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Ryuichi Sakamoto Video Chat

途中参加なうえに特別に印象深かったわけでもないので、『what's new』の『note』にちょこっと報告して適当に済ましておこうと思って書いてたら、中途半端に長くなってしまったので、こっちに移植。従って『Video Chat』についての詳報ではないことを予め了解されたい。
とりあえず、インターネットの仕掛け人の面目躍如、インターネットに関することならなんでもやってみよう、といったノリの教授としては、今回の『Video Chat』出演もそこそこエポックメーキングな出来事だったろうと思う。

ともかく最近のsiteSakamotoはよくわからない(^^;; what's newの日本語版はなくなっちゃって、インターネットの公用語ともいうべき英語のページだけになってるは、なぜか『RAW LIFE』リリースの情報はないは(ついでに相変わらずweaの解説ページの漢字は間違ったまま、人のこと全然言えないけど(笑))、しかしながら99年の坂本龍一の実質的な音楽活動の根幹は日本に始まって、日本に終わるというわけで、Available only in Japaneseが並ぶ結果になっている。(来年の教授は、どうなのかな?) この状況では、日本人一般の日常的な音楽生活を送っていては、坂本龍一の情報に触れる機会はなかなかないだろうと思う。変則的な情報収集の労を厭わないコアな支持層でもなければ、彼の音楽活動の全貌を知ることは難しい。教授ってマジで売れようって気がないんだなぁ〜と思わざるを得ない。ほとんど、やりたいことをいきあたりばったりでやってる感じ(TT) もうなんか晩年のピカソ的な天衣無縫のわがままみたい・・・・・

『Video Chat』出演のアナウンスも唐突だった。(とりあえず、siteSakamotoは毎日チェックしている。) 実は僕はそれが初めなんのことやらよくわからなかった。chat自体、もう1年近くやってない。無論、siteSakamotoには行き届いた親切な説明なんかないさ、フッ(--; 今や超高度情報化社会、必要な情報はインターネット駆使して、自分で探せ、ってなもん。で、siteSakamotoからsonicnetやYahoo!に跳ぶも、『Video Chat』についての説明は見つからず。検索したら、いかがわしいエロサイトの有料Video Chatに行き着く始末。思わずtopページの刺激的なフレーズにくぎ付けになりかけつつも、なんとか理性を取り戻して検索再開。要領を得ない。仕方なくsonicnetに問い合わせのメールを送信する。siteSakamotoなんかにゃー問い合わせない。だって、あそこにメールを送ることは、無人島に手紙を出すようなもの(笑) これまでの経験上Yahoo! USAのサポートは迅速さに欠けるし。 

一方sonicnetさん、客商売の鏡というべきか、1日を待たず4.5時間経過した時点でメールチェックしたら、丁寧な説明が記されたメールが返信されてきた。妙に感心した。思わず好感度UP!(笑) John Hughesさんありがとう!渡りに船とはこのこと、最後のgood luck!は胸に響いたよー、やっぱりメールのやりとりはこうでないとね。ところで、一体あなたは誰なんだ?その間、適当にプロフィールをデッチあげてYahoo! USAのIDを取得する。(←いつも思う。たかだか娯楽ページのIDを取るために、個人情報を軽々しく開示するバカがどこにいるか!と。)ahoaho_manで登録しようと試みるも、既に使われているとのこと、フフフ・・・・たぶんその人も同じことを考えていたのだろう(^^;; 諦めて極普通のHNで登録した。

東部標準時間にして18日PM9時、つまり日本時間では19日AM11頃、『Video Chat』が始まった。とは言え僕自身は、開始時間から20分前後遅れて、職場から繋げた。logを見ると、『energy flow』と『Tong Poo』を演奏したなどの発言がみられたが、定かではない。僕が繋げた頃には、既に質問タイムに入っていた。僕が見た感じ、システムとしては、sonicnetのスタジオにデスクを挟んで教授と進行役のにーちゃんが向きあっており、デスクにはノート型パソコンがあって、参加者はYahoo!のchat roomからAskすると、それが彼らのもとに届く。ノートのディスプレイには参加者が送信したAskが並んでおり、進行役のにーちゃんがそれ読み上げて(Askした人のHNも明かされる)、教授が応答、その模様をG2でリアルタイムで中継するという仕組み。(もちろん終始英語。ディスプレイは進行役の方を向いており、教授は覗かない。)

で、進行役か、その他のスタッフが選ぶAskの内容は、当たり障りのない軽いものばっかで、教授の回答も目新しいものはなかった。教授をフォローアップしてる人なら既に誰でも知ってるようなこと・・・・・例のご子息の件やら、マクロビオテックスはinterestingだとか、ブラームスのIntermezzoやグレン・グールド、エンニオ・モリコーネのなんとか(曲名は聞き取れなかった)が好きだとか、そういうの。内容的には、参加できなかったら、悔やまれるという類のもんじゃなかった。中継の間、参加者は専らG2の映像を観ることと、Askの送信に集中し、ひやかしの野次馬がchat roomに侵入してきては、jap!とか罵倒するというchatに有りがちな光景がみられたが、そこは、うまく出来ていてゲストはそうした猥雑さと無縁の場所にいる。ところで、参加者は、ほとんど日本人だったんじゃないかなぁー、海外赴任の人とか、ハーフとか言ってる人もいたけど、そんな印象・・・・・。

僕なんかも、この際だからと思って、少々ややこしい質問を5つほどAskしたら、sonicnetのスタッフが選んだのは『オフィシャル・サイトへファンが送ったメールは読んでいますか?』という一番ミーハーなやつ(笑) 教授の答えが・・・・・・

oftenにreadしてる、

だってさ、・・・・・ホントかね(^^;; でも、そういうのって一応は教授本人の口から確認したかったって人、結構いるよね?大事だよね、うん、うん。僕に限らずみんなすっきりしただろうなぁ〜、よくやったぞ、オレ!健気だぞ、オレ!(←必死の自己弁護・・・・) まあ、このイベントの言説の許容範囲がそういうレベルだった。中継時間は約50分程度。内容的には超軽くて、ネットの特質を活かして、著名人と制限的にインタラクティブかつリアルタイムでやりとりができる(ような気になる)エンターテイメントって感じ。新しいファン・サービス。向こうは余程寒いのか、スタジオ内でも教授は厚着でした。赤系統の毛糸のセーターに毛糸の帽子(ラッパーぽいやつ)を着用。

しかし、今回ID取得のついでに、じっくり探索してみたけど、本家のYahoo!ってコンテンツの量が日本版とはケタはずれで、えらく選択肢が多い。my yahooも、そんなのいらないだろう?的なオプションがたくさんある。躊躇せずにバンバン拡大していく感じ。日本的な発想だと、そんなに選択肢があっちゃーすたれるコンテンツも多かろうにって気がするけど、誰かしらいる。日本語圏のインターネットだって、なかなか自律分散かなと思ってたけど、広いようで、やっぱり狭い。日本には定番といえるようなものが存在するけど、向こうは技術のみならずサイバー社会的にも、まさに自律分散なんじゃないかな。もちろん資本的な強弱はあるだろう。

とにかくあっちは人が多いよ。世界中から集まってくるし・・・・・これは単なる僕の印象に過ぎないんだけど、Yahoo! USAみたいな大手ポータル・サイトって、むしろ外人ユーザーの方が多いんじゃなかろうか?試しに久々にchatやったら、片言英語の人が多くて、どこから来たのか質問すると、ヨーロッパや南アメリカだったりすることが多い。僕なんかは英語力が貧困だから、ちょうどいいんだけど、英語がネイティブ・ランゲージの人達はあれでは物足りないと思う。それにしても、インターネットについての認識を新たにしないといけないな、と痛感したのは事実で、いつの間にか、僕自身、「日本語圏インターネット = インターネットの全体像」と捉えていたふしがあるように思う。とりあえずインターネットと英語のコンビは今のところ最強か?

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