Grid Sheet を利用する |
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Grid Sheet (以下「GS」)とは、「t1File」を利用するためのファイルで、データをマス目に配置して利用するイメージからこの名を付けています
「t1File」とは、「展開一番」で扱うファイルの総称です、CSV形式のテキストファイルであればよいので、ユーザが独自に作成する予算ファイル(勘定科目ごとの予算を記録したファイル)、棚卸ファイル(商品別の数量と単価を記録したファイル)等などもこれに該当します
例えば、試算表ファイルのデータをGSに転記して集計し、流動資産合計・売上高合計・・・を計算できます、また、これらの合計値間で演算を行い、営業利益・営業利益率・構成比率・・・を計算できます
試算表データと予算ファイルのデータから、予算実績対比表の作成も可能です
また、試算表のデータを期別あるいは年度別に並べて、推移表や増減表を作成することもできます
なお、「t1File」のデータをGSに転記するときは、key項目と範囲の指定が必要となるので、ファイル内にkey項目となる情報(科目Code、得意先Code・・・)が含まれている必要があります、また、ファイ名も「filename_hhhh.txt」とする必要があります(パラメタで指定するのは「filename」部分のみで「_hhhh.txt」はスクリプトが補充します)
EXCELなどの表計算ソフトウェアでも同じことはできますが、GSでは「展開一番」のデータをスクリプトによってシームレスに処理でき、ユーザスクリプトにより自動実行させることができます
GSを操作するためのスクリプトは、「t1_outside」ライブラリ Ver.7.03 以降にあります
ユーザスクリプトの冒頭に「require "t1_outside.rb"」と記載すれば、以下のスクリプトが利用できるようになります
スクリプトの詳細は「1050スクリプト」「24スクリプト一覧(Ver.8以降)」を参照して下さい
なお、行・列の指定・集計の範囲・計算方法などの管理は、すべてユーザに任されていることに留意して下さい
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1.GSを作成する〔GS_MkF)〕 |
2.GSの指定行にタイトルをセットする〔GS_hTitle〕 |
3.t1Fileの値をGSの指定行に転記する(横展開する)〔GS_hPst〕 |
4.転記(横展開)した値を合計し結果を「Total」列(列1)にセットする〔GS_hSum〕 |
5.集計結果(横展開の合計値)間の演算を行う〔GS_hSumCal〕 |
6.t1Fileの値をGSの指定列に転記する(縦展開する)〔GS_vPst〕 |
7.縦展開した数値を合計する〔GS_vSum〕 |
8.縦展開した数値間の演算を行う〔GS_vCal〕 |
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