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ふりーはーとメールマガジン ==================================2003/03/23

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[ふりーはーとのメッセージ]

● 三連休

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 英語にいう「mondayish」には,いかなる邦訳がつくのだろうか。
 例によって,ほとんどカレンダー通りの勤め人である小生,この度も三連休となった。

 休日と言えども前もって予定があれば,家族,親戚,隣人,知人等には最低限,義理を欠かぬよう付き合いは必要だが,概ね自らのやりたいように過ごせる時間にしてある。
 通常の土日の休みは髪を切ったり,医者にかかったりでそれぞれ半日は潰せる。
 何とか能動的(創造的)に過ごしたいものだが,結局は思うにまかせない。
 前の晩の深酒がたたり連休初日をだいなしにするのも常である。終日,横になって雑誌を眺めたり,CDを聴いて過ごす。

 この連休は珍しく,息子の住むY市まで往復行程約五百キロメートル(と言っても高速道路が整備されてゐて片道三時間あまりだが)のドライブを久々行った。
 運転の不得手な小生とすれば,快挙である。

 最近,時間さえとれれば,やりたいと思っている事。
 A.不摂生対策に軽い運動
 B.自宅サーバシステムの安定化
 C.無線LANカードのレポート
 D.真空管アンプの組立

 運動(A.)は,散歩程度でよいのだが,意地になっているが如く何もしようとしない。 我ながら困ったものだ。
 サーバの安定化(B.)は普通にアクセスして下さる方にはなんら変化はないので,どうでも良いのだが,脆弱なシステムはネット犯罪を誘発し,場合によっては設置者(小生)が犯罪者の片棒を担いだり,犯罪者の汚名を着せられたりすることもあるので,早急対応が必要である。しかし,OSのバージョンアップや再構築が必要で気が滅入る。

 「読者の広場」や「蚤心のボード」等に書いたが,ルータの有線LANのポート(4個)を使い切ったので,無線LANカード(C.)を入手した。
 自宅での無線LANは標準仕様(?)だから赤子の手捻りだが,実はこのカード,マニアックな使用法があると云ふ。
 (以下,例によって一部マニアックにつき読み飛ばし諾)
 ノートパソコンにこのカード(規格IEEE802.11bでLucent(Orinoco)のチップ使ったモノ)を差し込んで「NetStumbler」(「stumble」は「遭遇する」,「偶然発見する」の謂。)と言うプログラムを働かせると,ああら不思議や,電波の届く範囲(数十から百数十メートル)の無線LANの設置状況が画面上に表示されてしまうのだ。
 ネット上のレポートでは,昨年の夏,この設備を持って山の手線を一周したら,百カ所を超えるサイトが表示されたとありました。
 この内の実に2/3以上が,暗号化を行わない状態で運用されており,しかも,SSIDがメーカー出荷時設定のままになっているものが大多数と言う,これにはレポートした方も「驚きを通り越して,慄然とした」とあった。
 家庭用のコードレス電話では,内容が筒抜けとなっているのは,多分,ご承知と思うが,実は同じく電波を使うのであるから,無線LANも筒抜けである可能性は高いと思っていたが,これほどまでとは。

 暗号化されていないサイトは鍵のかかっていないドアと同じだから,ノックもしないで自由に出入りできる。LAN内コンピュータ等機器へのアクセス,データの閲覧,消去,改竄,他人(機関)になりすましてのインターネットへのアクセス等が自在に行える。
 悪意はなくとも,最近のノートパソコンでは最初(はな)から標準装備で,無線LAN機能が付いて来る機種もあり,ウィンドウズXPでは,接続ソフトが標準だから,インターネットエクスプローラをクリックしたら,近所の会社のLANに繋がってゐたと云う笑えぬ話もあるそうだ。
 最近では,家庭でも無線LANの利用が盛んと聞き,住宅地に住む小生,多少の期待をしてワッチ(受信行為)をしてみたが,幸い(?)電波到達範囲には,我が家以外にサイトはなかった。
 地方都市とは云え,移動体(車など)に載せて,平日,オフィス街をワッチして歩けばなんらかの成果はあるやも知れぬが。

 真空管アンプ(D.)とはずっと以前に書いた未組立の隠し持ったるプリアンプのキットだが,現用中のプリアンプの具合が悪いので,修理するか,作るかの選択を迫られている。メインアンプと違い,若干,配線が複雑なので二の足を踏んでいる次第。現在はCDプレーヤをメインアンプへ直結して聞いている。

 せいぜいが墓参。かくして,何も実現せず計画倒れで連休は幕を閉じ,夕刻には,ある種の悔恨の情にさいなまれることと相成る。
 世に言う「サザエさん症候群」とは,ちと違ったブルーな気分が訪れる。

 無線LANワッチ装置(?)を車載してセキュリティーの甘いサイトを捜し廻る行為を「ウォードライビング(War Driving)」と称するのだそうな,こたびのY市行きは,違った意味でWar Driving。


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後記:そりゃ確かに大親分の組はどっかの鉄砲玉にセプテンバー・イレブンにやられましたよ。それが今たびの「定」組への殴込みとは…。関係ないやね。ウチの親分「獅子心」と来た日にゃ,「同盟組」として「支持する。支持する。」だってやがら,今までだったら「支持することを否定できるものではない」って位のこたぁ…。え,同(おんな)じ?あ,そう。「獅子心」流ですかい。しかし,「定」組からの放送と大親分んちからの情報並べて,量ではなく,同じ重さで見ると見えて来るものがあります。



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