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2008年10月4日(土)
『容疑者Xの献身』
今年20本目の劇場鑑賞作品も、毎度のレイトショーです。
TVドラマシリーズの「ガリレオ」は好きなドラマの一つで毎週見てました。なので劇場予告を観た時から観ると決めていた作品なんですが、TVドラマの劇場作品化は高確率でハズレるので(『交○人〜』とか『ア○フェア』とか)多少心配ではありました。
娘と二人でアパートに暮らし、小さな弁当屋を営んでいた花岡靖子(松雪泰子)。ある日、別れた夫が部屋まで押しかけ復縁を迫ってきたが、夫に対して反発する靖子と娘は、夫の暴力から逃れようとして誤まって絞殺してしまう。同じアパートの隣室に住み、騒ぎに気付いた数学教師の石神哲哉(堤真一)は靖子の部屋を訪ね事の次第を知り、かねてから好意を寄せていた花岡親子の為に、アリバイ工作を始める…。
「実におもしろい。(c)湯川学」
TVドラマシリーズの軽いノリで展開するのかと思いきや、地味過ぎるぐらいのドラマ仕立てに成っていて驚いたんですが、後で同名の原作小説が存在すると知ってなるほどなぁと思いました。地味だから面白くないという訳ではなく、TVドラマ「ガリレオ」の雰囲気もありつつ基本は人間ドラマで、最後はグッとくる展開に十分満足できました。前述の様なTVドラマの劇場作品化に対する心配は全くの杞憂でした。福山雅治さんの役者っぷりには何時も関心しますが、それにも増して堤真一さん演じる石神は渋かったなぁ。
しかし、最後の捜索シーンはなんだったんでしょうね?石神が自供したとも思えないし、あても無く川を浚うとも思えないんですが。「さっぱりわからない。(c)湯川学」ので、原作小説でも読んでみるかなぁ。とりあえず、私もアパートの独り住まい。隣で事件が起きないとも限らないので、今日からは聞き耳たてとくかな(核爆)。
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