エヴァンジェリン− [to home] [to next]

3月7日
 原型第3弾は「魔法先生ネギま!」に登場する吸血鬼、エヴァンジェリンです。ネギま!はネタ探しで読み始めたようなものですが学園編はいいとして、主人公にまつわる魔法世界の話がなかなかおもしろく今では続刊が楽しみになっております。 エヴァンジェリンはコミックスの第3巻でクローズアップされ、1巻まるまるエヴァ編でした(笑)。立体のモチーフはエヴァ編となった第3巻のカバーイラストです。これがなかなかものすごい絵になっております(^^;。
 頭身は素立ちの絵から取りました。きちんとした資料がないので仕方ないです。エヴァちゃんは5頭身でした。身長は恵那とほぼ同じ130cmくらいなので1/8で約150mmちょっとといった感じになります。
 ストローに頭身をプロットしてゲージを作ります。書き込んだ印は、頭身目盛りと鎖骨・くびれ・股・ヒザ・くるぶしの位置です。くびれは2頭身の位置と同じになっていました。 で、ゲージを元に素体の芯を作っています。今回はポーズが特殊なので左脚はあらかじめ曲げた状態になっています。
 顔は例によってプリモ板を元になる絵に貼り付けて焼いてパーツの位置をプロットしています。その上にプリモを盛りつけて顔を作っています。今のところはまだラフのラフといった感じです(^^;。

3月8日
 ポーズに合わせて胴体にひねりを入れています。脚を取り付ける向きも元の絵に合わせて調整していきます。


3月8日
 ボディはまだ肉を盛っていない状態ですが、芯を使ってポージングを決めていきます。イラストから正確なポーズがいまいち読み取れないので色々と想像しながら3次元にしていきます。
 手足の方向が決まったら多少変化をつけて棒状の腕や脚をそれらしく味付けしていきます。腕は芯を太くしてしまったので削り出しで形を出しています。本当は細い芯に肉を盛っていく方がイメージしやすくて形を出すのは楽です。 背面の絵でも、脚がまだ細いのでお尻の肉が全然足りてないです(^^;。

3月8日
 今回のポーズの特徴は肩の位置ですかね〜。これまでの作例では肩が落ちた状態のものだったわけですが、エヴァちゃんの場合は肩が上がっています。 首回りの造形がこれまでと大きく異なることになりますね。勉強させてもらいます〜。
 それと教訓のページに書いてあった背中の造りですが、肩を胴体と別にして後から盛るようにするとこんな風に肩胛骨の位置が把握しやすいです。 背中は背中で首から尾てい骨にかけて背骨のラインを作っているので肩胛骨の盛り上がりを一緒に作ると難しくなってしまうんです。 腕を付けるときに肩と一緒にしておくと、先に背中を単独で作ることになるのできれいな背中が作れます。


3月9日
 胴体に肉を盛って板の状態から少し前進しました。内モモもボリュームアップさせてお尻までのラインを作っています。 肩はボリュームがありすぎるので削り始めています。現在調整中。
 顔の方は鼻筋とおでこの部分を少し高くしています。目も元のイラストのサイズを測って整えてみました。おでこに丸みがついたので上から見るとまあまあな感じになっています。 ですが、下から見ると両方の目が同一平面に並んでいます(^^;。この状態ですと眉間が凹んだ顔になってしまうので修正が必要です。まだ鼻筋の山が足りないようです。 鼻の方も盛り足した方がよさそうです。

3月10日
 鼻筋の山をもう少し高くしました。目も球体っぽく盛りまして平面な感じは大分なくなってきたと思います。鼻筋を高くするのと併せて目尻の方を削り込んで後退させています。 目の中も彫り込んで角度をつけています。


3月12日
 今まで分離していた左脚のモモをくっつけまして肉付けをしています。内モモはもう少し肉がほしいところです。
 それと手首の先に手を付けました。手と言っても変な塊になっていますが(^^;。スカルピーの造形の手順から行けば、この取り付けた状態で指までできあがっていないとらしくないとは思うのですが、私はそこまでスカルピーに馴れていませんので、盛りつける土台みたいなつもりで最初は盛ってしまってます(^^;。 プリモですとこの後削り込んでいけるので、適当に盛ってもなんとかできるという安心感がありますネ。
 手が付いて全体のバランスが見えてきました。概ね問題ないかと思います。素体としてはまずまずですかね。

3月12日
 口が開いているので、まずは単純に彫ってみました(左)。が、口の端と頬の頂点の位置が合っていなくて、口の回りがもったりした感じなってしまっています。
 で、頬から顎にかけてかなり削り込みました(中)。こうして写真を並べると急にやつれたような感じに見えてしまいますね(^^;。鼻の両脇も削って鼻が強調されているのがおわかりかと思います。 ちょっと痩せすぎてしまったかも(^^;。この辺はまた調整しましょう。
 口の形はまだまだなので今後の重点課題となります。特に鼻の下から上唇にかけてはまだ「こうしたらいい」という自分のやり方が見つかっていないので苦労しそうです。 開いた口というのもなかなか難しいです。
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