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よっつめのゴミ ケセランパサラン


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1992/05
新しく入ったバイト先でしーちゃんと運命の出会い。
1993〜1994頃(はっきり覚えてない)
しーちゃんからケセランパサランについて調べて欲しいとの依頼を受ける。
まず、しーちゃんから与えられた情報は
  • 中心に種のようなものがあり、そこから白い毛が円心状に生えている。
  • 直径5センチくらい。
  • 風に乗ってフワフワ飛んでいる。
  • たんぽぽの種に似ているが、もっと毛が密集している感じ。
  • 中心の種のような部分をプチッとつぶすとこの生き物は死ぬ。
  • おしろいを食べて生きる。
  • 小学生の頃、お兄ちゃんの友達のオグラ君は靴箱の中におしろいを入れて1匹のケセランパサランを飼っていたら、ある日2匹に増えたと言っていた。
この時点で僕は、“まっくろくろすけ”のようなものじゃないかと考える。

その後、数少ない友人に手当たりしだい聞いてみたところ、たったひとり東京出身の友達がかすかに記憶がある、と教えてくれた追加情報は

  • 当時(1982年頃?)は話題になっていて、TVや雑誌でもとりあげられていた
すっかり忘れたりたまに思い出したりしながら数年が過ぎる・・・

1996/0?

インターネットをはじめたての頃、「Yahoo! JAPAN」で「ケセランパサラン」を検索。この頃はまだ他のサーチエンジを知らないので、もちろんヒットなし・・・。

そしてまた記憶の隅に追いやれる・・・。

1997/09
ホームページを立ち上げて間もない頃、ふとケセランパサランのことを思い出して、ネットで知り合った人たち25人にメールで問い合わせてみる。10人から返事をもらって、そのうち「聞いたことがある」という人が5人。ここで得た新情報は
  • 水木しげるの妖怪図鑑(事典かもしれない)に載っている。分かりやすい解説がついているはず。
  • これまで東京出身の友達からの情報しかなかったけど、兵庫・大阪・京都・山梨・出身者にも、知っている人がいた。
  • レベッカの歌のタイトルに「ケセランパサラン」というのがある。

さっそく「紀伊国屋書店インターネットブックウェブ」で、妖怪図鑑を検索。「水木しげるの妖怪図鑑」と「水木しげるの妖怪事典」がどちらも上下巻で発行されていることがわかるが、「〜事典」の方は各2500円もするので注文見送り。「〜図鑑」の2冊を注文。でも発行が古くて取り寄せ不可・・・。

10こくらいのサーチエンジンで、「ケセランパサラン」を検索。膨大な数がヒットするが、ほとんどは化粧品メーカーについての内容ばかり。
日テレの番組「特命リサーチ200X」のサイトで調査依頼をしている人が2人(リサーチ依頼vol.39vol.51)いるが、この時点で8000件以上が未調査となっていて、解決の見通しまったくなし。
日記をアップしているページの中に「ケセランパサランのような雪」という表現を使っているとこの作者と、詩のタイトルに「ケセランパサラン」とつけているとこの作者に問い合わせメールを出してみるが返事なし。
唯一情報らしい情報は

やっぱり妖怪か?
1997/10
まったく進展がないので、もう一度10こくらいのサーチエンジンで検索やりなおし。あきらめかけた頃に、やっと goma さんのページ「Goma de Pon」のケセランパサランについてのエッセイにたどり着く。あまりのうれしさに、「ケセランパサランについて書いている人がいてうれしい」と、なんだかよくわからないメールを出してしまう。ところが、goma さんから丁寧なお返事メールをいただいて、新たな情報が!

  • イメージに一番近いのは耳掻きの後ろについている「ボンボン」。大きいものだと女の人の拳大位はあったと記憶している。もうちょっと密度が薄くて、バラバラになってしまいそうな危うさを持っていた。(最初のしーちゃんの情報と合わせると、「毛の密度が、タンポポの綿毛よりは濃く、耳掻きの後ろについているボンボンよりは薄い、というところか。)
  • 昔「少年マガジン」に妖怪の一種として紹介されたことがあるという情報を得た。
  • ふうせん草のタネが良く似ているという話や、琵琶の木の綿毛説もあるらしい。
だいぶイメージも湧いてきたところで、本屋に行って植物図鑑を調べるが、ふうせん草のタネ(タネどころかふうせん草自体みつからない)も琵琶の木の綿毛も載っていない。
またまたサーチエンジンで「ふうせん草」「琵琶の木」を検索するがこれといった手がかりなし。「Yahoo! JAPAN」で植物関連のところをたどっていき、「東北大・理・生物・植物生態学講座HomePage」にダメモトで問い合わせメールを出す。またまた丁寧な返事をいただき、なんと以前にも同じような問い合わせがあって、その時の返事メールとともに、調査結果がホームページにアップされているという。 残念なのはいろんなケセランパサランの写真をアップしているURLが雑誌「Border Land」の休刊とともに消滅していたこと。
さっそくおまきさんにメールを出してみると、消滅したページのコピーがハードディスク内に残っているかもしれないので探してみるとのお返事。期待して待つ間に、「ケランパサラン」でもういちど検索のやりなおし。
  • にへどんさんのサイト「Give Me Something To Eat」(現在は「NIHEDON's HomePage けさらんぱさらん」)を発見。ここではじめて、<それらしいもの>の写真を見ることができた。
この頃アンケートページをせっせと作成、アップ。
そしておまきさんから、消滅したページを見せてもらえた。許可を取ってないので公開はできないとのことで、こっそりと。
  • 植物性、動物性、鉱物性のケセランパサランの写真が数種類載っていた。
  • 情報の発信源はどうも山形らしい。山形県の2つの博物館に展示されているという。

1998/07
 解 決 !

ネセロ仲間の 納豆 さんがここを見て、探していた雑誌「Border Land」7月号を郵送してくれた。納豆さん、ありがとう。本当にありがとう。
雑誌の特集記事を読んで、僕の中ではイチオウ解決しました。ただ、記事をそのままここに掲載するわけにもいかないので、どんなかたちで解決編をアップしようか考えている。知らない方がワクワクすることもある。知ってしまうとつまらないこともある。謎は謎のままがいいのかもしれない。


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