逆転層を突き抜けろ!

JPEG(63KB) SIZE:640*430
PENTAX MZ-5, PENTAX FISH-EYE ZOOM 17-28mm
2002/1/13 FUJI RVP(Velvia)
- この冬にしては珍しく、暖かくて穏やかな晴天となったこの日、山頂のテイクオフへと吹き込み始めた南風に誘われ、テイクオフしました。
- ところで、上空の気温は高度が上がるにつれ下がってゆくのが普通です。 しかし午前中の早いうちは地表付近に冷たく澱んだ空気が溜り、上空よりも地上の方が気温が低いなんてことが良くあります。その澱んだ空気から上空の澄んだ空気までの間を逆転層と呼びます。
- 昼頃になり太陽で地表が暖められ、サーマル(上昇気流)が活発に発生するようになると、多くの場合逆転層はそれが存在する高度を上げつつ消えてゆきます。
- そのタイミングを見計らってテイクオフすると、思った通りサーマルが私の機体を上空へと運んでくれました。地上からは晴れ渡った空に見えても、上空からはこの写真のようにモヤのかかった、逆転層より下の空気を見ることができたりします。
- 例外もありますが、サーマルは逆転層のある層まで達すると弱まってしまうことが多いです。逆に言えば、少なくてもその高度まで行かなくてはサーマルで上げきったとは言えません。
- 群馬県のグランボレ三峰エリアから遠征してきた、福田さん操る上級者用の機体「オメガ5」の飛びを参考にさせていただきながら、サーマルを探ります。
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