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2017/12/31 |
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2017年も残り数時間になりました
京都・清水寺で発表された「今年の漢字」は「北」でしたが、筆者は「嘘」を挙げたいと思います
今年は、大企業において、品質データや検査方法の虚偽・不正が多数発覚しました
また、今月11日には東海道新幹線のぞみが台車に亀裂が入ったまま(客室乗務員が異臭に気づいた後)3時間以上も走り続けたという報道がありました
異臭の原因を調べるために停車・検査する機会は何度もあったにもかかわらず、JR西日本では、誰もそうした判断をしなかったと報じられています
これら事件・報道の背後には、押しつけられた責任から身を守るための「嘘」が潜んでいるような気がしてなりません
権限と責任と報酬は、三位一体となって機能すべきだと思いますが、権限と報酬だけを取って責任を部下に丸投げしている役員・幹部が少なからずいるようです
「展開一番」は、筆者の自発的な想いが開発の原動力であり、フリーソフトウェアとして公開しているため報酬はゼロですから「嘘」が入り込む余地はありません、安心して利用して下さい
来年も引き続き「展開一番」にご理解を賜りたいと思います、それでは来年がよい年となることを祈念して本年最後のご挨拶といたします
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2017/11/22 |
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少子高齢化社会の現実を肌で感じることが多くなりました
平日の日中(労働時間帯)にスーパーマーケットに行くと老人の多さに驚きます
珈琲ショップでは、一人で新聞や本を読んでいる男性老人客が急に増えたように感じます
先日もエレベーターに乗っていたら、ベビーカーと車椅子が乗り込んできてスペースが埋まり、次ぎの階に止まれば、そこでも車椅子が二台待機していました
ある機関の調査に拠れば、2015年の日本の人口は127百万人で、その27%が65歳以上の老年人口となっています
この50年後には、日本の人口は88百万人にまで減少し、老年人口の割合は38%まで増加します
この数字をみれば、食糧問題はクリアできても、老人介護の問題は絶望的な状況に陥ることは必至であると思われます・・・現時点でも、介護師による介護老人の殺傷事件が頻繁に報じられています
第二次大戦後(1945年以後)日本は、封建的家族主義や儒教的秩序を否定し、自由主義・個人主義を旗印に経済を最優先させてきました
その結果、「菊と刀」(1946年 ルース・ベネディクト著)が指摘するような日本社会の特質は完全に失われ、特に女性は、史上かってないほどの(十分ではないという指摘はとりあえず措くとして)自由と経済力を手にしました
なにを得て、なにを失ったか・・・経済的な豊かさは実感できますが、失ったものがなにであるかは、いまひとつ判然としませんが、「重々帝網」のごとくこれらと少子高齢化社会の出現とは無縁ではないと思っています
物質的なモノは気付きやすいけれど、精神的なモノは認識されにくいのかもしれません
とまれ、日本(そして世界)が今後どのようになっていくのかを見るのが楽しみです
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2017/08/19 |
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或る人から、人の価値は測れるものだろうか、と質問されました
「人の価値」の定義がはっきりしないし、測定の基準というものも聞いたことがないので、否と答えたところ、試験の点数や出身校、職業や年収、資産の多寡や生活態度など様々な測定軸で測ったところの総合的ななにものかではないかと言われました
この人は、人の価値をこのような要素に分解して、序列や金額でもって数値化し、測定可能だと考えているようでした
筆者は、「人の価値」を測りうるとすれば、それは「信頼できるか否か」を第一義にすべきではないかと考えています
「人の価値」は、危機に臨んだときにその人が取る態度に端的に顕れると思っています
したがって、その人にとって、あるいは、その人の四辺に危機的な状況が出来しない限り、その人の価値は測りようがありません
平和な時代(状況下)では「人の価値」は解りづらいと言えるでしょう
今年の夏は雨と曇りの日が続き、水の被害は例年より多くなっているように感じます
地球の温暖化が原因であることは、多くの識者が指摘するところです
温暖化は人類にとっての危機であり、これが止められるか否か、「人類の価値」が問われているように思います
それはさておき、今年の夏休みは、雨が多かったせいで「展開一番」の見直しが捗りました
「展開一番」はそれぞれのスクリプトが独立しているので、当該機能を利用しなければバグが表面化しません
テストを繰り返し行ってバグを焙り出すしかありません、こうして信頼できる会計システムを構築すれば、「展開一番」は価値あるシステムになるのではないかと密かに思っています
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2017/05/25 |
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今年のゴールデンウィークは実家に戻り12連休としましたが、妻が膝の不調を訴えたため遠出はせず、妹夫婦と墓参りに行ったほかは静かに日々を過ごしました
それでも、通常は纏まった時間が取れないため、先延ばしにしていた幾つかの作業を片付けることができました
一つは、父のアルバムの整理でした
アルバムには、職場の写真のほか、歓迎会・送別会・研修会(多くは全国の観光地で開催されたようです)の写真も多数ありました
しかし、そのいずれの写真を見ても、筆者にはなんの感懐もなく、父は息子(私)とはなんの繋がりもない世界を生きていたんだと思い、人生は極めて個人的なもの(自分だけのもので他者には窺い知れないもの)であることを改めて実感しました
もう一つは、読書によって、異なるジャンルのコンピュータ利用についての知識をブラッシュアップしたことです
例えば、現在では科学技術計算用のライブラリが広く公開されていて、それらを利用すれば、PCでもコストを掛けずに実用的な計算ができるようです
自分の知らない世界がこんなにも広く深いことを垣間見て、認識を新たにしました
残り少ない人生で数学を学び直すこともできず、視力の衰えにより電子機器の工作もままならず、我が人生を悔やむばかりですが、これも筆者が数十年に亘って選択し続けてきた唯一無二の人生の結果と考えれば、嘆くようなことではないのかもしれません
・・・余談ながら、父のアルバムは残すことなく全て処分しました
人の経験や知識は、たかがしれた範囲と底の浅いものであることを思い知らされた(父が亡くなって30年目の)ゴールデンウィークでした
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2017/02/26 |
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日曜日の日経新聞に書評のコーナーがあります
2017年2月5日の同コーナーに「テクノロジーは貧困を救わない」という書籍が紹介されていました
IT(Information Technology)は人の意思・能力を増幅する方向に作用するので、これらを持たない人々はその恩恵に与れない、そして、この「増幅の法則」は技術と社会の関係一般に当てはまるのではないかという指摘だったと思います
同記事によれば、著者は「(インドでの貧困撲滅プロジェクトの失敗から)・・・大学院に入り直し」この「増幅の法則」に行き着いたとしていますが、(こんなことは)大学院で研究しなければわからないことなのでしょうか・・・それはさておき、
むしろ問題は、ITが能力・経験を獲得する時間を浪費させ、就労する場を奪い取ることではないかと考えています
例えば、低レベルのIT利用局面では、企業が、若者を熱中させるゲームを作成し、巧妙な方法で現金を巻き上げています、若者は、気がつかないうちに勉学の時間を奪われ、人生において必要な様々な経験を積む機会を奪われています
また、中レベルのIT利用局面では、センサーや人工知能の利用が進み、あらゆる分野で作業の自動化が進み、多くの人が職に就けなくなります(「デジタル難民」の発生)
ITの増幅作用はプラスにもマイナスにも同じように作用するので、能力の格差(所得格差)は急激に広がり、人々が織りなす社会の様相は広範囲において日々変化していくことになります(と、予想できます)
毎朝散歩している公園の梅の花が盛りを迎えています、木々の蕾みも日に日に大きくなっています
自然は年々歳々同じ実相を顕していますが、人類はこれからどんな社会を迎えるのでしょうか、怖くもありますが、楽しみでもあります
「展開一番」は会計能力を増幅させるものです、「会計」をしっかり勉強してから「展開一番」をご利用下さい
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