燃えよペン 島本和彦


熱く燃える熱血マンガ家”炎尾 燃”の漫画家としての生き様を描いたとっても熱い作品です。
効果線を描く為に愛車であるバイクを燃やし、アシスタントをやってくれている恋人にリテイクをだしまくりふられながらも熱いマンガを書き続ける姿には感動しちゃいます。。。。
また本の中程には島本先生自ら出演の実写版まで収録されているんで、やっぱし島本先生は”炎尾燃”のような人なんだなぁって思っちゃいます。。。
ちなみに島本先生に去年(’99)の冬に初めてお会いして人当たりのいい優しそうな印象を受けました。
でもやはり作品を読んだりお話したりしていると、やはり熱い人だなぁと思いました。。。
また、マンガの書き方の熱血指南としていかに、心の底から熱いマンガを描くにはどうゆう気持ちで描かなくてはいけないのかなどの心意気や、起承転結と人間としてのレベルとの関連性そしてラストシーンの問題が描かれていてまんが描こうっていう人には是非とも読んでもらいたいです(^_^)

最近出た(’99冬コミ発行)同人誌版ではマンガ力を付ける為の熱血指南をやってました。。。
そこで「燃えよペン同人誌」も紹介・・・
タイトルは・・・”燃えよペン マンガ力指南編”
ある雨の日アシスタントからアシの書いた作品を渡され、その作品に対して一生懸命言葉を選びながらも、面白くないマンガとの評価を下してしまう炎尾燃。。。。。
アシスタント達は炎尾にどうすればマンガを面白くすることが出来るかを問う。
そして基本的な部分での問題として”マンガ力”のが足りないのではと言う結論を・・・・
そのマンガ力とはどうすれば付ける事が出来るのか?
その答えとして炎尾燃は禁断の手法をアシスタントに伝える。。。またその手法に対する4つの注意も・・・・
その難しい4つの注意を必ず守らなくてはやってはならない禁断の手法とは・・・パロディ漫画を描く事!!
パロディ漫画を描くにあたって2つのステップを置き、その中で炎尾燃みずから何作品ものパロディ漫画を描き7つのギャグを指南しています。しかしパロディ漫画は禁断の手法らしくマンガ力を付けても何かの拍子でパロディへチャンネルが変わってしまうそうです。。。
そのパロディ漫画を描き漫画力を付けた最終系のパロディ漫画とは・・・原作よりも面白いパロディを描く事!!
炎尾燃もチャンネルが切り替わってしまったのか最後のシーンでなんだか仕事以外の原稿を描いてます(^_^)

僕としては個人的に島本先生のパロディ漫画の同人誌を是非とも読みたいですねぇ〜

続編っていうのかわからないけど、「吼えよペン」っていうのが最近でてます。。。
同人誌も続いているみたいです。。。