Nゲージの小型レイアウト製作記(2)

完成したNの小型レイアウトの紹介(その1)です


レイアウト各部の詳細について、写真をまじえて説明します。
はじめてレイアウトを製作される方の参考になればいいのですが...。

●駅の周辺
この駅舎はTomixのもので、つや消しのアクリル塗料で塗ってあります。電話ボックスは、四隅を白で塗っています。内部にプラスチック片(ランナ)を黄色とグレーに塗り分けたものを接着しましたら、ずいぶん、それらしく見えるようになりました。
この電話ボックスがそれらしく見える人は、少なくとも30〜35歳以上の人ではないでしょうか(笑)。
赤いポストも、上の部分だけ薄めたアクリル塗料のフラットグレーを塗っています。それだけでも汚れた感じがでて見た目がずいぶんと変わりました。
駐車場の車もTomixのものです。KATOのものより少しサイズが大きいように思います。そのままではテカって見えるので、薄めのつや消しグレーのアクリル塗料を塗ってあります。


駅から出てきたおじさんを配置して、光の方向を変えるとこんな具合になります。
アップにすると塗装のアラがよく目立ちます。
人が一人いるだけで、雰囲気はずいぶんと変わります。

●プラットホーム(1)
駅に停まるキハ40系気動車(KATO)です。
また、対向する「信号所」はGMのキットです。ここに信号所は少し変ですが、雰囲気が悪くなかったので置いてみました。つや消しのアクリル塗料で塗装しています。
ホームはフラットグレーで部分的に薄めたフラットアースでまだらにしました。

●プラットホーム(2)
こちらはキハ52型気動車(KATO)です。
キハ20よりも車体が長くスリムで、小型レイアウトの単行でのカーブ走行時にはやや違和感があります。模型自体は、雰囲気がよくできています。
ホームの構内灯は津川洋行製です。やはり、同系の色をつや消しのアクリル塗料で塗装し直しています。ホームにはピンバイスで穴を空けて差し込んで接着しました。


●プラットホーム(3)
ホームの人々は、やはりTomixのものです。座った人、立った人の両方が欲しかったのですが、ちょうど「乗客2(ミドルエイジ)」というのが、立った旅行者、座った人、作業をする人から、駅員さん風まで色々入っていたので、このパッケージ1箱で済ませました。Tomixの人形は、車と同様に、KATOのPreiserブランドのものより少し大きめです。KATOは1/160、Tomixは1/150なのでしょうか。新幹線電車のそばではKATOの方が自然かも知れません。
ベンチとごみ箱は自作しました。ベンチは0.5mm厚の模型用の木の薄板で作りました。ゴミ箱は3mm□程度の角材をカットしただけのものです。
ホームもそうですが、石垣やトンネルポータルなど、グレー部分はすべてつや消しの「ライトグレー」または「ミディアムグレー」色に、「フラットアース」色を少し混ぜたものを塗りました。
ホームの縁の部分は少しテカって見えますがこの部分のみ、つや消しではない「ライトグレー」を薄めて塗りました。

●プラットホーム(4)
駅の反対側から。
駐車中の車の埃はほんとうの埃だったりします。
この車もホイールを含めて全部黒のタイヤでしたが、ホイールにちょっとグレーをさすだけで見かけがグッと良くなっています。
常点灯コントローラ「N-1000-CL」を手に入れたので、停車中のキハ52のライトを点けてみました。
電柱はGMのキットを着色して使っています。

●プラットホーム(5)
このホームは外周の線路にあるプラットホームです。このプラットホームもTomix製で、対向式プラットホームをそのまま組み立てたものです。
トタン屋根はフラットミディアムグレーで塗った後にライトミディアムグレーを適当に塗ったものですが、汚く塗れば塗るほど実感が出ました。

車輌はキハ10(南部縦貫鉄道、Tomix)です。通常M車の2両セットですが、1両だけオークションで譲っていただいたもので、このレイアウトにはまさにうってつけの車輌といえます。
本当に小さくて、旧国鉄の車両と並べるとスケールがおかしいのではと思うくらい小さく感じます。
だから、こいつが出てくるといつも国鉄型はレイアウト外に放り出されます。
軽量なので、走りはつっかかりが多かったのですが、付属しているウェイトを組込めば非常に滑らかな走りとなり、低速で安定に走るようになりました。集電用の板ばねが柔らかいセッティングで、少し揺れながら走るところがなんとも面白く、実感的でもあります。


●トンネル入り口(1)
これはトンネルから出てきた「C11-207」(アリイ)です。
見えている4灯式信号機は津川洋行製。買ったまま、着色など一切せずに付けました。
トンネルポータルはPECOのものです(反対側のトンネルポータルは同じものではなく、GM製です)。

●トンネル入り口(2)
トンネルポータルには地形を造ったときのプラスターを少しすり付けてあり、その上から塗装しています。レンガの継ぎ目を上手に浮かび上がらせる手法が雑誌などで紹介されていますが、実物のレンガ製のトンネルポータルを見ますとほとんど一色に見えるようなところが多く、私は気にせず通常の塗装をラフにすませています。

トンネルポータルの上部には日本では通常、落石防止柵があるのが普通です。
出来上がっていた地面をカッターナイフで削ってこの写真のように落石防止柵を設けました。この製品はGMのものです。
接着にはプラスチックが接着できて発泡スチロールを溶かさないということから、樹木の製作でも使用した合成ゴム系接着剤のGPクリアーを用いました。
着色は、トンネルポータルと同様にアクリル塗料のフラットグレーに、土汚れの感じを出すためにフラットアースを混ぜたものを使っています。
着色はいつもそうですが、最初はあまり薄めないで塗って、後から薄めたものを何度も塗り重ねるようにしています。上部の手すりも同じ色で塗りましたが、こちらはフラットアース無しのほうがいいですね。


●踏み切りの周辺(1)
踏み切りは津川洋行のものを手を加えずに使いました。踏み切りの「制御器ボックス」はGMのキットです。ガードレールも津川洋行製で指でくねくねと曲げました。やはり、つや消しの白を塗りました。
ガードレールの取り付けは、地面に穴を空けて接着していますが、Tipsでも紹介しているように、穴はピンバイスを用いず、ピンセットでやりました。
鉄路柵はGMのコンクリート柵を茶系に着色して木製に見せています。上の部分だけ黄色をチョン、チョンと塗っています。

●踏み切りの周辺(2)
踏み切りを通過するC11を目線で撮ったものです。
この蒸機はTomixのR243レールは辛いようです。右回りは、まあまあまわってくれますが、左回りだと、低速でちょっとつっかえるようになります。もうちょっとのところなんですが...。
KATOのユニトラックならレールの幅も広めと聞きますし、R249の通過はできそうです。
いずれにしても、蒸機派の方がNの小型レイアウトにチャレンジされる場合は、R280を基本にする方が無難かもしれません。
ちなみに、KATOの「C62」は、TomixのR243でも全く問題は無いです。

●アリイの蒸機
同じく踏み切りを通過するC11をアップで撮ったものです。踏み切りは「素」のままなので、アラが目立ちます。NはHOの様に近くで鑑賞するものではないかもしれません。しかしながら、アリイの蒸機はNで安価な割になかなか良い出来栄えですね。


●一応、直線区間もあります
踏み切りを通過後の、短い直線区間でのC11です。ポイントに付属していたダミーのポイントマシンを着色したものを取り付けてあります。
横の方から蛍光灯の強い光があったので、林の樹の陰がはっきりとできていて夏の昼間のような感じに写りました。


後方から。
私は、こういう小編成が好きです。

*写真は全てデジカメ(Nikon CoolPix950、CoolPixSQ)で、室内の蛍光灯下で撮影しています。


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