Wx-Sat Ver.2.4e 簡易使用説明書 by JH5CZY/1 T.Maeda
 
 
目   次
Fileメニュー Recordingメニュー Editメニュー Bitmapメニュー Zoomメニュー Calibrateメニュー Infoメニュー パラメタ詳細


【注意点】
本ページで紹介している。気象ファックス解読プログラム「WX-SAT」の使い方について、問い合わせ、質問のメール沢山寄せられました。本当は作者のマニュアルを読んで頂くのが筋だと思いますが自分なりに動かしてみてどう言う風に動作するかを書いてみました。作者のマニュアルを忠実に和訳して書いたものではありません。私自身、理解していない機能もありますのでその点、ご了承ください。

【動作概要】
WxSatは基本的に受信信号を直接表示するモードと1度音声形式ファイルに保存した物を再生して表示させるモードの2通りの動作ができます。短波帯の気象ファックスの場合は前者のモードで十分ですが、衛星の信号を直接受信する場合は後者を用いると何度も解析が行え便利です。ただ、音声ファイルに記録するとファイル容量が著しく大きくなりますのでハードディスクの空き容量を確認してください。また、CPUへの負担も大きくなりますので他のプログラムとの同時実行等にお気を付けください。



各メニュー説明


 
File 主に1度受信し、WAV形式でファイルに保存した信号を再生し、画像展開を行う時に使用します。
    Wave Input File
受信時に WAV形式で保存したデータファイルを選択します。
    Paramerters
上記を再生するモード、パラメタを指定します。
    Start Processing
上記の再生を開始し、FAX画像へ展開開始します。
    Manual Sync
上記再生中に同期信号での同期が取れない場合は手動で同期をとります。
    Stop Processing
上記再生中、途中で画像展開を中止します。
    Abort
上記処理の強制中断。
    Exit
Wx-satプログラムを終了します。
 
Recording 新たに信号を受信、解読する時に使用します。
    Parameters
受信するモード、パラメタを指定します。
    Picture
受信信号を直接、画像表示する時、選択します。
    Picture&Wave
上記と共に音声形式ファイルも同時に保存します。
    Start at Subcarrier
副搬送波を検出し、自動的に受信開始します。
      No Output file
  ファイル出力無し、表示のみ
      Save Bitmap
  表示画像をBitmap形式で自動保存
      Save Wavefile
  表示画像をWAV形式で自動保存
      Save Bitmap & Wave
  表示画像をBitmap及び、WAV形式で自動保存
    Start at Start Tone
開始信号を検出し、自動的に受信開始します。
      No Output file
  ファイル出力無し、表示のみ
      Save Bitmap
  表示画像をBitmap形式で自動保存
      Save Wavefile
  表示画像をWAV形式で自動保存
      Save Bitmap & Wave
  表示画像をBitmap及び、WAV形式で自動保存
    Active
副搬送波又は、開始信号を未検出時、強制的に検出した事にします。
    Stand-By
副搬送波又は、開始信号を検出し受信中、強制的に再度、副搬送波又は、開始信号検出待ち状態に戻します。
    Manual Sync
同期信号での同期が取れない場合は手動で同期をとり、表示を開始します。
    Stop Processing
途中で画像表示を中止します。                 
    Abort
強制中断。
    Test
信号レベルの調整用画面です。受信信号をボリューム調整して上下の線の間に収まるようにします。
    FM Turning
信号周波数の調整用画面です。受信信号の周波数(チューニング)を調整してblackとWhiteの線上に山が来るようにします。
 
Edit 表示中の画像に対して編集を行います。
    Correct x
同期が取れず、手動で同期を取った場合などの時に途中から絵がはじまった場合、位置をカーソルでクリックすることにより復元できます。
    Substitute Line
ラインを2箇所クリックして双方を交換します。
 
Bitmap ビットマップファイルの指定をします。
    Save as
表示中の画像に名前を付けて保存します。
    Load
保存ファイルを指定して画面に表示します。
 
Zoom&Move 表示画像の拡大、縮小を行います。
    *1
標準サイズ
    *2
2倍に拡大
    *4
4倍に拡大
    /2
1/2に縮小
    x*2
横方向を2倍に拡大
    y/2
縦方向を1/2に縮小
    Move
マウスを右クリックしながら動かすと画像がスクロールします。(これを選ばなくても通常そうなります)
       
Calibrate ParametersのBasic Parameter中のGenCalibValを選択している時に有効。
Values サンプリングしたデータの情報が表示されます。
Histgram 増幅度の分布グラフと輝度/彩度のグラフが表示されます。
Probe Currsor マウス左クリックでカーソル位置の情報が表示されるようになります。
 
Info 各種情報表示
Help ヘルプ(使い方)はWXSAT.Wriファイルを見よ!と言われます。
Info このプログラムは....とすごく簡単な説明が出ます。
Copyright 著作権、バージョン等を表示します。


パラメタ(Parameters)について、


まず、左上12個のボタンにあらかじめモード別のパラメタがプリセットされています。これらを選択するだけで他の細かいパラメタはいじらなくても大丈夫です。色々と理解したらいじってみるのも面白いかもしれませんが、私も詳しくわからない所が多々あります。Very Sorry!


 
プリセットボタン モード
NOAA 気象衛星NOAAの標準受信モード
NOAA VIS        可視光画像モード
NOAA IR        赤外画像モード
NOAA mIR        m赤外画像モード?
NOAA VIS+IR        上記、可視光+赤外画像結合モード
NOAA IR+VIS        上記、赤外+可視光画像結合モード
NOAA IR+mIR        上記、赤外+m赤外画像結合モード
SICH 気象衛星SICH及び、OKEAN等の受信モード
Meteor 気象衛星Meteorの受信モード
HF Fax 気象庁JMH等、短波帯気象ファックス放送の受信モード
Meteosat 静止気象衛星Meteosatの受信モード
Meteosat C            カラー画像受信モード
 
Basic Parameter 基本パラメタ
AM/FM 気象衛星からの電波を直接受信する時はAMで短波帯の気象ファックスの場合はFMです。
16bit Audio 多分、サウンドカードが8bitなのか16bitなのかを指定する物でしょう。
GenCalibVal メニュー項目の Calibrate を使用する時に選択します。
BasicAmp(AM) AMモード時に増幅度を設定します。(1.00が標準で倍率を指定?)
HzBlack(FM) FMモード時に黒色の信号周波数を指定します。
HzShift(FM) FMモード時に黒色と白色の信号周波数のシフト幅を指定します。
  
Clock 同期関系
Subcarr.(AM) AMモード時に副搬送波周波数を指定します。
Line.(AM) AMモード時に一行のドット数を指定します。
RPM(FM) FMモード時に回転数(1分間に何ライン)を指定します。放送のモードにより120rpm、60rpm等を指定します。
Lock他(AM) AMモード時のパラメタですが詳細不明。
   
以下の項目は水平同期についての設定、画面の2分割、合成(可視と赤外画像)等を細かく設定出来るようになっていますが私自信が文章で説明できるレベルに達していないので省略させて頂きます。
Horizontal Sync 水平同期関係
Source 信号レベル関係
Picture 表示合成関係


WX-Sat Ver.2.4e / Copyright 1995,1996,1997 by Christian H.Bock.
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