。結構な樹齢になるケヤキの雰囲気が出ていて、農家の側らにはぴったりの素材です。

●農家の横の畑、農夫、松の木
「わらぶき農家」横の畑は、発泡スチロールに付属していた段ボール紙をカットしたものをベースにしました。畑は自家農園で、本業ではないので大ざっぱな感じです。
農夫の人形は、実は鉄道作業員なのですが、農作業をする人に見えたのでそのまま置いてしまいました。
農夫の奥に見える小さな樹は「ファインリーフフォーリッジ」(ウッドランドシーニックス社)をそのまま植えたものです。これは、少し離れて見ると松ぼっくりのついた松の様に見えるのです。
私はノッホ等の欧州系のものよりも、USAの素材の方が、色調に落ち着きがあって好きです。

●農家の前を行く自転車
これは、「自転車に乗った若人」(KATO)です。後から追加しました。
Tomixのものはタイヤが太めでちょっとなあと思ったのでKATOにしました。KATOのものはPreiserですが、自転車に限ってはTomixのものは国産の様に思います。色は買ったままの状態で何もしていません。接着は、普通の合成ゴム系接着剤、GPクリアーで着けました。
こんなもの一つで、その周辺の雰囲気全体がグッと変わるから不思議です。


●石垣と看板
ホーム対面の石垣はGMのものを適当にカットしたものです。トンネルポータルと同様に、所々にプラスターをすり込んであります。土砂が雨で流れて石垣が汚れたような感じにするためです。
看板の骨組みは、Tomixのプラットホームに付属していたものです。
看板の広告はパロディの自作品です。パソコンで製作し、インクジェットプリンターで写真用の高画質紙にプリントした後でカットしました。最初、経年変化での染料インクの退色が気になって迷いましたが、実物は色あせた看板もよく見かけますし、かえって退色したほうが雰囲気も出るかも知れません。退色してダメになったら貼り替えればすむ話ですね。

●パロディで作った看板いろいろ
御近所の友人のお名前を拝借しました。



こちらも、友達と、家族の名前をもじっています。
看板のデザインなど家族と一緒に考えたりすると面白がって参加してくれたりして、こういう工夫はサラリーマンの取り組むジオラマ鉄道模型ではちょっとしたTipsです。



同じくです。看板はプラスチックの白ですが、木を白に塗装したような雰囲気にするためアクリルの「フラットアース」を薄めたものを適当に塗ってあります。まだらに塗ってあって看板の汚れのつもりです。
地面のフワフワした感じの草は「ポリファイバー」(ウッドランドシーニックス社)です。
この看板の文字は、Web上でキッチリ読めるとお名前をお借りした先方の奥様に問いつめられそうなので、半ボケでいい具合にして掲載しています。


●踏み切りからの眺め
踏み切りから駅舎をながめたところです。実は、このレイアウトの情景でいちばんこだわった眺めです。
後に鉄道官舎を使った家が建ち、火の見やぐらも建ち、自転車に乗った人や小学生も現れて、現状は少し違った眺めになっています。
この手間の踏切を、エンジン音を響かせた気動車がゆっくりと通過していきます。


●駅のポイント付近
駅構内のポイント周辺。
これは遠くてわかりませんが、TomixでなくてKATOのDE10です。なかなか上手く走ってくれないじゃじゃ馬です。何かいい方法ありませんでしょうか...。


●駅のDE10
DE10(Tomix、2208)です。塗装はオリジナルのままですが、このDE10は購入直後から集電が悪く、走行がぎくしゃくしていました。台車を外して集電をしているバネを調整し、スローも効くようになりました。
なかなか重厚な走りで、スプリングウォームの音が大きいのですが、ちょうどそれがエンジンのように響いて、よい雰囲気です。

DE10の調整についてはこちらで紹介しています
DE10の小さなムービ(約6sec) のダウンロード(728kB)


●駅の乗客
ホームの乗客を後ろから撮影。乗客は全く手を入れていません。コートのブルーの塗装が少しかすれていますので、着色したほうが良かったのですが、こんなに小さいと難しそうなのであきらめました。
バックの客車は30系客車(KATO)です。
右側に見える看板の柱は、元は白色のプラスチックです。着色した後、半乾きの状態で軽くティッシュで拭いて塗料を落とし、まだらにしています。


●民家の看板
郊外では民家の壁にこのような看板を見かけますのでつけてみました。
この看板は自作です。実際にこのように取り付けられていた実物をデジカメで撮影し、適当に画像処理(彩度を低下)後、縮小してインクジェットプリンターで印刷したものです。前の看板と同様に表面がつるつるの写真用用紙に印刷後切り抜いています。この手法は看板造りなどに結構使えますよ。
なお、この民家は「鉄道官舎」(KATO)を組立て着色したもので、「わらぶき農家」の向かいに配置しています。着色が雑ですが離れて見るとかえって良かったりします。


●火の見やぐら
空き地に火の見やぐらを設置しました。GMのキットです。シャッターの前が土の地面のままなので後日舗装をしてガードレールも一部撤去しないといけません。とてもいいポイントになって手前を走る気動車にもよくマッチします。
駐車禁止の標識も自作のものです。どういうわけか市販のものは線が太くオーバースケールに見えますので自作しました。写真用光沢紙にインクジェットプリンタで印刷した標識を、白色に塗装した0.5mmφの真鍮線に接着してあります。
苦労するのは大きさで、実物を目測で測って1/150します。プリントアウトしないと正確な大きさがわからず、5通りほどの大きさを一気に作ってプリントし、ちょうどいい大きさのものだけを使いました。

 出来は良くないですが、
 私の作った標識のファイル(PDF形式)
 を置いておきます。
 これくらいの小ささになると樹脂ベースの写真用光沢紙にプリントしないと使い物になりませんので気をつけてください。

●通学する小学生
午後の下校中の小学生を2人。レイアウト上には小学校はなく、おそらく彼らの帰る家もありません。でも、近くにそれらがあることを想像するには、この風景だけで十分です。不自然さはありません。
この2人も、近くを走るDLや気動車の有効な盛り立て役になっています。
それにしても、子供のいる風景というのは、なんともいいものですねえ。


*写真は全てデジカメ(Nikon CoolPix950、CoolPix SQ)で、室内の蛍光灯下で撮影しています。


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