はじめての すごい 原型(桐島カンナ編)−
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大手術
腰と脚の角度がおかしいので、一度脚を切断して角度を変更する手術をすることにしました。スカルピーはノコギリできれいに切断できるのでノコを使います。
カットする面に、3ミリ幅のマスキングテープを貼って、ガイドにします。
大手術
単に脚を切断するのではなく、マスキングテープを部分を輪切りにして抜き取るようにしました。というのは、切断して角度を変えて再接着すると脚の長さが変わってしまうからです。
それを防ぐため、今回は3ミリ抜き取ったところに3ミリ厚のプリモの板を挟み、角度を変える、という作戦にしました。切断したパーツ同士は2ミリのアルミ線で繋いでいます。
大手術
プリモとパーツの間にリキッドスカルピーを塗って繋ぎにしています。余分なプリモを取り除いて表面をきれいにして、焼き込んでやれば手術は完了です。
脚のラインの修正
焼き上がったところで、脚を削ってラインの修正をしています。今まで膝頭が行方不明だったので位置をはっきりさせました。
また、それに伴ってスネを削り込んでいます。ヒザを作ったことにより、脚のラインの欠点も見えてきました。これまではモモからスネまでがほぼ直線で繋がっていまして「棒のような脚」になっていたのです。
スネは、ヒザの下から弓のようなラインで足首まで伸びていて、感覚的には膝頭の裏側から生えているような感じになるのです。ということで、弁慶の泣き所を削り取っていったのですが、芯にしていたスーパースカルピーの層が露出してしまいました(^^;。
足の修正
お手本である紅蘭のパーツをよく観察しながらイマイチだった足を削り込んでいきました。ポイントは「足の形」でした。
右足だけ修正したのですが、足の裏から見るとその違いがはっきりわかります。足は、かかとにかけて幅が絞り込まれています。
ここに気付いていませんでした。で、それをヒントに足の幅を修正したら足首もできてようやく足らしくなりました♪
上半身作り直し
上半身がおかしいのですが、修正するよりは作り直した方が早いと思いまして作り直すことにしました。最初に芯を板にして作ったのが間違いの元だったようです。
なので、今度は初めから上体の形を考えながら芯を作っていきます。
スーパースカルピーで芯を作ります。ポイントとして考えたのは、首−鎖骨−肩で三角形を作ること。肩の位置は中心線よりやや後方になること。背中からうなじのラインを作ること。でした。
上半身作り直し
芯ができたら、表面にプリモを盛っていきます。大きさをすでに作ってある下半身に合わせて、基礎となる上半身を作っていきます。
世にも珍しい、ない乳のカンナができました(笑)
バランスのチェック
組んだ感じはこのようになりました。前の上半身よりも全体のバランスはよくなっていると思います。
ただ、下半身のボリュームと比べると上半身は少し貧弱かもしれません。