マリマネク氏の楽器
・ヒルスブルンナー BB♭管 HBS462
フロントピストンのBB♭管
2番管とチューニング管にそれぞれトリガーが付いていました。
(両トリガーとも親指で操作するようになっていました)
吹いていてとても気持ちの良い楽器でした(上から下まで)、ほとんどの
演奏会でこの楽器を使っているようです。
・ミラフォン F管 (モデル名:知りません)
全体がゴールドブラスの6ロータリーです。(ベルクランツはなかった?かな)
ミラフォンのF管をあんまり吹いた経験がないのですが..
良い楽器だと思います。(上の音は特に奇麗に響きました。)
特に手を入れている箇所はなさそうでした。
オフィクレイドの楽譜は大体これで吹くとおっしゃってました。
翌日のチェコフィル演奏会ではメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」を
この楽器で吹いていました。
・ベッソン E♭管 (モデル名:知りません)
アップライトピストンでコンペンセイトです。銀ではなくてベルも
大きなやつではありませんでした。
(結構古そう、チェコフィルの楽器かなぁ..?)
私はE♭管を吹けないので、見せてもらうだけにしました。
この楽器はマーラーの「巨人」のソロと、ペトルーシュカのソロに使う
とおっしゃっていました。
・チェルヴェニー CC管 (モデル名:?HOZAモデル)
これはチェコフィルの楽器で全然吹かないそうです。
前任者(V.HOZA氏)がチェルヴェニーから出したホザモデルの最初の
モデルだとおっしゃっていました。ゴールドブラスで5ロータリーです。
下のFが5番でなるんですが、これが妙に良くなる楽器でした。
・チェルヴェニー BB♭管 (モデル名:知りません)
これもチェコフィルの楽器でヒルスがあるので全然吹いていないそうです。
確かにロータリーが固まって動きませんでした..(~_~;)
Gを吹いたら「ビーン」と変な音が出たので、おそらくどこかロウ付けも
外れているんでしょう..黄色の4ロータリーでした。
以上がルドルフィヌムのTrb&Tuba控室でマリマネク氏が見ている前で
吹かせていただいた楽器です。
残念ながら次の演奏会への移動のため、時間があまりなくてMPの話などは
伺えませんでした..。
マリマネク氏は終始優しい笑顔で相手していただき感謝、感激です。
また日本でお会いしましょう!と言ってお別れしました。