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1997/10/18(
〜19(
  究極の園芸?・・・稲刈り
福岡県 浮羽郡 田主丸

 私たちには、田んぼを持っている友人がいます。
 彼の名は「カルちゃん」。
 前々からの、稲刈りに参加してみたいという思いが
 ついに現実となりました。
 
 ▼不純な動機これが稲刈りスタイル
 ▼起きろ!稲刈り機うれしい楽しい難しい
 ▼お米って重い田んぼは2つ
 ▼いつになったらお土産がいっぱい
 ▼いよいよ新米



このページの先頭 上 下 このページの最後 不純な動機
ゆきは何年か前、女の子の友人2人と一緒に
カルちゃん家の田植えをお手伝いしたことが
ありました。
その時、とっても田植機を操縦したかったのに
カルちゃんに「稲刈り機はいいけど、田植機は
ダメ!」と断られました。
稲が綺麗に並ばなければいけないので
素人にはさせられないというのです。
「いつか必ず稲刈り機を操縦してやる!」
それが今回、やっと実現したのです。


このページの先頭 上 下 このページの最後 これが稲刈りスタイル
  9:00a.m.にカルちゃん家に到着。
さあ、とっとと着替えるぞ!
まず、ハイネックのシャツ
無ければ首にタオルを巻きましょう。
そうしないと稲を刈ったときに出る
小さなゴミが首から入ってきて
チクチクします。
そして、つなぎ。 カルちゃんからレンタルです。
カルちゃんの身長はざっと185cm。
かなり大きい・・・
そして、軍手。 本当は皮の手袋がいい
らしいです。 やっぱりゴミが刺さって
痛いのです。
腕カバーがあればなおいいでしょう。
それから、汚れてもいい靴。
カルちゃんは地下足袋を履いていました。
そしてなんと言っても帽子!
しゅうが「稲刈りには麦わら帽だ」といって
ききませんでした。
これに鎌を持てば完璧!
さあ、田んぼへ Let's Go!!


このページの先頭 上 下 このページの最後 起きろ!稲刈り機
  私たちの準備は完璧なのに、まだ起きて
くれないのが稲刈り機。
エンジンがかからないのです。
やっぱり1年に1度しか使わないから
バッテリーが・・・
車とつないだり、バッテリー交換したり、
1時間ほど格闘した後
ようやく動いてくれました。
もし全部手で刈ることになるったら
帰っちゃおうと思っていたところでした。


このページの先頭 上 下 このページの最後 うれしい楽しい難しい
カルちゃん家の田んぼは2ヶ所あります。
以前、田植えをしたときも思ったのですが
「場所を間違ったりしないのかな?」
田んぼには名前を書いてあるわけでは
ないのに、すごいなーと思っていたら
カルちゃんの妹さんが軽トラを運転しながら
どれがウチの田んぼだっけ?」
 
1枚1枚の田んぼの隅っこは
鎌で刈ります。 機械が入らないからです。
もうすでにカルちゃんのお母さんが
刈ってありました。
いよいよ稲刈り機の出番です。
最初は少し難しいので、やっぱり
カルちゃんが刈ります。
それにしてもすごい音です。
 
しばらくして運転手交代。
やっとやっと稲刈り機に乗ることが
できました!!
うわー感動! うれしい! でも難しい。
稲は必ずまっすぐ並んでません。
微妙なハンドルというかレバーさばきが
要求されます。
(稲刈り機はタイヤじゃなくて
キャタピラーでした)
まあ、でも田植えと違って気が楽です。


このページの先頭 上 下 このページの最後 お米って重い
  稲が稲刈り機を通ると
米の部分は袋に入り、茎や葉は
細かく刻まれて田んぼに落ちるように
なっています。
自動的に脱穀まで終わるんですね。
 
米が袋いっぱいになると
袋を付け替えなければいけません。
ゆきはそれはできても、米を車まで
持っていくことができません。
なぜならそれは重いから。
およそ40Kgらしいのですが
絶対それ以上に感じます。
 
「甘えるな、自分で運べ」と
言われ、頑張りましたが
1度も米袋が宙に浮くことは
ありませんでした。
ゆきには米泥棒はできそうにありません。


このページの先頭 上 下 このページの最後 田んぼは2つ
だんだん日が落ちてきて、稲刈りの
タイムリミットが近づいてきました。
稲に夜露が付くと、稲刈り機に稲が
絡まったりしてうまく刈れないのです。
 
でも、1ヶ所目の田んぼは終わりましたが
もう1ヶ所がずいぶん残っています。
それに、カルちゃんのお母さんが
手で刈った稲が田んぼの周りに
おいてあります。
 
稲を置いて帰ってしまうと
盗まれてしまうことがあるので
この分まで脱穀して帰ることにしました。
不作だと、米泥棒が出るなんて悲しい話です。


このページの先頭 上 下 このページの最後 いつになったら
  随分暗くなって、やっと今日の分は
終わりました。
でも、稲を刈っただけではいけません。
この後には乾燥や籾すりなどが待っているのです。
カルちゃんの話では随分長い時間かかる
そうです。 たいへんだなあ。
私たちの食卓に上るまでの手間は
想像以上です。
大事に食べましょうね。


このページの先頭 上 下 このページの最後 お土産がいっぱい
2日目のお昼には、すっかり刈り終え、
私たちはカルちゃん家で昼食をすっかり
ご馳走になり、お土産を山のように抱えて帰ったのです。
 
実はカルちゃん家、ブドウも作っているのです。
田主丸といえば巨峰が有名。
カルちゃんのお母さんが大事に育てて
います。
 
もう巨峰狩りの季節も終わったので、
畑になっているブドウは全部とっていいよと
言われたのでたくさん取りました。
 
そして家の敷地内にある畑からサヤインゲン、
綺麗なジャガイモ、柿、栗、大根葉の漬け物、
高菜・・・
カルちゃん家は本当に自給自足できそうです。


このページの先頭 上 下 このページの最後 いよいよ新米
 
我が家のお米は、カルちゃんから買っています。
ちょっと遠いので取りに行くのが
大変ですが、たまに近くに行くときに
買うようにしています。
取りに行く直前に自宅で精米してくれます。
胚芽の削り具合もオーダーできます。
 
今度のお米は自分たちで刈った可愛いお米。
稲刈りのお駄賃としてカルちゃんが
10Kgプレゼントしてくれました。
 
正真正銘の新米なので混ざり物もなく、
柔らかいので市販の米の時より
水加減控えめでOK。
ガスで炊いたらおいしいだろうなーと
思いながら古い電気炊飯器で炊いています。


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