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鳥居の送り主 |
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東照宮の入り口に立つ、とても存在感のある鳥居。 |
ノ一鳥居(いちのとりい)と言い、高さ9mもあります。 |
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京都の八坂神社、鎌倉八幡宮の鳥居と並んで |
日本三大鳥居の1つですが |
石でできた鳥居としては日本一の大きさを誇ります。 |
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ちなみにこの鳥居、筑前藩主黒田長政(くろだ・ながまさ)が奉納したとか。 |
黒田長政といえば、関ヶ原の戦いの後 |
福岡52万石を領した大名です。 |
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有名な「黒田節(くろだぶし)」という唄をご存知ですか? |
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長政の家臣、母里太兵衛(もり・たへえ)が |
主命で福島正則(ふくしま・まさのり)の所へ使者として参上した際に |
正則を相手に槍を賭けて一升の大杯を三杯平らげ |
見事に槍を得たという実話を元に、「黒田節」は作られました。 |
その槍は「日本号」といい、後陽成(ごようぜい)天皇が信長に贈り |
Photo by Takashi Kawahara, Toshihiko Andoh |
秀吉から福島正則へと伝えられたという名槍。 |
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ところで博多駅の博多口には、槍と大きな杯を持った |
武士の像が立っていますが、あれは長政ではなく、やはり |
太兵衛がモデルだそうです。 |