GoPro HERO5 Sessionに外部バッテリーを接続する





 軽量コンパクトな機材を求めて、GoPro HERO5 Sessionを買いました。
 経営状況についていろいろ聞こえるGoProですが、それでもウェアラブルカメラ・アクションカメラはどうあるべきかの王道を今も歩んでいると私は思っていて、そのGoProが出したひとつの進化系であるSessionを、前々から使ってみたいと思ってました。

 前モデルのHERO4 Session(現行のHERO Session)は、スペック的にHERO4に比べて見劣りするという印象だったのですが、H28.10に発売されたHERO5 Sessionは、スペック的にはHERO5 BLACKに比べてあまり差を感じない、正統派コンパクトモデルの雰囲気が漂っています。

 ただし、このタイプのカメラの共通の欠点と言えるのがバッテリーです。軽量コンパクトさから仕方ない面もありますが、Sessionも1〜2時間しかバッテリーがもちませんし、これまでのモデルにあったような純正増設バッテリーもありません。

 となると対処法は前回と同じく、モバイルバッテリーの接続です。
 ひとつ面倒なのが、HERO5シリーズからは、USBポートが従来のmini-USBやmicro-USBではなく、USB Type-Cとなっている点です。規格が策定されてから数年経ちますが、現段階で普及しているとは言い難いコネクタ規格で、高速転送・大容量給電・高耐久性・逆挿しOKと高機能なぶん対応ケーブルも高価です。


 ←そこで思いついた手っ取り早い解決策がこれ、変換アダプタです。写真はmicro-USB(メス)からUSB Type-C(オス)に変換するアダプタで、アマゾンや秋葉原などで300〜500円で売ってます。

 まだマイナーな規格であるUSB Type-Cを敢えて採用することにより、GoPro PLUSを利用してもらってのクラウド運用や、次世代の使い勝手面の向上をユーザーに体験してもらうといったGoPro社の思惑が台無しになりますが、100円ショップでも売ってるし沢山持ってるmicro-USBケーブルを使えるようにしておいた方が、現状は何かと便利です。(あくまで私の場合です)

 そして都合の良いことにHERO5 SessionはUSBポートなどにアクセスする際に開けるサイド ドアが取り外し可能になっているので、この変換アダプタを常にHERO5 Sessionに挿しっぱなしにして使います。が、当然ながら防水ではなくなりますので、機体への取り付けは、たとえ田んぼ沈しても大丈夫な場所(キールやスプログ等)に限定したほうが良いかと思います。

 さらに出来るだけの防塵防滴機能は持たせるため、変換アダプタに工夫をしています。(下の写真の黒い部品)
 まずサイドドア開口部に合わせた形にプラ板と両面テープ(灰色の部分)を切り抜き、場所を合わせて穴を開け、変換アダプタを通します。アダプタが完全に挿入された状態でちょうど両面テープが開口面に接するようにアダプタの位置を調整したら、周囲にスーパーXを盛り付けて固定します。スーパーXでの成形は、出っ張っているアダプタ部が何かに当たってSessionのUSBポートに無理な力が掛かり損傷しないよう、強度アップを図る目的も兼ねています。





ページ最終更新:2017/4

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