115、117室の湿度記録の一例

115室
実際の湿度の一例である。このほか、写真をとれなかったが80%を超える値も記録されている。ポイントは、これらの測定は実験冷却水が停止する前になされている、というところだろう。事実、この後、実験冷却水の点検・停止があった後は湿度は64%前後に抑えられているのだから。ただし、64%という値は室内空調をドライにして24時間動作させ、加えて単体の除湿器をも連続稼働させた上での値である。これでもまだ設置されているSEM等の機器の設置条件を満たさないのであるから、問題は実に深刻なのだ。この部屋には、現在EIKOの凍結割断装置がおかれているが、こちらも時間の問題で全面的に錆びていくことが予測される。せっかくの機器が誰にも使えないような状況に陥らぬよう、管理者にははちんとした対応を期待したいところである。

冷房下一時間後の湿度

冷房設定を変更する前は82%を示していた。これは、そこからさらに室温が下がった時点だが、それでもご覧のとおり、76%をこえている。

ドライに変更後ニ時間後の湿度

上の測定の後、空調の設定をドライに変更し、2時間経過したものである。ドライの効果はそれなりにでてはいるが、それでも湿度は70%もある。

除湿器

奥のペーパータオルが濡れていないことからわかるようにまともに機能せず。ただし、この旧校舎から運ばれてきたロートル機械の名誉のために付け加えるならば、「ちゃんと動作していることもあることはある」のである。

9/7夕方、実験冷却水が復旧する過程での湿度記録

記録中の部分が9/7である。それまで60%ちょっとを維持していた湿度が昼を境に70%近くまで上昇した。

上と同時刻の117室の湿度記録

現在レーザー顕微鏡の設置されている117室において、同じく9/7夕刻の湿度である。74%を示している。

117室に設置されている冷蔵庫。湿度の上昇にともなって扉に曇りが発生している。
諸般の都合(?)のため、現在のところレーザー顕微鏡のコントロール用コンピューターはご覧の状態である。メインボードもコネクタ類もなにもかも、この74%の湿度に24時間さらされている。この機械を利用する人間は少なくない上、これから、卒論や修論のためのラストスパートもあるだろうことから、一日もはやく安心して使えるような環境になってほしいものである。

この池は実験冷却水でまかなわれている。ここに流れている水が、上の時刻にはすでに実験冷却水が復旧していた証である。

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