title
contents ホーム トピック 旅行記 園芸記 部屋訪問 リンク
mail


1998/6/20(
  運転させてよ・・・田植え(?)
福岡県 浮羽郡 田主丸

 緑がだんだんと濃くなっていく今日この頃。
 カルちゃんの田んぼは田植えの季節を迎えます。
 なんでもかんでも運転してみたいと思う
 ゆきの野望は今回は・・・?
 
 ▼カルちゃんは待っていた黄緑色の絨毯
 ▼田植えスタイルシロカキって何?
 ▼やっぱりダメ?初体験!地下足袋
 ▼サギ使い?カルちゃんお百姓とは



このページの先頭 上 下 このページの最後 カルちゃんは待っていた
  1週間ほど前、ドライブしていたら
水を張った田んぼで田植えをする光景を
あちこちで目にしました。ふと、そのとき
「あれ? カルちゃん家の田んぼは?」
 
気になって電話してみると
「おー、しゅうが帰ってくるのを待ってるんだよ」
 
そう、カルちゃんは東京出張中のしゅうが戻ってきたら
田植えをするつもりだったのでした。
だから他の田んぼよりも少し遅れて
田植えをすることになりました。


このページの先頭 上 下 このページの最後 黄緑色の絨毯
お昼過ぎににカルちゃん家に到着。
するとガレージの前にズラーッと並んだ
フサフサの絨毯が!!
 
そう、これは苗。 細くて小さくて、でも元気いっぱい。
そういえば5月中頃、カルちゃんに
種まきするけど、来るかー?」と
誘われたような・・・。
 
1ヶ月程でこんなに育つのですね。
秋にはたくさんの実をつけるこの苗たちは
まさにお宝でしょう。

このページの先頭 上 下 このページの最後 田植えスタイル
  稲刈りの時と同じく、カルちゃんのつなぎをレンタルです。
でも今回、そのつなぎをプレゼントしてくれることになりました。
きっとこれからもそれを着て、農作業を手伝えという
ことなのでしょう。
 
そしてやっぱり麦わら帽子。 これは必需品です。
あとはタオルを持って出発です。
 
しゅう&ゆき:「よーし、植えるぞー!!」
カルちゃん :「いやいや、今日はムリ。 植えるのは明日」
しゅう&ゆき:「へ?」

このページの先頭 上 下 このページの最後 シロカキって何?
  カル:「今日はシロカキだけでおわるだろう」
ゆき:「シロカキ? 何が白いの?」
カル:「・・・」
 
説明しよう!
「代掻」・・・田植えの前に水田の土を掻き起こすこと。(By 某国語辞典)
なるほど・・・。 で、私たちは何をすればいいのでしょうか?
 
「トラクターで掻いた後、コレで土を平らにならすんだ」と
差し出されたのものは、なんとトンボ! (ご存知?)


このページの先頭 上 下 このページの最後 やっぱりダメ?
田んぼに着いて、早速作業開始です。
土を平らにならすのなんか、そう難しくはないだろうと
思ったのですが、とんでもありませんでした。
超重労働!!
 
普通に歩くのも大変な泥の中で足を踏ん張り、
重たい土を運ぶのはものすごくキツイんです。
トラクターのカルちゃんが羨ましい・・・。
運転はダメ!ミスって田植え済みの隣のたんぼに
何かあったら大変だ。」確かにその通りです。
トラクター運転は諦めました。


このページの先頭 上 下 このページの最後 初体験!地下足袋
水を入れた田んぼに裸足で入るのはやっぱり怖い。
何故って、土が良いからミミズがウヨウヨいるんです。
それにカエルも泳いでるし・・・
 
でもそんなことは言ってられません。
ズブズブと入ると、これが結構気持ちいい。
それに、もしかして泥パック効果があるのでしょうか。
お肌スベスベってカンジです。
 
しばらく頑張っていると、カルちゃんのお母さんが
やってきて、「これ履きなさい」と渡してくれたのが
地下足袋。 うーん、本格的。
全てゴム製なので、ちょっと履くのが大変でしたが何とか装着。
これで思い切り踏ん張れます。


このページの先頭 上 下 このページの最後 サギ使い?カルちゃん
ふと気がつくと、トラクターに乗っているカルちゃんの
周りに、白いサギが3〜4羽ほど集まってきています。
私たちのそばには、あまり近づいてこないのに何故?
もしかして彼はサギ使い・・・?
 
という訳はなく、どうやら田んぼを掻いたときに
浮いてくるミミズを狙っているらしいのです。
なかなか頭のいいサギ達です。
 
そういえば、スズメもたくさんいました。
人間も鳥達に観察されているのでしょうね。
毎年この時期に田んぼで何が行われるかを
知っていて、そしてそこに自分たちのエサがあることも
分かっている。
うーん、素晴らしい・・・
 


このページの先頭 上 下 このページの最後 お百姓とは
  全ての田んぼの代掻を終えたころには
お天気も悪かったせいもあって、もうすっかり
暗くなっていました。
カルちゃん家のお風呂を借りてさっぱりした私たちは
働いた後のおいしいビール」を
飲むために、カルちゃんの友人が経営するという
居酒屋さんへ直行。
 
何もかもおいしい! 汗をかいて働いたあとの食事は
何ておいしいのでしょう。 3人で相当食べました。
 
それにしてもお百姓の仕事は大変です。
私たちは年に2度ほどしかお手伝いできませんが
農家の人々は収穫までの間、いろいろと
ご苦労があると思います。
 
百の手間、作業があるから百姓という」と、
何かで読みました。 カルちゃんに言うと
「・・・オレはくらいしかしてないぞ」
そう、彼は繁忙期以外は普通のサラリーマンなんです・・・。
 
本当は次の日、田植えのお手伝いをしたかったのですが
都合が悪くなり行けませんでした。
秋の稲刈りには、是非またお手伝いに行こうと思っています。


園芸記目次   このページの先頭   上