「バス釣りを知らないくせに・・・」という変なメールが届きました。しかも自分の名前も名乗らない失礼なメールです。

何のことを指して言っているのか・・・最初にこのメールを読んだときはわからなかったのですが、飼育しているカブトムシを放さないでとのお願いを書いているページしか思い当たることがありませんので、おそらく、ここで「ブラックバスという魚が誰かによって放流され元からいた魚が絶滅しそうな湖が少なくありません」と書いているのを読んでのメールであろうと想像しています。

しかし、私は「誰か」としか書いておらず、バス釣り愛好者が放流したと決め付けるようなことは全然書いていません。淡水魚であるブラックバスが突然湧いてきて、しかもけっこうな数が生息していて、昔からそこにいた魚が減っているという湖が日本国内に存在することは事実であり、その事実を書いただけです。

さらに、私は「釣りキチ」として古い友人には知られていまして、ルアーフィッシングの経験もあります。(もっとも当時は今ほどブラックバスはたくさんいませんでした。) なので冒頭に書いたコメントも、私のことをよく知らないで「バス釣りを知らない」と決めつけられても・・・。

カブトムシ放虫の件なんですが、実は、最近はもうあきらめています。すでに結構な数が繁殖してしまっているみたいですし。人為的なものでなくても、これだけ流通や交通が発達した現在では何かの荷物にくっついてやってくるのもいるかもしれませんし。

先日発表された日本のヒラタクワガタのDNA分析結果では、ヒラタクワガタのルーツは朝鮮半島らしいですね。はるか昔、船で日本と朝鮮半島を行き来していた人たちもいましたので、船の荷物にまぎれてやってきたとか、朝鮮半島くらいの距離なら流木にくっついて来たのもいたかもしれませんね。それと比べて考えると、北海道にカブトムシがやってきたのも、たいした違いではないかな〜と思うこともあります。「許されざる行為」というのはちとおおげさだったかなと。

2003年4月23日