スクリプトの命名規則 12
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「展開一番(t1.rb)」は、Version 7.0 でスクリプト名の見直しを行い、旧スクリプト名を新スクリプト名に書き換えています、パラメタ(引数)に変更はないので、ユーザスクリプトのスクリプト名を新スクリプト名に書き換えれば、従前通りの結果を得ることができます

スクリプトには、一定の規則・順序で名前を付けています(以下参照)
〔処理(機能)〕〔シンボル〕〔入力ファイル〕〔出力ファイル〕〔その他(条件など)〕
(1)処理(機能)が複数あるときは「9」で区切ります
(2)処理(機能)を説明するシンボルはその前に「7」を置きます
(3)入力ファイルの前には「1」を、出力ファイルの前には「2」を置きます(入出力ファイルが同じときは「12」)
(4)その他の前には、アンダーバーを置き、参照ファイルや適用条件などを記載します
(註) スクリプトの区切り文字は数字になっています、記号の方が読みやすいのですが、スクリプトすなわちRubyのメソッドに使用できる文字に制約があるため、このような仕様になっています

例えば、
「SelXJ_MkFWXJ」スクリプトは、「Sel9MkF1XJ2WXJ」スクリプトに変更されました
「Sel9MkF」は「仕訳抽出」と「ファイル作成」を行うスクリプトであることを意味します
「1XJ2WXJ」は、入力ファイルが仕訳ファイルで、出力ファイルが仕訳抽出ファイルであることを意味します
全体で、仕訳ファイルから条件を指定して仕訳を抽出し、仕訳抽出ファイルを作成するスクリプトであることを表しています

「CalJM」スクリプトは、「Cal7JM12XJ」スクリプトに変更されました
「Cal7JM」は、「Cal」でタグ(フィールド)値を計算しますが、シンボル(7)が付いているので、タグ(「経過月」フィールド)の値を計算するという意味になります
「12XJ」は、入力ファイルと出力ファイルが同じで、仕訳ファイルであることを意味します

以下、スクリプト名の構成要素の略字の意味を記載します

【処理(機能)】
Add 指定タグに値を加算する
Ana 勘定分析を行う
Apd レコードを追加する
Bal 残高を計算する
Blk タグ(フィールド)を空白にする
Cal タグ(フィールド)値を計算する、貸借差額を計算する
Chg タグ(フィールド)位置を変更する
Chk (整合性などを)チェックする
Clf 階層別に分類する
Cls 決算処理を行う(Closing)
Cmb ファイルを結合する(Combine)
Con フォーマットを変換する(Conversion)
Cpy タグ値またはレコードを複写する
Cvt (二科目仕訳から一科目仕訳に)仕訳タイプを変換する
Del タグ(フィールド)又はレコードを削除する
Fmt 整形する
Gen データを生成する
Ins タグ(フィールド)を挿入する
Log ログ記入を行う
MkF ファイルを作成する
MkJ 仕訳(レコード)を作成する
MkL リストを作成する
Perse 解析する
Pst 転記する
Ren リネームする
Rep (Code)を置き換える
Res タグ(フィールの)の値をリセットする
Rev 逆仕訳を生成する
Sel 仕訳を抽出する(抽出対象)
Sep (仕訳を)分離する
Ser (仕訳を)検索する
Set タグ(フィールド)に値をセットする
SmpN サンプリングする(N=1:層別、2:無作為、3:金額比例)
Srt キーを指定してソートする
Sum 金額を集計する

【シンボル】
1 一科目仕訳
2 二科目仕訳
ActC 勘定科目Code
ActG 勘定科目(合計科目)
ActM 勘定科目(明細科目)
ActN 勘定科目名
AutoNo 連番
Bal 残高、バランス(貸借一致)
BgF (前期)繰越残高(欄)
Blk ブランク
BusinessYear 事業年度
CgF (次期)繰越高(欄)
Diff 貸借差額
GCode 科目マスタのGCode、Code一般
GV グローバル変数
Itg 整合性(Integrity)
J 仕訳
JAmt 仕訳金額
JCF 資金Code
JDate 会計日
JFlgD 削除フラグ
JGAmt 税込金額
JM 経過月
JNAmt 税抜金額
JTax 消費税額
JX 消費税Code
JXCF 自資金Code
mnG,mnM,mnT 指定した 合計科目間,明細科目間,タグ(フィールド)間
N 名前
Order タグ(フィールド)の並び
Range 範囲指定
Rec レコード
SlipNo 伝票番号
Tag タグ(フィールド)
TD テストデータ
V 指定値または計算値
ValInc インクリメントする値
ValX 指定したタグの値または計算値
WGLF 元帳ワークファイル(元帳形式)
WSumDC 科目集計ファイル
Z ゼロ値
ZL ゼロライン(金額欄が全てゼロのレコード)

【入力ファイル/出力ファイル】
BGF (前期)繰越仕訳ファイル
CFSchedule 収支予定一覧表(集計リストファイル)
CGF (次期)繰越仕訳ファイル
DVJ 分離仕訳ファイル(切り出された仕訳)
FileX 科目Codeと名前または金額を含むファイル
FXJ 定期仕訳ファイル
IXJ 基本仕訳ファイル
JNL 仕訳リスト
JXJ テストデータの仮ファイル
LogInfXJ ログファイル(仕訳ファイル属性)
LogOpe ログファイル(実行時情報)
WGL 元帳ワークファイル
WXJ 仕訳抽出ファイル
WXJ21 (二科目から一科目に変換した)仕訳ファイル
XJ 仕訳ファイル
XJQ 仕訳/仕訳抽出/開始仕訳 ファイル
XK 基本マスタ
XLS Microsoft Excel のファイル
YA 科目マスタ
YX 消費税マスタ
ZGL 元帳ファイル
ZLT 集計リストファイル
ZTB 試算表ファイル

【その他(条件など)】
FlgD 削除フラグの値が * のとき
FormGL 元帳形式で
FormXML XML形式で
JDate 会計日を補充
Match タグ(フィールド)の値が一致すれば
RDA 科目定義ファイルを参照して
RDJ 仕訳定義ファイルを参照して
RDX 消費税定義ファイルを参照して
RTB 試算表ファイルを参照して
RtF 展開一番ファイルを参照して
RYA 科目マスタを参照して
RYX 消費税マスタを参照して
Tag タグ(フィールド)を指定して
SlipNo 伝票番号を補充
_SV 元のスクリプトから派生したSpecialVersion



Last Update 2022/09/15