BOB FLORENCE THE LIMITED EDITION


 ピアニストであるボブ・フローレンスのビッグバンドです。ボブ・フローレンスは,ピアニストとしてももちろんのことアレンジャーとしての評価も非常に高い方です。色々なバンドにアレンジャーとして名前が出てきます。モダンなハーモニーと伝統的なアレンジで非常にかっこいいです。「伝統的」というのはメロディーラインが明確で非常に親しみやすいということです。ハーモニーは非常にモダンです。特にサックスセクションは6人編成でバリトンサックスが2人います。フルート,クラリネットによるいわゆる木管アンサンブルではなんと,バスクラリネットだけではなく,コントラアルトクラリネットという普通の人はなかなかお目にかかれない楽器まで使用されています。そのサウンドは低音が充実した非常に豊かなサウンドを生み出しています。
 曲はスタンダードからオリジナルまで様々な曲がありますが,どの曲もすばらしいアレンジでかっこいいです。ちょっとソロが長く1曲が長いのでちょっと取っ付きにくいところもあります(^^;。また,アマチュアビッグバンドでやる時にはこのサックスが6人編成で木管アンサンブルがあるために中々チャレンジしにくいところがあります。僕の参加しているWestWindsJazzOrch.ではMagic Timeという曲にチャレンジしました。なんと,コントラアルトクラリネットまで購入した人がいるのです。笑ってしまいました。しかし,やっぱりそのサウンドは奥深くよかったですよ〜〜。是非興味のある方はコントラアルトクラリネットの購入をおすすめします。かなりの高額ですが。

STATE OF THE ART

1.JUST FRIENDS
2.MOONLIGHT SERENADE
3.SILKY
4.THE CRUNCH
5.STELLA BY STARLIGHT
6.ALL THE THINGS YOU ARE
7.MR.PADDINGTON
8.BBC
9.AULD LANG SYNE
スタンダードとオリジナルが半々のアルバムです。どの曲もさすがのアレンジでかっこいいです。4ビートにこだわらず,様々なリズムでアレンジされています。9曲目は「螢の光」です。こうして聴くとずいぶん雰囲気が違うもんですね。

FUNUPSMANSHIP

1.SLIMEHOUSE
2.FUNUPSMANSHIP
3.THE CATS' WALTZES:(BLUES EOR SQATSI,BLUES FOR YNA YNA)
4.COME RAIN OR COME SHINE
5.LEICESTER(LESTER) LEAPS IN
6.LESTER LEFT TOWN
7.MOONBOWS
8.THE TAILOR
9.ALL BLUES
ロサンジェルスにおけるクラブでのライブアルバムです。ピアノソロから始める1曲目は突然のホーンセクションのシャウトに驚かされます。CDウォークマンで聴いているときに,ピアノソロが小さいのでボリュームを上げたらホーンセクションのシャウトにやっつけられました。6曲目がいいです。

EARTH

 今,手元に無くて細かいことは分かりませんが,これも意欲作で組曲が入ってます。グラミー賞にノミネートされました。残念ながらベイシー楽団の『カウント・プレイズ・デューク』がウィナーとなり無念の敗退となったアルバムです。

Serendipity 18

1.Serendipity 18
2.Sugar
3.Tres Palabras
4.Now Playing
5.Bimbosity
6.Evelyn
3 E-Motions (suit)
7.part1
8.part2
9.part3
 第42回グラミー賞に輝いたです。僕の持っているボブフローレンスのアルバム中唯一の日本発売版です(他にもあるのでしょうが僕は持ってないのです)。このアルバムでも組曲があります。1曲目はいきなりテナーサックスのソロからはじまり全員によるテーマが入ります。ハーモニーだけでは無く曲の構成,リズム,カラー,いずれもまさにモダンで斬新なアイディアに溢れています。もちろんモダンといっても「ぴぎゃーぽろぴーぴぽっぽぶっ」みたいなフリージャズ的なビッグバンドサウンドではありません。

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