NONSENSE/DAILY
2009年7月4日(土)
『MW -ムウ-』
手塚治虫先生の禁断の問題作…。
このフレーズに惹かれて観てきました('-'*)。本編上映前に主演の玉木宏さんと山田孝之のコメント映像が流れ、「お、今回はビデオカメラ男の鬱陶しいCMは無しか♪」と思ったら、やっぱり激しく踊り狂うビデオカメラ男は健在でしたorz。

ストーリー:16年前、ある島の島民全員が死亡した事件は政府によって隠ぺいされるが、二人の少年が奇跡的に生き延びた。その一人でエリート銀行員となった結城美智雄(玉木宏)の裏の顔は冷酷な殺人鬼で、神父となった賀来裕太郎(山田孝之)は結城を救済しようと苦悩する。そんな中、16年前の事件の鍵を握る「MW」を手にした結城は世界滅亡をもくろむ。(シネマトゥデイ)

ムぅ…って感じです(爆)。なんとも中途半端な印象しか残りませんでした。奇をてらわない確りした配役で、玉木宏さんを始めとした俳優陣は素晴らしい演技だったし、シリアスな展開も見応えあったものの…、冒頭の海外ロケで予算を使い切ったのか、作り物感を醸しだす映像がどうにも。米軍が開発した毒ガス兵器が事の発端なんてシナリオじゃ、米軍に撮影協力を求める訳にもいかにのは分かりますが、飛行中の貨物機から飛び降りる人間が真下に落ちている様にしかみえなかったり、同じく飛行中の貨物機をミサイルで撃墜したのに爆炎が空中で静止していたかの様に広がったり…。重箱の隅を突付く輩なんていくらでも居るのでσ(・∀・)、映像の考証はしっかりやってもらわないと。

先週の『某:破』を観にいった方が満足できたかもと思うと一寸残念ですが、まぁ石橋凌さんが渋かったから良いか(笑)。そうそう、石田ゆり子さん演じる牧野京子が勤める編集部のパソコンが全てMacだったのに対し、玉木宏さん演じる結城美智雄の勤める銀行のパソコンが全てNEC製だったのは密かにツボでした(爆)。
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