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不定期連載コラム
「たかが競馬というけれど」 最新号
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連載第96回・天皇賞(春)の主役探し
(2003年2月21日) |
天皇賞(春)を頂点に繰り広げられる春の古馬中長距離路線。しかし、昨年秋に大活躍した
シンボリクリスエスとファインモーションが早々と春全休を決めてしまい、
昨年の天皇賞(春)上位3頭、マンハッタンカフェ、ジャングルポケット、
ナリタトップロードは既に引退していて、主役不在。
2月16日のダイヤモンドSでは、ステイヤーズS2着、万葉S1着と頭角を現してきた
ダイタクバートラムが1番人気に支持されたが、伏兵イングランディーレに
逃げ切りを許して3着。その他、今年に入って2000mを超える距離の重賞勝ち馬では、
AJCCのマグナーテンは2000m前後の距離がベストだし、
日経新春杯のバンブーユベントスは屈腱炎で長期休養中。
前出イングランディーレは軽ハンデと展開に助けられた感が強く、
やはり天皇賞(春)で期待できそうな馬はいない。
2月22日の京都記念から阪神大賞典、日経賞、大阪杯と続く重賞戦線で新たな主役候補
が出てきてほしいところだが、その期待の持てそうな馬が京都記念に出走する。
昨年のアルゼンチン共和国杯を勝ったサンライズジェガー。
サンライズジェガーは、昨年夏から1000万下クラスで2、2、2、1、1着と
5連続連対のあと、格上挑戦のアルゼンチン共和国杯で、最軽量ハンデの53キロではあったが、
鋭い末脚で圧勝。2着コイントス、3着タップダンスシチーが
有馬記念でそれぞれ3着、2着したことで、注目度が高まった。
サンライズジェガーは有馬記念は回避したのだが、
その理由が天皇賞(春)に万全を期すためというからさらに期待が高まる。
別定G2の京都記念で真価が問われることになるが、ここで勝てば一気に主役に踊り出る。
この一戦は注目。
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