Zゲージの小型レイアウト製作記(4)

途中経過
です。

レイアウト各部の詳細部分を紹介します。


●駅舎


駅は8970(メルクリン)を普通に組立てて、プラットホームをボール紙で延長して塗装したものです。
ホームの柵は、薄板(お弁当の折ぎ板)を細く切断したものを組立て塗装したものです。
左に見える樹木は、42500(ノッホ)ですが、コースターフをまぶしてあります。

BR218ディーゼル機関車はタンコロ(一両)で駅のプラットホームに停車中です。
この後の仕業はローカル列車の牽引でしょうか。



●駅舎前の貨車


右端はマメツゲの枝にフォーリッジクラスターを貼り付けただけの樹木です。
線路脇にトラ色のポール(自作)があります。
ドイツの写真にあったので、真似て造り、似たような位置に配置しましたが、これが何かは知りません。



●踏切とその周辺


踏切は先に述べたように自作です。
周辺の柵も、やはり折ぎ板から作った自作のものです。
実物の写真を参考にして色やサイズを決めました。
これを渡って左の方向へいくと駅があります。

踏切はダミーで動きませんので、正真正銘の開かずの踏切ですね。
踏切待ちの自動車にはずっとここにいて頂いて、雰囲気作りに一役かってもらいます。





●橋と河(1)


2か所で河を渡りますが、その小さな方です。
橋は8977(メルクリン)で、つや消し塗装してあります。
また、川にはいくつかの岩が見えます。


この写真は屋外での撮影です。





●橋と河(2)


こちらは、大きい方の橋です。
8975(メルクリン)をつや消し塗装しています。
この橋には塗装する前に少量の紙粘土を所々にすり込んであります。
重量級のDLが鉄橋を渡っていく時のゴォーッっという音が聞こえてきそうです。

河原の砂利も、左側の砂利道もバラストをまいたもので狙った通りの表現になって満足しています。
駅へ続く砂利道と河原の間には42620(ノッホ)の並樹を配しています。

この写真も屋外での撮影です。




●山間部のカーブ


レイアウト右側の山陰を走行中のDB BR218です。
この付近は、わずかですがカントが付いています。
線路両側の草木はフォーリッジクラスターによるもの。
R145とはいえ、山を配して見る角度を低くすれば、結構、不自然さを緩和できます。

欧州型DLよりも、日本型DCが似合いそうな風景ですね。

この写真も屋外での撮影です。





●一軒家


家はF-282765(ファーラー)で、やはりつや消しの塗装を施してあります。
家の周辺に人を配置すると、家そのものも、なんだかいい出来映えに見えます。

ちょうど、おとうさんが車で帰宅したところのようです。
タイミング良く、奥さんと娘さんが出迎えています。
お土産を期待しているのかな?

この4本の樹木はマメツゲの自作樹木です。

この写真も屋外での撮影です。





●DB BR042と給水塔


BR042、型番88272(メルクリン)はなかなか見栄えのするSLです。
走行音が大きくノイジーなのが残念です。
集電も並程度ですが、5極モータの恩恵か低速の安定走行はOKです。
オイル炊きで走るSLですから、テンダーには石炭でなく重油を積んでいます。
もちろん、オイル用のテンダーで背が高くなっています。
SLなのですが、珍しくEra IVになります。

左端に見える給水塔は8996(メルクリン)で、やはり塗装しています。


この写真は屋内の蛍光灯下での撮影です。





●DBAG BR212型DL


旧V100.2、現BR212型ディーゼル、88691(メルクリン)で、最近のNゲージと変わらない(それ以上?)抜群の走りをするDLです。走行音もとても静かで、超お勧めの一台です。
このサイズのレイアウトでは、こんなDLに客車を2両程度牽かせるのが、見た目のバランスがちょうどいい長さです。

なお、この塗装のDLとこの客車の組み合わせは時代的にギャップがありますが、イベント列車ということでご勘弁を。

この写真も屋内の蛍光灯下での撮影で、バックが白いのは壁の色です。






同じDLを光を変えて撮影したものです。
室内の窓際での撮影です。

前後の手すり(?)は金属製ですが、少し線が太いです。
印刷などのディテール、雰囲気は良くできています。





●DB BR218型DLと駅


DB BR212の写真と同じ光で撮ったDB BR218です。
プラットホーム拡張後のものです。





●駅のプラットホーム


駅のプラットホームには、お知り合いにいただいたNOCHの旧製品の花植えのプランターを置きました。
プラスチックの緑色の角材に、黄色い粒状のチップを接着した製品で、自作もできそうです。

プラットホームにいるカップルは、その雰囲気から仕事仲間のようです。
でも、こんな片田舎まで何をしに来たんでしょうね。
何かの商談?、あるいは、地元の資産家宅へ新しいビジネス話を持ちかけに来たのかな?
お天気が良くて、よかったですね。






角度を変えて見たところです。
奥の駅舎前には、赤い花のプランターも見えています。

これら駅舎の写真も室内の窓際で撮影しました。

小物を少しずつ増やしていく度に雰囲気は良くなっていきます。
小物がないと殺風景になりがちですね。





*製作写真は撮影後、一部、色温度補正しています。


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