12月は、クリスマス・カクタスで、ハードボイルドを書こう、そう思って書き始めました。
ハードボイルドがいかなるものか、未だに判りません。
男と女とマスター、この3人しか出てこないこの話。
雪の降る夜、雪の積もっていく音が聞こえそうなほど、シンとした夜。
そんな情景を浮かべながら書きました。
クリスマス・カクタスの赤。
降り積もる雪の白。
HERPERの琥珀色。
流れる血の赤。
クリスマス・カクタスの緑。
氷の鳴る音。
雪の降る音。
……。
そして、クリスマスには……。