試算表から精算表を作成する


精算表の作成及びその利用について説明します
1.精算表の作成について
精算表を作成するスクリプトは「MkF1ZTB2ZW8」です
このスクリプト名から分かるように、入力ファイルは「ZTB_hhhh.txt.」、出力ファイルは「ZW8_hhhh.txt」(「ZW8」は精算表の帳票ファイル名)です
したがって、このスクリプト実行前に、試算表ファイルが作成されていることが前提となります
スクリプトに引数はないので、ユーザスクリプトに MkF1ZTB2ZW8() と記述します
作成される精算表は8桁の標準的な様式で、
項目の並びは、Code・科目名・貸借区分・試算表欄・整理記入欄・損益計算書欄・貸借対照表欄で、各欄は貸借別に二列になります
試算表ファイルの金額が試算表欄に転記され、当該金額が損益計算書欄と貸借対照表欄に振り分けられます
なお、整理記入欄にはゼロがセットされます
科目の最終行に続いて、各欄の合計額が計算記録され、その次の行に貸借差額(当期純利益)が計算記録されます


2.整理記入欄への入力について
精算表の整理記入欄に仕訳金額を入力して損益計算書・貸借対照表・貸借差額(当期純利益)の金額を再計算させることができます
スクリプトは「Cal7Bal1ZW8_2ZW8AE」です
入力ファイルは精算表ファイル「ZW8_hhhh.txt」、出力ファイルは修正精算表ファイル「ZW8AE_hhhh.txt」です
精算表のファイル(ZW8_hhhh.txt)を開き、整理記入欄に金額を入力し上記スクリプトを実行すると、修正仕訳を反映した金額が計算されます
注意事項は以下のとおりです
1.整理記入欄のバランスチェックは行っていないこと
2.整理記入欄以外は変更しないこと
3.精算表末尾二行は削除しないこと(この二行を削除してから修正精算表の金額を再計算するため、これがないとエラーになる)


3.帳票サンプル
1.試算表
試算表の12列目が指定期間末残高です、これが精算表の4列目と5列目に貸借別に振り分けられます





2.精算表
上記の試算表から作成した精算表です
6列目と7列目が整理記入欄で、精算表作成直後はゼロがセットされます
末尾二行に合計額と貸借差額(当期純利益)が計算されています
8列目が損益計算書の利益、11列目が貸借対照表の利益で、両者は(当然ですが)一致します

(省略)



3.修正後精算表
整理記入欄の仕訳は、売掛金/売上高 100,000円 水道光熱費/未払費用 99円 です
合計金額行の6列目と7列目がこの合計の 100,099 となっています
貸借差額(当期純利益)は 99,901円増加しています(100,000-99=99,901 33,365,375-33,265,474=99,901)

(省略)











Last Update 2018/10/25