A1316 |
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消費税の税抜処理で自動生成した仕訳の科目名が科目Codeと一致しません |
展開一番」は「勘定科目名」を必須項目としていません〔必須項目は科目Code〕 勘定科目名を利用する場合は、ユーザが「ユーザ定義タグ」を設定する必要があります(Q1313を参照のこと) このため、t1スクリプトの処理が、「ユーザ定義タグ」に及ばないことが生じ得ます このようなときは、他のスクリプトを援用して意図する処理を完了させることができます 質問の事例をもう少し具体的に解説します |
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1. | 仕訳ファイル(二科目仕訳ファイル)にユーザ定義タグを設け、以下のように科目名(この例では「通信費」)を記入しています 20120720,2888,4,7090,通信費,105000,200,0,・・・ |
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2. | 仕訳定義ファイルは以下のとおりです J_Date J_SlipNo J_M J_DA J_U_DAName←ユーザ定義タグ J_DAmt J_DX J_DTax ・・・ |
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3. | この仕訳に対し Cal7JTax12XJQ(#207) スクリプトを実行すると、消費税額が計算されて以下のようになります 20120720,2888,4,7090,通信費,105000,200,5000,・・・(a) 上記仕訳に対し Cal7NAmt12XJQ(#209) スクリプトを実行すると、税抜仕訳(b)が作成されて以下のようになります 20120720,2888,4,7090,通信費,100000,200,5000,・・・(a) 20120720,2888,4,1210,通信費,5000,200,5000,・・・(b) |
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4. | 自動生成された税抜仕訳(b)の借方科目Codeの1210は正しいのですが、ユーザ定義タグ(科目名)の値が変更されず、「通信費」のままです 科目Codeに対応する科目名(「仮払消費税」)に変更するにはどうすればよいか・・・ |
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仕訳/仕訳抽出ファイルの科目Codeに対応する科目名を指定フィールドにセットするスクリプト Set7ActN12XJQ_RYA (#178)があるのでこれを利用します 以下の手順でスクリプトを実行して下さい 1.仕訳抽出ファイルの科目名フィールドを一度ゼロにする(科目名をセットするための条件) 2.仕訳抽出ファイルの科目Codeから科目マスタを参照し、科目名フィールドに科目名をセットする このユーザスクリプトは以下のようになります -------------------------------------------------------------- require "t1.rb" Set7V12XJQ_Tag(1,"J_U_DAName",0) Set7V12XJQ_Tag(1,"J_U_CAName",0) Set7ActN12XJQ_RYA(1,"J_DA","J_U_DAName") Set7ActN12XJQ_RYA(1,"J_CA","J_U_CAName") -------------------------------------------------------------- (註) 文中の「タグ」と「フィールド」は同義です 仕訳の税抜処理は、通常、仕訳抽出ファイルを対象にします、このため、上記 3.及び上記ユーザスクリプトはこれを前提とした記述となっています |
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スクリプトの後ろにある(#nnn)はスクリプトの固有番号です | ||
Last Update 2022/02/19