インド三国志 陳舜臣

ムガル帝国と、マラータ族と、東インド会社の3つの勢力の争い描いた小説!
ムガル帝国(スンニー派)とマラータ族(ヒンズー教)とはちゃんと争いが書かれているんだけど、この小説(なんか未完で終わってるらしい…)であ、東インド会社との争いは最後の終章兼序章に出てくるだけ。。。
歴史教科書よりは勉強になる程度の要点だけが書かれている。。。
この小説は、タイトルに引かれて買ったしまったんだけれども、さすがは陳舜臣!当時のインドの複雑な社会情勢、文化、そしてムガル帝国の内情とそれをめぐる国際情勢などをそれなりに詳しく書きつつ登場人物が生き生きとかかれてます。。。
問題は・・・名前が覚えにくいのと本来はこのあと色々と話が続いて続巻が出るはずなのに、1巻である本書しか発行されていないことです。。
これからこの登場人物たちが争い、どんなことを話すのかとっても気になるんですが・・・・
是非とも続きを書いて、出版してください。絶対に買いますから。。。。