ブラッディエンジェルズ みず谷なおき


1999年に亡くなられたみず谷なおき先生のサンデー増刊号で連載された作品です。
以前紹介した”人類ネコ科”が終了した翌月から1年間の一話完結方式での連載です。

さて内容ですが、西湘署の交通課の新米婦警さん”始末書と生傷が絶えない・高御堂聖”と”泣き虫・内海夕紀”の超過激コンビを中心に巻き起こるどたばたコメディーです!
どこが過激かと言うと、暴走族を止めるために暴走族のヘッドの車にミニパトで体当たり!!
いったい連載中の1年間だけで何台のミニパトをお釈迦にしたんだろうか・・・
途中でミニパトの車種ミニクーパーに変わってるし。。。。
そして、過激な行動をしつつも、だんだんとラブコメが入ってきて変則的な4角関係に・・・・・

また、一話完結方式をとっているので、シリアスな回あり、ギャグ満載の回ありで読んでいる側を飽きさせずに最終話迄一気に読ませてしまいます。
それでいながら、その全然違う雰囲気の回を続けて読んでも違和感なく読んでいける作品です。

ちなみに舞台はネコ科と同じ西湘です。
みず谷先生は西湘という地名にとっても愛着が有ったんでしょう。きっと。。。(なんといっても投稿していたときから出てきますからねぇ西湘という名前は・・・)
みず谷先生が弟子入りしていた望月先生の”かえるプロ”がそっちの方に有ったとのことですが・・・・

そして、ネコ科とほぼ同じ時期。。。ってことは、やっぱりネコ科に出てきた不良さんも出てきます!
そして、夕紀に恋する長ラン少年・上社兵衛に挑戦しますが、兵衛の方は「東のコマンドー」として「西のランボー」守ーなんとかと戦いたいだけ・・・結局、修一郎の時と同じようにあっという間にコテンパンにやられます。
そうそう出てくるといえば、最後の2話にあのシナモンも出てきます!!(シナモンがわからない方は”人類ネコ科”ワイド版をかってみましょう!)

ブラッディエンジェルズはサンデーコミックスで全2巻。SV版では「短編集」をあわせて全2巻が出版されてます。
ちなみに僕はこの間の原画展で初めてSV版を見ました(笑)
現在は両方とも絶版とのことですが、サンデーコミックスの方は結構古本屋で見かけます。。。
でも、人類ネコ科のように是非ともワイド版で再出版して貰いたいものです。。。