試算表のデータを利用して損益分岐点分析を行う | ![]() |
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試算表のデータを利用して損益分岐点(CVP)分析を行うには「t1_outside.rb」ライブラリ(Ver.9.07 以降)が必要です ユーザスクリプトの冒頭に以下の2行を置きます ------------------------------------------ # -*- encoding: Windows-31J -*- require "t1_outside.rb" ------------------------------------------ 損益分岐点分析を行う標準的な手順は以下のとおりです (1)損益分岐点分析用のデータシートを作成する 分析期間は最大26まで設定可能です、期間を指定して損益分岐点売上高等を計算させることができます 「FA_CVP_MakeDataSheet」スクリプトを実行すると以下のファイルが作成されます ファイル名は、「FA_CVP_DataSheet_hhhh.txt」(hhhh は「t1_Profile.txt」ファイルで指定した法人番号) 以下は引数に「3」を指定したときの例です ----------------------------------------------------,,,,, 損益分岐点分析用,Data,Sheet,2025-07-07,, ----------------------------------------------------,,,,, Item,Relation,Symbol,A,B,C...[期間]aj1120_17 へのリンク ----------------------------------------------------,,,,, 売上高1,,,0,0,0 売上高2,,,0,0,0 売上高3,,,0,0,0 売上高4,,,0,0,0 売上高5,,,0,0,0 売上高合計,,(A),0,0,0 ,,,,, 売上原価,,,0,0,0 (-)売上原価のうち変動費とならないもの,,,0,0,0 (+)販売管理費のうち変動費となるもの,,,0,0,0 変動費1,,,0,0,0 変動費2,,,0,0,0 変動費3,,,0,0,0 変動費4,,,0,0,0 変動費5,,,0,0,0 変動費合計,,(B),0,0,0 ,,,,, 販売管理費,,,0,0,0 (+)売上原価のうち変動費とならないもの,,,0,0,0 (-)販売管理費のうち変動費となるもの,,,0,0,0 固定費1,,,0,0,0 固定費2,,,0,0,0 固定費3,,,0,0,0 固定費4,,,0,0,0 固定費5,,,0,0,0 固定費合計,,(C),0,0,0 ,,,,, 限界利益,(A)-(B),(D),0,0,0 損益分岐点売上高,(C)/(1-(B)/(A)),(E),0,0,0 損益分岐点比率(%),(E)/(A),(F),0,0,0 安全余裕率(%),1-(F),(G),0,0,0 ----------------------------------------------------,,,,, (註)上記データシートはテキストエディタで表示していますが、CSVエディタで表示させると各欄が揃って表示され見やすくなります (2)データシートに 必要なデータを入力する 期間「A」の分析を行うときは4列目(上記の緑色の欄)に金額を入力します 合計欄(A〜C)や関係式が記載されている行はスクリプトが計算結果をセットするので入力しません 試算表ファイル(ZTB_hhhh.txt)から、データを転送するスクリプトがあります(「Pst1Fs2Fd」) (註) このときは、複数科目の値を計算する「合計科目」の設定が必要になります(例えば、「販売費及び一般管理費」) 売上高、変動費、固定費、それぞれに入力する金額の精度は、業種、規模、業態、などによって異なってきます 以下、参考までに・・・ (@)「売上高」に不動産部門の売上高が含まれているときは当該部分をマイナス金額で計上する (A)「売上原価のうち変動費とならないもの」は、減価償却費、租税公課、労務費の固定給部分などをマイナス金額で計上する (B)「販売管理費のうち変動費となるもの」は、支払手数料に含まれる特許権使用料(従量部分)などをマイナス金額で計上する (C)(A)は固定費に同額を加算、(B)は変動費に同額を加算 する (註)データ転送スクリプト(「Pst1Fs2Fd(fs,r1,c1,fd,r2,c2,sw=0)」)の補足説明 「展開一番」ファイル(CSV形式のテキストファイル)であれば転送元ファイルとして利用できます パラメタでファイル名を指定すると、システムが法人番号と拡張子を自動的に付加します("ZTB"→"ZTB_hhhh.txt") 法人番号を持たないファイルを利用するときは、7番目のパラメタをゼロ以外にします(当該パラメタを省略するとゼロが適用される) 転記元と転記先は、当該ファイルの行と列で指定します、いずれもゼロからカウントします (3)損益分岐点分析の合計値と指標を計算する パラメタで計算する期間を指定する、期間「A」を計算するときは以下のようになります FA_CVP_CalIndicator("A") |
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Last Update 2025/07/10