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2016/12/31 |
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最近、ある動物園が他の動物園にコアラを貸し出しその繁殖に協力しているというTV番組を見ました
その中で、年々コアラの繁殖力が落ち子孫を残せない状況にあるという指摘(画面にはコアラが飼育員からミルクを貰っている様子が映っていました)がありました
筆者の世代には、男子は自力で食べていかなくてはならないという自覚(結婚後は妻子を養わなければならないという責任感)がありました
この自覚や責任感はどこから来たのか・・・やはり「時代」の風に吹かれていたとしか言いようがありません
年を重ねるにしたがい、「時代」の風を感じることができなくなりました、日本の人口減少に歯止めが掛かっていないようですが、努力しなくても誰かがミルクを用意してくれる時代なのでしょうか
「展開一番」は現在、スクリプト名の見直し作業を進めています
スクリプトの内容をわかりやすく表現できる(現在のものとは異なる)統一的なネーミング規則を模索していますが、この作業には時間が掛かりそうです
ご理解とご支援のほど宜しくお願い申し上げます
それでは、来年がよい年であることを祈りつつ、筆を措きます
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2016/11/20 |
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アメリカの大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ氏が、接戦を制して勝利を収めました
勝因はいろいろ取り沙汰されていましたが、その中に、「忘れられた人たちに居場所を与える」政策が支持されたというものがありました(デマという説もあります)
具体的には、白人で、中産階級から下、学歴や所得があまり高くない人たち(これまでのアメリカの製造業を支えてきたブルーカラーの労働者)の支持を集めたという見解です
某団体の試算によれば、最富裕層の1%の人が全世界の富の過半を所有しているそうです
この指摘は、資本主義経済下では必然的な帰結であり驚くことではありませんが、経済的に恵まれていない人々が、なぜ、富豪として名高いトランプ氏を支持したのかが不思議です
対立候補よりマシという理由だけではないと思いますが、持てるものと持たざるものとの対立は、これから全世界で一層先鋭化していくのでしょうか
・・・ところで最近、表紙の装画〔鴨井玲「出を待つ(道化師)」1984年〕に魅せられて、桐野夏生の「猿の見る夢」を買いました
読了後は、主人公の考え方や行動に納得できなかったり、「一番愛おしい男を描いた」という作者の感性に疑問を感じていましたが、暫くすると考え方が変わってきました
自分の置かれている環境や状況を正確に把握し、的確な判断と適切な行動を取れる男性が少なくなっているという現状を鋭く指摘しているのではないかと思うようになりました
小説では、猿に擬えられた主人公の、考え方や行動がいかに軽薄で稚拙であり、その結果として身を滅ぼしていく過程を描いて、「定年間近の社会的地位にある男性だって今はこの程度なんですよ」と言い放っているように感じるようになりました
この男性を「愛おしい」という作者(女性)の言葉から、女性優位の社会の到来を感じ取るのは、些か神経質に過ぎるのでしょうか
漫画やゲームなど(「など」の代表は勿論一部のTV番組ですね)に現を抜かしていると、(餌を総取りする)ボス猿の出来を許し、これまで築いてきた秩序を壊されることになりかねません、対策を講じる秋が迫っているのかもしれませんね
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2016/08/13 |
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7月某日、妻が私の顔の歪みに気付き、脳梗塞の虞ありと判断して救急車を手配したのが朝の8時過ぎでした
MRI検査で脳に異常はないとの診断が下ったのが11時前、顔面神経麻痺の検査を受けるように指示され近くの某大学付属病院に着いたのが12時前、「右顔面神経麻痺」と診断され、(顔面神経麻痺も脳梗塞と同じで治療開始は早ければ早いほどよいとのこと)即刻入院の手続を取りました、家を出てから6時間が経過していました
この直後からステロイドの点滴を受け8日間入院しました
入院中、聴覚と味覚のテストは1回で済みましたが、血糖値の検査(採血)が1日4回あり、これが苦痛と言えば苦痛でした
血糖値が基準値以上だと、インシュリンを注射してからでないと食事が取れません
この病院は、地域の中核的基幹病院として設備や医療機器が充実していて、患者のデータは一元的に管理され効率的な運用が図られているように感じられました
入院中、医師や看護師が頻繁に病室にやって来ましたが、毎回その顔ぶれが異なり主治医を除けば最後まで顔と名前を覚えることはできませんでした
患者をデータとして観ている(と思う)ため、治療には支障がないのかもしれませんが、患者としては少々不満でした
インターネット上には、顔面神経麻痺の症状、検査法、治療法、投薬についての情報だけではなく、体験談なども豊富に載っています
ベッドで一人寝ていたら、病院のサーバ上の個人データとインターネット上の没個性的なデータが渾然一体となって巨大なブラックホールに流れ落ちていく夢を見ました
人工知能(AI:Artificial Intelligence)が診断を下し、人間はロボットに繋がれて治療を受ける日がすぐそこまで来ているのかも知れません
AIに対しIA(Intelligence Amplifire)があります、言葉通り人間のIntelligence(知性や知恵、理解力や思考力)を増幅するようにIT(Imformation Technology)を利用する考え方です、会計人の知識・経験・判断の結果生じる作業を自動化する「展開一番」の考え方と同じです
・・・病院の談話室でゲームに夢中になっている若者に一言・・・IntelligenceがなければIAを利用して戦うことができないばかりでなく、AIに取って代わられ、戦う場所さえ与えられないことに、気付いているかな・・・
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2016/05/28 |
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今年のゴールデンウィークは10連休にしましたが、この期間に、母の十三回忌法要と永代供養を執り行ったため、まとめて休んだ感がありませんでした
「展開一番」は、現在、スクリプトの見直し作業に入っています
動作確認に必要なテストデータを作成し、スクリプトの検証作業を繰り返し実施しています
昨日は、キャッシュフロー計算書の作成に利用する一部のスクリプトの検証を済ませました
このケースでは、公表されている有価証券報告書のキャッシュ・フロー計算書を利用しました
キャッシュ・フロー計算書は間接法で作成されていますが、注記事項などを参考にしつつ仮説や推論を交え、これを直説法によるものに強引に変換し、さらにこれを仕訳に展開して、「展開一番」でキャッシュフロー計算書を作成するというアプローチを採りました
本来の業務の合間に行うため、テストデータの準備に2か月以上かかりました
「展開一番」は、多種多様なデータを処理できるように設計されているため、スクリプトの検証は容易ではありません
時には立ち止まってみることも必要だと思います
データを誤魔化して燃費性能を長期間不当に表示していた自動車メーカがありましたが、「展開一番」は違います
間違いが含まれているかも知れませんが、一歩一歩着実に進んでいきますので、よろしくお願いいたします
Sometimes - you're wrong ・・・ 筆者が最近よく観るテレビドラマの主人公の51番目のルールです
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2016/02/28 |
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1月の後半から、確定申告の準備、研修会への出席、その他諸々の雑用などが重なって、「展開一番」に構っている時間がなくなりました
したがって、「展開一番」については、別段ご報告することはありません
ここからは余談になりますが・・・
一般の方は、上記「研修会への出席」になぜ時間を取られるのか、疑問に思われるかもしれません
公認会計士の業務は、法令によって業界団体である特殊法人・日本公認会計士協会(さらに言えば、監督官庁の金融庁)のコントロール下に置かれています
会計不祥事(粉飾決算の見逃し)が発生する度に、監査制度等の見直しが行われ、何年か前からは「研修」が義務化されました
昨年発覚した東芝粉飾決算事件の影響だと思いますが、当年度はことのほか「研修」への参加が強化されているようです
筆者も「研修」に参加しましたが、「監査人の精神的独立性」(「粉飾」を「粉飾」とする〔監査証拠に裏打ちされた〕監査人の信念と言えばわかりやすいかと思いますが)に触れる話は聞かれませんでした
筆者は、監査の根本は畢竟「心(精神的独立性)」にあると思っています
ここで、空海が最澄(諸説あるようですが)に密教を伝授するにあたり、経論(文書・理論)だけに頼る最澄に対し、真言・マントラを唱え心で感じ取る修法を求めたことを想起します
この後、空海は最澄を義絶しています、これについても諸説あるようですが、ここは空海の立場を支持したいと思います
監査人の使命感(精神的独立性)を涵養するには、粉飾を認めない毅然とした態度を実際に目で見て、そこで、なにものかを心で感じ取る以外にないのではないかと考えています
最近は、心で感じ取ることより、それをデータとして取得・処理して行動する傾向が強いようです・・・人のロボット化が進んでいるようで心配です
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