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I'll be Back... ストーリー: あのターミネーターとの死闘から10年。サラ・コナーの息子ジョン・コナーは、養父母に引き取られ、品行方正とは言えない生活を送っていた。一方、サラ・コナーは精神障害の疑いで精神病院に収容され、非人道的な扱いを受けながら毎日を過ごしていた。 そんなふたりの前に、ある日、再び未来からの刺客としてターミネーターが送られてくる。そして未来の反乱軍も、そのターミネーターに対抗するため、再び戦士をひとり、現代に送り出してきたのだった。 こうして、再びジョンを巡るターミネーターとの戦いが始まるのだった。 |
スタッフ キャスト |
大ヒットした「ターミネーター」の続編として、その10年後の世界で再びターミネーターとの死闘を描くSF巨編。 少年となったジョン・コナーと、それを守ろうとする未来戦士、そして前作のターミネータよりもパワーアップした刺客との戦いを描いています。 前作では予算の関係でうまく描けなかった未来戦争のシーンや、核爆発のシーン、そしてT1000のCG描画など、この映画の表現方法は当時としては本当に最高峰で素晴らしいものでした。この映画がその後のSF映画に与えた影響の大きさは計り知れないと言っていいでしょう。 ある意味タイムパラドックス(時間の逆説、矛盾)をはらんだ物語ですので、脚本の隅をつつけば矛盾点などたくさんあるにはありますが、それをつつくのは野暮ってモンです。 監督からの作家としてのメッセージ性と、アクション性、映像表現、そしてストーリー性が高次元でまとまった、SF映画史上に残る傑作です。 |
この映画のCG表現には、とにかく度肝を抜かれました。 今でこそCGというのは普通に映画に使われていますが、この当時はまだCGの映像表現というのは手探り状態だったのです。 その使い方を、はっきりと示して見せたのがこの「ターミネーター2」だったと言ってもいいでしょう。 とにかく、この映画のバランスは素晴らしいです。特殊効果、ストーリー、メッセージ、アクションのどれもおざなりにしておらず、本当に程良いバランスで成り立っています。 もちろん、最初はT1000から逃げ出すストーリー展開だったはずなのに、いつの間にか未来の戦争を阻止することが中核になってしまい、T1000の存在がストーリーからはみ出してしまっている時間が長すぎるなど、構成的にどうかなと思える部分も多々あるんですけどね。 でも、それを差し引いても「こういう映画を作りたい」というキャメロン監督の強い意志が感じられて、ただただ映画の世界に引きずり込まれてしまう私なのでした。 そうそう。 この映画でもう一つ画期的だったと思うのは、「液体状の敵」というものをきっちりと恐怖を感じさせる映像として見せてくれたこと。 それまで、SF小説などではよく登場していた「液体状の敵」ですが、それをきっちりと映像化して見せた、恐らく最初の作品なのではないでしょうか。 「液体状の敵」というのは、どこから襲ってくるか分からない、どんな隙間からも入り込んでくるような恐ろしい敵ですからね。映画の中では、かつてはただの水とかであまり緊迫感がない映像で描かれていたそういったものを、CGで緊迫したシーンとして描けるということを示して見せたのも、この映画の功績ではなかったかと思います。 ともかく、シュワルツェネッガーの格好良さ、未来へのスタンスなど、観るべきところの多い作品です。 私にとっての永遠の映画の1本です。 |
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1991年アメリカ映画 137分(劇場公開版) 1994年アメリカ映画 153分(特別編) ユニバーサル提供 音声 オリジナル(英語)ドルビーデジタル(5.1チャンネルEX) 英語(5.1チャンネルDTS−ES) 日本語ドルビーデジタル【劇場公開版】(2チャンネル) 英語解説(モノラル) 字幕 英語字幕 日本語字幕 解説用字幕 吹替用字幕 映像特典(特典ディスクつき) 「オリジナル劇場予告編」 「メイキング・オブ・T2」(30分) 「T2:目に見える以上のもの」(22分) 「メイキング・オブ・T2:3D」(23分) その他、絵コンテ、脚本、ビデオ化までのインタビューなど 静止画等の解説ブックレット(152P)封入 そして……究極版とも呼ばれる、ターミネーター2第3のバージョン、「拡張特別編」も収録。 |