 |
 |
便数が・・・
 |
 |
 |
黒島は、石垣島から南西へ約18.5Kmの所にある小さな島。 |
 |
もちろん直行便は無く、石垣港から出るフェリーに乗ります。 |
 |
|
 |
まずは 11:40a.m.発のエアーニッポン735便で、福岡から石垣島へ。 |
 |
・・・11:40だとぅ? 始発がなぜそんなに遅い出発なんだ?! |
 |
4年前に石垣島に行った時は、9:35a.m.が始発だったはず。 |
 |
ANKめ、私達に無断で便数減らしやがったな。ぢぐじょおぉぉぅぅ。 |
 |
|
 |
 |
しかも! 石垣島から福岡への最終便の時刻が、なななんと |
 |
2:20p.m. ですってヨ、奥さん! ムゴい、ムゴすぎる・・・(T▽T) |
 |
2泊3日しかないのに、遊ぶ時間が少なくなるではないですか。 |
 |
こりゃぁ抗議せないかんばぃ。 |
 |
|
 |
一時も無駄な時間を過ごすまいと心に決め、なんとなく肌寒く |
 |
曇に覆われた福岡を発ち、まだまだ真夏の陽気の沖縄へ。 |
 |
久し振りの南の島。心は一足先に黒島へ馳せています。 |
 |
どうか、良いお天気に恵まれる3日間でありますように・・・ |
 |
 |
|
 |
さて、機内では窓側ながらも翼の上の席。 |
 |
黒島行きを決めたのが遅かったせいもあり、眺めが良い席は |
 |
確保できませんでした。でも、非常口横の席はある意味特等席? |
 |
だって、足下が広々してるもん。ファーストクラスなみです。 |
 |
(↑ホントは乗ったことないから分からないんだけどネ (^^;) |
 |
しかも無料だし。ケチケチ旅行のスタートです。 |
 |
|
 |
 |
 |
夏へ逆戻り
 |
 |
 |
飛行機で約2時間、石垣島到着。うんうん、この滑走路、覚えてる。 |
 |
そしてこの暑さも。夏の匂いがする。夏へ逆戻り! |
 |
|
 |
滑走路に下りるとバスが待っています。これでターミナルまで |
 |
乗せていってくれるのです。でもホントは歩きたいんだよね。 |
 |
ターミナルまでそんなに遠くないし、めったにできないから。 |
 |
|
 |
石垣空港から石垣港へは、タクシーを使えば速くてラクに |
 |
 |
移動できると聞いていたけど、ビンボーなのでバスに乗ります。 |
 |
|
 |
「このバス、石垣港へは行きますか?」「行きますよ」 |
 |
安心して乗り込み、涼みつつ窓の外を眺めていると・・・ |
 |
おぃおぃ、道が違うよ! 石垣港はそっちじゃないでしょ! |
 |
|
 |
各ホテルと空港や港などを循環するこのバスは、私達の乗る船の |
 |
出発時刻など気にもせず走り続けます。港には一体いつ着くの? |
 |
|
 |
 |
間に合うことをひたすら祈るのみの私達。なんとか港に着いて |
 |
猛ダッシュ。だって、船に乗る前に往復分のチケット買わなくちゃ! |
 |
どうしてこの炎天下に荷物抱えて全力疾走せないかんのよ・・・ |
 |
|
 |
ギリギリ間にあって、出航。エアコンが効いた船内が救いです。 |
 |
石垣港から八重山の各離島へ向かう船と、抜きつ抜かれつの |
 |
約35分間の攻防の末、ようやく黒島に到着です。 |
 |
|
 |
 |
 |
アカウミガメアオウミガメタイマイ
 |
 |
 |
黒島にはリゾートホテルが1軒しかなく、あとはすべて民宿です。 |
 |
今回私達がお世話になったのも「みんくろ」こと「民宿くろしま」。 |
 |
到着時間を連絡しておけば、港まで車で迎えに来てくれます。 |
 |
|
 |
お宿に到着すると、島のことをレクチャーしてくれました。 |
 |
ガイドブックより新鮮で確実な情報をゲット! ありがとうございます。 |
 |
|
 |
部屋に荷物を置いて、着替えて、日焼け対策して、自転車を借りて |
 |
 |
ご近所探索へ出発。最初の目的地は「八重山海中公園研究所」。 |
 |
|
 |
日本近海には5種類のウミガメが来るらしく、そのうちアカウミガメ、 |
 |
アオウミガメ、タイマイが卵を産むそうです。八重山諸島は、この |
 |
3種類すべてが産卵する珍しい地域です。そしてこの研究所は |
 |
ウミガメの調査・研究を行っています。また、夜の海に産卵を |
 |
見に行くツアーのガイドもされているそうです。 |
 |
|
 |
ここにはウミガメの標本もあるのですが、その大きさにビックリ。 |
 |
 |
ハワイでのシュノーケルで、ウミガメに遭遇したことがありましたが |
 |
こんなに大きくはなかったなぁ・・・感動。 |
 |
また、ふ化した後の卵もありました。なんだかフニャフニャです。 |
 |
ピンポン球みたいに、もっと堅いものだと思っていました。予想外。 |
 |
|
 |
そして横には・・・あらら、可愛いウミガメの赤ちゃんがいっぱい! |
 |
洗い桶のような容器に、誕生日別に入れられています。 |
 |
ちゃんとアカ、アオ、タイマイの3種類すべてが揃っていました。 |
 |
 |
|
 |
体に対して、少し大きめの手足をパタパタ動かして泳ぐ姿は |
 |
本当に可愛くて、いつまで見ていても飽きないくらいです。 |
 |
|
 |
外に出ると、水槽に大きめのウミガメが。これはもう・・・オトナ? |
 |
顔が怖いです。クチバシが堅そうで、噛まれたら痛いだろうなぁ。 |
 |
甲羅にコケが生えているカメもいます。年配?? |
 |
|
 |
ウミガメは、どこでどう成長するのかあまり知られてないらしいうえに |
 |
 |
最近では八重山でもウミガメの数が減ってきているらしく、保護や |
 |
産卵の機会を増やす運動が各地で行われています。 |
 |
|
 |
デリケートなウミガメのママは、せっかく砂浜に上がってきても |
 |
異常を感じると海に戻ってしまうそう。もし産卵を見る機会があったら |
 |
灯りをつけたり、大きな音を出したりせず、また、近づきすぎないよう |
 |
注意して見守ってあげましょう。 |
 |
|
 |
 |
 |
あ、ガメラだ
 |
 |
 |
研究所を出て、実際にウミガメが産卵に来るという「西の浜」へ。 |
 |
透きとおる海に、白い砂浜・・・。 |
 |
|
 |
でも足下をよーく見ると、ただの砂ではなく、サンゴの死骸。 |
 |
そう、死んで白くなったサンゴがこの浜を作っているのです。 |
 |
ですから裸足で歩くと、痛いというかくすぐったいというか・・・。 |
 |
とにかく、ミョーな感触。 |
 |
|
 |
 |
西の浜には面白い岩があります。それが「ガメラ岩」。もちろん |
 |
自然に出来た岩です。長い間、浸食され続けた結果でしょう。 |
 |
|
 |
それにしても、ウミガメが上陸するこの浜に、ガメラ岩とは。 |
 |
ガメラって、カメの親分みたいなものでしょ。(←違うっけ? (^▽^;) |
 |
なんだか、産卵を無事に終えるよう見守ってくれているような |
 |
気がしますよね。これ以上、浸食が進みませんように。 |
 |
|
 |
|
 |
 |
三線、初体験
 |
 |
 |
もう日も傾きかけた頃、港のすぐ近くにあるお土産物屋さんの |
 |
「ハートランド」へ。ココには黒島のとっても詳しーーーい地図が |
 |
売られているのである。手に入れなくては! |
 |
|
 |
しかし店先で翻る「氷」という文字につられてしまい、ついつい |
 |
「かき氷2つ下さい」と言ってしまう。アハハハハ・・・ |
 |
|
 |
お店の裏にはイスとテーブルがあるのでお邪魔させてもらいました。 |
 |
 |
虫除けを忘れた私達に群がる蚊と格闘しつつ、かき氷を待ちます。 |
 |
虫除けは必需品。なのになぜか民宿に置いてきてしまいました。 |
 |
怪しい動きの私達に気付いたお店の方が、蚊取り線香を点けて |
 |
下さいました。ありがとう! |
 |
|
 |
しばらくすると、フワフワのかき氷が登場! オレンジ色のものは |
 |
マンゴー味です。さすが沖縄。福岡では巡り会えません。 |
 |
そして冷たくて美味しい。お茶は常に持ち歩くようにしていますが |
 |
日差しのせいですぐに温ぅくなってしまいますので、この冷たさが |
 |
 |
最高に嬉しいのです。 |
 |
|
 |
そのうち、お店の方が私達のテーブルに来て下さったので |
 |
一緒にユンタク(おしゃべり)です。そしていつしか |
 |
三線(さんしん)と歌も披露してくれました。 パチパチパチ! |
 |
|
 |
そして「ちょっと弾いてみる?」と言われ、ひょーいと三線を |
 |
渡されてしまいました。・・・い、いきなり弾けんばぃ!! |
 |
 |
とりあえず「ド、レ、ミ、・・・」という感じで教えてもらいながら |
 |
弦をはじきますが、難しい。なんとなく気の抜けた音しか出ません。 |
 |
でも初めて弾いた三線。とても良い想い出になりました。 |
 |
|
 |
こうして現地の人とふれあう機会があると、旅はいっそう楽しく、また、 |
 |
厚みのあるものになります。 |
 |
恥ずかしがらずに、自分からどんどん話しかけてみましょう! |
 |
|
 |
|
 |
 |
|