みなさんにお願い

もともとその地域にいない虫を放すことは絶対にやめてください

 日本で外国産カブト・クワガタを放さないでください。
 本土で南西諸島産のクワガタを放さないでください。
 北海道でカブトムシを放さないでください。

 私が住んでいる北海道には野生のカブトムシはいませんでした。「でした」と過去形で書いているのは、最近は野生のがいるらしいんですよ。どうもペットとして飼育していたのが逃げたか、飼いきれなくて放したか・・・。「もう夏休みも終わりだし、かわいそうだから逃がしてあげなさい。」なんて気楽なことを子供に言っている親もいるかもしれません。もともとそこにはいない動植物を放すことは生態系を破壊する許されざる行為であるという認識を持ち、責任を持って飼ってやるようにしてください。外国から持ち込まれた動植物によって絶滅しそうになっている種も少なくありません。具体的な例をあげれば、ブラックバスという魚が誰かによって放流され元からいた魚が絶滅しそうな湖が少なくありませんし、私の家の近所では西洋タンポポばかりで従来のタンポポは駆逐されてしまいました。

 もし飼っていて手におえなくなってしまったら、インターネット上で呼びかければ引き取り手もいるかもしれませんし、ペットショップ等で買い取ってもらえるかもしれません。どうしようもなければすべて殺してしまうほうがまだマシです。手元にいるわずかの虫がかわいそうだとしても、それらの虫を放したことでその地域の非常に多くの虫たちがもっと不幸な事態にに陥るかもしれないということを考えてください。特に外国産のカブトムシやクワガタは絶対に放して欲しくありません。

このページについて、ちょっとコメント (2003.4.23)


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