試算表 20 |
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スクリプトは、「#---」で挟まれた部分です(「#」以降は、Rubyではコメントとして処理されます) スクリプト先頭の番号(1:など)は、説明のためのもので、実際には記述しません 以下の例では、試算表作成のスクリプトは、開始残高(この例では「期首残高」)と期間取引高の二つに分かれていますが、一つに纏めることもできます 試算表は11行のスクリプトで作成することができます(纏める場合は最初のおまじないは1つでよい) 試算表作成スクリプトに適当な名前(例えば「TB.rb」)を付け、Ruby実行環境から「ruby TB.rb」と入力すれば試算表ファイルが作成されます 試算表ファイルから決算書を作成する方法については、アウトプット処理を参考にしてください 月次推移表の作成方法については、項を改めて解説します |
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1.開始残高の計算 | ||
#--------------------- 1:「展開一番」のスクリプトを利用するためのおまじない |
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2.期間取引高の計算 |
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#------------------------------------ 1:require "t1" 2:Sel9MA1XJ2WXJ_SetV("m","J_Date",20030401,20030630) 3:MkF1WXJ2WSumDC() 4:Pst1WSumDC2ZTB(1,0) 5:Cal7Bal12ZTB(6) 6:Bal7CgF12ZTB() #----------------------------------------- 1:「展開一番」のスクリプトを利用するためのおまじない 2:4月から6月の仕訳を抽出 3:2:の仕訳を科目別に集計 4:試算表ファイルの期間取引欄に3:を転記 5:試算表ファイルの期間取引欄の残高欄を計算 6:試算表ファイルの繰越残高欄の各欄を計算 2:仕訳抽出の範囲を第一四半期としています、抽出キーとして会計日(タグ名は「J_Date」をt使用しています、範囲指定は会計日のため yyyymmdd で指定しています 4:は開始残高欄の計算と同じですが、転記場所が期間取引高欄のため、第一パラメタを1としています 5:も上記と同様で、残高計算欄が期間取引欄のため6を指定しています 6:のスクリプトは、繰越残高欄を計算するもので、開始残高欄と期間取引高欄の各欄を金額を合計します |
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3.変数の利用 | ||
試算表作成のスクリプトを一つに纏めた例です 仕訳抽出範囲を指定する部分に変数を使用し、スクリプト冒頭で範囲を指定できるようにします この例では、変数に値をセットする式を使用しているので、「展開法」によるスクリプトの作成に該当します、def...endによるメソッドの作成と、その実行コードが必要になります |
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#-------------------------------------------------------------- def TB() $fBDate="20030331" #開始残高計算開始日をセット(通常期末日) $tBDate="20030331" #開始残高計算終了日をセット(この日が開始残高になる) $fTDate="20030401" #期間計算の開始日(開始残高計算終了日の翌日) $tTDate="20040331" #期間計算の終了日(この日が繰越残高になる) require "t1" MkF1YA2ZTB() Sel9MA1XJ2WXJ_SetV("m","J_Date",$fBDate,$tBDate) MkF1WXJ2WSumDC() Pst1WSumDC2ZTB(0,0) Cal7Bal12ZTB(3) Sel9MA1XJ2WXJ_SetV("m","J_Date",$fTDate,$tTDate) MkF1WXJ2WSumDC() Pst1WSumDC2ZTB(1,0) Cal7Bal12ZTB(6) Bal7CgF12ZTB() end TB() #----------------------------------------------------------------------- |
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Last Update 2022/01/19 | ||