ユーザスクリプトの実行 12 このページは2005年末の状況を基にした解説です、「展開一番」スクリプトの幾つかは名前が変更されています、また 紹介しているフリーソフトウェアが消滅していることもあります、ご注意下さい........備忘記録として残しています(2021/10/03) |
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Rubyでユーザスクリプトを実行する方法は幾つかあります 最も基本的な方法は、Windowsのコマンドプロンプト画面から実行する方法ですが、Windowsアプリケーションを通してRubyを実行する方法もあります 前者は、特別なアプリケーションを必要としないというメリットがありますが、CUIという文字ベースのユーザインタフェイスであるため、Windowsを利用しているユーザには使いづらいかもしれません 後者は、当該アプリケーションをインストールしなければなりませんが、GUIというグラフィックベースのユーザインタフェイスであるため、Windowsを利用しているユーザには、使い慣れた方法で操作することができるというメリットがあります ここで紹介するWindowsアプリケーションは、いずれもフリーソフトウェアとして公開されているものです このようなソフトウェアを利用できることが、ブリコラージュ会計の醍醐味といえます |
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1.RDEから実行 | ||
RDE(RubyDevelopmentEnvironment)は、その名の通り、Rubyの統合開発環境を提供するフリーのWindowsアプリケーションです RDEはテキストエディタを内蔵しているので、「展開一番」のユーザスクリプトを実行する他、仕訳ファイルや科目マスタの編集や、作成して帳票ファイルの確認がなどができます RDE環境下で、「展開一番」のすべての作業を行うことができます RDEのの入手方法は、「フリーソフトウェア」をご覧下さい |
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上記は、ユーザスクリプト(us1_TB0.rb)を実行したときの画面です ユーザスクリプトのファイル名が左上のタブに表示されています 中央には、ユーザスクリプトの内容が、左下にはその実行結果がそれぞれ表示されています 作成された試算表ファイルを内蔵エディタで開くこともできます、ファイルはタブ形式で整理されるので、タフを切換ながら効率的に作業を続けることができます |
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2.コマンドプロンプトから実行 | ||
コマンドプロンプト画面は、Windowsのデスクトップ画面から以下の順番で呼び出すことができます 「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」 なお、WindowsのVersionによっては、上記と異なる場所にある場合もあります、その場合は、マニュアル等で調べてください コマンドプロンプト画面からユーザスクリプトがあるフォルダに移り、「Ruby スクリプトファイル名」と入力します 帳票ファイルやデータファイルは個別フォルダ内に作成されます |
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コマンドプロンプト画面を開くと、自分自身が現在いるフォルダが表示されます この例では、3行目のC:\Documents and Setteings\tosio.CPU_K が現在地になります その後ろの「>」はコマンド入力受付のサインですから、そこに「e:」と入力しています これは、「eドライブに移動」するコマンドで、その結果が次の行に表示されています 「E:\>」はeドライブのルートにいて、コマンド入力が可能であることを示していますから、 「cd a2_mpacs」と入力しています これは、「a2_mpacs」という「フォルダに移動」するコマンド(cd:ChangeDirectory)で、その結果が次の行に表示されています 「E:\a2_mpacs>」は、eドライブのルート下のa2_mpaccsにいて、コマンド入力が可能であることを示していますから、「cd ss」と入力しています 「ss」フォルダにユーザスクリプトを置いているので、「Ruby sample_TB_1.rb」と入力して、ユーザスクリプトを実行します このユーザスクリプトに含まれる「展開一番」スクリプトの実行時間が表示され、コマンド入力画面が表示されます(最後の行) 手順を逐一説明すると長くなりますが、フォルダの構成などを工夫すれば、数文字タイプするだけで目的とするフォルダに辿り着けます また、カーソルの動きやキー入力を記憶し再現するソフトウェアを利用すれば、これらを自動で処理することも可能です |
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3.PCKから実行 | ||
PCK(Pipeline Construction Kit)というWindowsアプリケーションを利用すると、WindowsからRubyのユーザスクリプトを実行することができます PCKの入手方法は、「フリーソフトウェア」をご覧下さい PCKをインストールすると、指定したフォルダ(標準では「longtail」フォルダ)内に数十個のexeファイルが作成されます、以下はその中の、「longtail.chm」というヘルプファイルの画面です PCKの概要や操作方法などに目を通しておいて下さい |
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PCKのexeファイルに「rubyfe.exe」があります、これを実行(ダブルクリック)すると、以下の画面が表示されます Windows上で、ユーザスクリプトを置いているフォルダの場所を指定し、目的とするスクリプトを指定すれば、Rubyを作動させることができます 操作手順は、以下の解説をご覧下さい |
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4.Apolloから実行 | ||
Apolloは、Windows上でRubyスクリプトを実行するソフトウェアです Apolloの入手方法は、「フリーソフトウェア」をご覧下さい Apolloのインストールや使い方は、「Rubyを256倍使うための本 黄道編」(株式会社アスキー 2001年)にも掲載されています、初心者はこちらを参考にするとよいでしょう Apolloを起動すると、Apolloウィンドウと操作卓ウィンドウが表示されます Apolloウィンドウ(以下の画面の左側)の「開く」ボタンをクリックして、ユーザスクリプトを指定します、その内容が表示されるので、「実行」ボタンをクリックします スクリプトの実行時間が操作卓ウィンドウ(以下の画面の右側)に表示されます |
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Last Update 2005/12/29 |
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