1999年9月27日
8月29日以降に成虫のケースで発見した卵は「疑似卵室」というものを 作って、そこに入れています。これは 「お父さんのためのカブトムシページ」で紹介していたものです。
▲これが疑似卵室。▼中はこんなふうになっています。
右側の3個の卵は孵化する見込みがありません。(採集のときに傷をつけてしまったのかも)
この疑似卵室で何匹か幼虫をかえしました。孵化したばかりの幼虫は別の容器の 昆虫マットに穴(直径7〜8mm、深さ数mmくらい)をあけて、その中に入れました。
すると、たいていの幼虫は数分もするとマットにもぐって姿を消してしまうのですが 中にはマットに全然もぐれないのがいます。そういう幼虫は上からマットをかけてやっても すぐに出てきてしまいます。穴から顔だけ出して空(というか天井)を見ているように 見えます。(実際には幼虫には目が無いらしいので見ているわけではないはずですが)
ときどき体をうねうねと動かして、もぐろうとしているようなのですが、 ヘタクソというか、さっぱりうまくもぐれません。単純にもぐるのが下手なんでしょうか? それともなにか先天的な異常があるのでしょうか・・・。
そのマットにもぐらない幼虫は、まったくマットを食べていないようで、 1週間ほど経過してもほとんど大きさが変わりません。同じ日に生まれた正常な幼虫は 体の大きさが何倍にもなっていて、おしりのほうが透けてウンチが詰まっているのが 見えるくらいなのですが・・・。
▲これでも生後10日目。まったく育っていません。
1円玉は大きさを把握するため撮影のときだけ置いたもの。1円玉の直径は20mmです。
▲こちらは正常な幼虫の生後8日目の写真。上の写真の幼虫と同じ日に生まれたんですが
まるで別の種類の虫かと思うくらい大きさが違います。
(加筆:1999年10月5日)
上の写真の2匹の幼虫は両方とも☆になってしまいました。
まったく育っていないほうはしかたないと思っています。 10日間以上生きていたほうが「すごい」と思うくらいの状態なので・・・。
もう1匹のほうは、マルカンの「若葉」だけを入れたペットボトルに入れていたのですが 10月3日に見たときにはすでにその姿はありませんでした。やはり「若葉」は鬼門ですね。 (けっこう大量に買い込んでしまったのですが・・・。)