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黒島目次 只今工事中

黒島
 
 2002/9/15(
夏へ逆戻り
 
 福岡から東京、福岡から石垣島までは、ほぼ同時間かかるんですよね。
 同じ九州なのに、沖縄って遠いなぁ・・・
 でも、だからこそ別世界!
 
 ▼便数が・・・夏へ逆戻りアカウミガメアオウミガメタイマイ
 ▼あ、ガメラだ三線、初体験
 

このページの先頭 上 下 このページの最後 便数が・・・ 地図
福岡空港。24℃。
 黒島は、石垣島から南西へ約18.5Kmの所にある小さな島。
 もちろん直行便は無く、石垣港から出るフェリーに乗ります。
 
 まずは 11:40a.m.発のエアーニッポン735便で、福岡から石垣島へ。
 ・・・11:40だとぅ? 始発がなぜそんなに遅い出発なんだ?!
 4年前に石垣島に行った時は、9:35a.m.が始発だったはず。
 ANKめ、私達に無断で便数減らしやがったな。ぢぐじょおぉぉぅぅ。
 
雲の上を飛ぶ。  しかも! 石垣島から福岡への最終便の時刻が、なななんと
 2:20p.m. ですってヨ、奥さん! ムゴい、ムゴすぎる・・・(T▽T)
 2泊3日しかないのに、遊ぶ時間が少なくなるではないですか。
 こりゃぁ抗議せないかんばぃ。
 
 一時も無駄な時間を過ごすまいと心に決め、なんとなく肌寒く
 曇に覆われた福岡を発ち、まだまだ真夏の陽気の沖縄へ。
 久し振りの南の島。心は一足先に黒島へ馳せています。
 どうか、良いお天気に恵まれる3日間でありますように・・・
石垣島かなぁ?
 
 さて、機内では窓側ながらも翼の上の席。
 黒島行きを決めたのが遅かったせいもあり、眺めが良い席は
 確保できませんでした。でも、非常口横の席はある意味特等席?
 だって、足下が広々してるもん。ファーストクラスなみです。
 (↑ホントは乗ったことないから分からないんだけどネ (^^;)
 しかも無料だし。ケチケチ旅行のスタートです。
 
このページの先頭 上 下 このページの最後 夏へ逆戻り 地図
石垣空港到着。
 飛行機で約2時間、石垣島到着。うんうん、この滑走路、覚えてる。
 そしてこの暑さも。夏の匂いがする。夏へ逆戻り!
 
 滑走路に下りるとバスが待っています。これでターミナルまで
 乗せていってくれるのです。でもホントは歩きたいんだよね。
 ターミナルまでそんなに遠くないし、めったにできないから。
 
 石垣空港から石垣港へは、タクシーを使えば速くてラクに
石垣港。  移動できると聞いていたけど、ビンボーなのでバスに乗ります。
 
 「このバス、石垣港へは行きますか?」「行きますよ」
 安心して乗り込み、涼みつつ窓の外を眺めていると・・・
 おぃおぃ、道が違うよ! 石垣港はそっちじゃないでしょ!
 
 各ホテルと空港や港などを循環するこのバスは、私達の乗る船の
 出発時刻など気にもせず走り続けます。港には一体いつ着くの?
 
ようやく黒島港到着。
 間に合うことをひたすら祈るのみの私達。なんとか港に着いて
 猛ダッシュ。だって、船に乗る前に往復分のチケット買わなくちゃ!
 どうしてこの炎天下に荷物抱えて全力疾走せないかんのよ・・・
 
 ギリギリ間にあって、出航。エアコンが効いた船内が救いです。
 石垣港から八重山の各離島へ向かう船と、抜きつ抜かれつの
 約35分間の攻防の末、ようやく黒島に到着です。
 
このページの先頭 上 下 このページの最後 アカウミガメアオウミガメタイマイ 地図
海中公園研究所。
 黒島にはリゾートホテルが1軒しかなく、あとはすべて民宿です。
 今回私達がお世話になったのも「みんくろ」こと「民宿くろしま」。
 到着時間を連絡しておけば、港まで車で迎えに来てくれます。
 
 お宿に到着すると、島のことをレクチャーしてくれました。
 ガイドブックより新鮮で確実な情報をゲット! ありがとうございます。
 
 部屋に荷物を置いて、着替えて、日焼け対策して、自転車を借りて
アオ、アカ、タイマイ。  ご近所探索へ出発。最初の目的地は「八重山海中公園研究所」。
 
 日本近海には5種類のウミガメが来るらしく、そのうちアカウミガメ、
 アオウミガメ、タイマイが卵を産むそうです。八重山諸島は、この
 3種類すべてが産卵する珍しい地域です。そしてこの研究所は
 ウミガメの調査・研究を行っています。また、夜の海に産卵を
 見に行くツアーのガイドもされているそうです。
 
 ここにはウミガメの標本もあるのですが、その大きさにビックリ。
ふ化後のたまご。
 ハワイでのシュノーケルで、ウミガメに遭遇したことがありましたが
 こんなに大きくはなかったなぁ・・・感動。
 また、ふ化した後の卵もありました。なんだかフニャフニャです。
 ピンポン球みたいに、もっと堅いものだと思っていました。予想外。
 
 そして横には・・・あらら、可愛いウミガメの赤ちゃんがいっぱい!
 洗い桶のような容器に、誕生日別に入れられています。
 ちゃんとアカ、アオ、タイマイの3種類すべてが揃っていました。
赤ちゃん。プリティ。  
 体に対して、少し大きめの手足をパタパタ動かして泳ぐ姿は
 本当に可愛くて、いつまで見ていても飽きないくらいです。
 
 外に出ると、水槽に大きめのウミガメが。これはもう・・・オトナ?
 顔が怖いです。クチバシが堅そうで、噛まれたら痛いだろうなぁ。
 甲羅にコケが生えているカメもいます。年配??
 
 ウミガメは、どこでどう成長するのかあまり知られてないらしいうえに
少しオトナ。怖い。
 最近では八重山でもウミガメの数が減ってきているらしく、保護や
 産卵の機会を増やす運動が各地で行われています。
 
 デリケートなウミガメのママは、せっかく砂浜に上がってきても
 異常を感じると海に戻ってしまうそう。もし産卵を見る機会があったら
 灯りをつけたり、大きな音を出したりせず、また、近づきすぎないよう
 注意して見守ってあげましょう。
 
このページの先頭 上 下 このページの最後 あ、ガメラだ 地図
ガメラ岩。
 研究所を出て、実際にウミガメが産卵に来るという「西の浜」へ。
 透きとおる海に、白い砂浜・・・。
 
 でも足下をよーく見ると、ただの砂ではなく、サンゴの死骸
 そう、死んで白くなったサンゴがこの浜を作っているのです。
 ですから裸足で歩くと、痛いというかくすぐったいというか・・・。
 とにかく、ミョーな感触。
 
貝殻物色中。  西の浜には面白い岩があります。それが「ガメラ岩」。もちろん
 自然に出来た岩です。長い間、浸食され続けた結果でしょう。
 
 それにしても、ウミガメが上陸するこの浜に、ガメラ岩とは。
 ガメラって、カメの親分みたいなものでしょ。(←違うっけ? (^▽^;)
 なんだか、産卵を無事に終えるよう見守ってくれているような
 気がしますよね。これ以上、浸食が進みませんように。
 
 
このページの先頭 上 下 このページの最後 三線、初体験 地図
HEART LAND.
 もう日も傾きかけた頃、港のすぐ近くにあるお土産物屋さんの
 「ハートランド」へ。ココには黒島のとっても詳しーーーい地図
 売られているのである。手に入れなくては!
 
 しかし店先で翻る「氷」という文字につられてしまい、ついつい
 「かき氷2つ下さい」と言ってしまう。アハハハハ・・・
 
 お店の裏にはイスとテーブルがあるのでお邪魔させてもらいました。
命の源。かき氷。  虫除けを忘れた私達に群がる蚊と格闘しつつ、かき氷を待ちます。
 虫除けは必需品。なのになぜか民宿に置いてきてしまいました。
 怪しい動きの私達に気付いたお店の方が、蚊取り線香を点けて
 下さいました。ありがとう!
 
 しばらくすると、フワフワのかき氷が登場! オレンジ色のものは
 マンゴー味です。さすが沖縄。福岡では巡り会えません。
 そして冷たくて美味しい。お茶は常に持ち歩くようにしていますが
 日差しのせいですぐに温ぅくなってしまいますので、この冷たさが
三線と戦う ゆき。
 最高に嬉しいのです。
 
 そのうち、お店の方が私達のテーブルに来て下さったので
 一緒にユンタク(おしゃべり)です。そしていつしか
 三線(さんしん)と歌も披露してくれました。 パチパチパチ!
 
 そして「ちょっと弾いてみる?」と言われ、ひょーいと三線を
 渡されてしまいました。・・・い、いきなり弾けんばぃ!!
武器。いや、ピック。  とりあえず「ド、レ、ミ、・・・」という感じで教えてもらいながら
 弦をはじきますが、難しい。なんとなく気の抜けた音しか出ません。
 でも初めて弾いた三線。とても良い想い出になりました。
 
 こうして現地の人とふれあう機会があると、旅はいっそう楽しく、また、
 厚みのあるものになります。
 恥ずかしがらずに、自分からどんどん話しかけてみましょう!
 
 
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