FROM TK 1000 |
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2014/12/31 |
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今年も残り16時間を切りました
心臓手術を契機として、引き受ける仕事の量を減らしたので、ゆったりできるのかと思いましたが、少しもそんなことはなく、「仕事量普遍の法則」を実感した一年ではありました
「自分は誰のものか」という問題はさておき、好きなことに時間を割けるのは幸せなことだと思っています
この秋以降、「展開一番」の原価計算ライブラリの製作に時間を使いました、最終テストと手順書作成(ホームページの制作)を残すのみですから、2015年2月頃には公開できると思います
尤も、今回のライブラリは守備範囲が広いので思わぬ落とし穴が待っているかも知れません、その時は正直に現状を報告させていただきます
「原価計算ライブラリはあります」・・・「展開一番」を来年も宜しくお願いいたします
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2014/11/16 |
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半月ほど前になりますが、40年ぶりに友人と会って食事をしました
二人とも、同じ高校の補欠試験で入学し、同じ大学・学部に進学したので、彼は多感な時期の親友といってもよいでしょう
この再会は、7月初旬に届いた一通のメールから始まりました
このメールから再会までには、一寸したドラマのような展開があったのですが、その経緯は省略します
お互いにこの40年間の空白を語り合いました
筆者の40年は5分で語り尽くしてしまいましたが、彼のそれは波瀾万丈(とまではいかないものの)1時間を費やしても話しきれない量がありました
ここで、「すべての幸福な家庭は互いに似ている、不幸な家庭はそれぞれの仕方で不幸である」という、トルストイ「アンナ・カレーニナ」の冒頭部分(あるいは、オー・ヘンリーの「二十年後」)を思い浮かべた人もいるかと思いますが、現実は小説ほど単純ではなく、彼も幸せな人生を送ったようです
二人でともに、楽しい時間を過ごしました
時折、人生とはなにか、ということを考えることがあります
日々の不断の意思決定(行動)の結果として現在があり、人生はその軌跡だと単純に考えるようにしています
人生とは、人それぞれに全く固有なものであり、それ故に他人が評価できるものではありません、人生に意義を問うのは、無意味であるとも思っています
最近読んだ本に、意思決定ごとに世界が枝分かれして(存在して)いく多次元宇宙(マルチバース)論が紹介されていました(俄には信じられませんが・・・)
物理学から人間とはなにかを考えると、このような理論も考え得るということだったと思います
枝分かれした世界と、自分が現在住んでいる世界が交差する瞬間に、因果応報の効果が生じると考えれば、最先端の理論と旧来の信仰が融合します・・・こんなことを夢想するのも楽しみの一つです
現在、「展開一番」の体系に「原価計算」を組み入れる準備を進めています
この仕様をあれこれ考えるのも楽しみです、楽しみも人それぞれということで、今回のご報告とさせていただきます
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2014/08/13 |
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今年は、静養を兼ねて長めの夏休みをとっています
心臓の手術後、S病院のリハビリテーション・センタに通っていますが、そこで偶然にも旧知の先輩にお会いしました
ここ十年以上は年賀状だけの遣り取りでしたので吃驚しました
その先輩は、53歳で心筋梗塞を起こし、以来20年間このS病院に通っているそうです
そのため、病院の各方面に顔が広く、心臓病に関しても(正確な知識かどうかは別にして)よくご存じで、初心者にとっては心強い存在です
リハビリテーション・センタには、医師、看護士、理学療法士、臨床心理士のほか運動インストラクターや栄養士の方々がいますが、多くの人を紹介していただきました
雑談ができるようになると、気軽に質問ができるようになり不安が解消され、気分が晴れやかになります
手術から二か月以上経ちましたが、人間は多くの人々に支えられて生きているものだと実感させられます
このことは、多くの人と直接繋がっていることを必ずしも意味しないと思います
生まれつき他人と係わることが好きではないため(といって、人付き合いが下手というわけでもありませんが)、いま流行のSNS(Social Networking Service)などを利用して楽しむということができません
人との繋がりから商売の種を見つけようとする魂胆もなければ、有益な情報を得てトクをしようとする思惑もありません
多くの人と付き合えば、そこから得られるなにものかよりも、その関係を維持する時間のロスが大きくなっていくような気がします
今回の手術で、人生の残り時間は多くはないこと、また、終わりは突然に来るかもしれないことを実感しました
少しでも多くの時間を「展開一番」に使いたいと思っています・・・こう考えられるようになったのは、体力・気力が回復してきた証拠ではないかと内心喜んでいます
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2014/07/05 【緊急報告】 |
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6月2日(月)に心臓の手術を受けました
先月の中頃から、時折左腕が軽く痺れるようになり、また、歩き始めると左胸の奥が痛み出し、暫くすると治まるようになっていました
5月28日(水)に掛かり付けのYクリニックの先生に相談したら、頸椎を調べるようにアドバイスされ、中野にある専門機関でMRIの検査を受けました
5月30日(金)に検査結果がクリニックに送られ、「軽度の頸椎変形症」と診断され、「暫く様子をみる」との所見が出されました
5月31日(土)は、近所のK町まで散歩に出かけましたが、いつもより胸の痛みが強いように感じました
6月2日(月)朝一番に、循環器内科のNクリニックに出かけました、初めての受診なので、毎年の健康診断(Yクリニックで実施)で貰っている直近の心電図を持参しました(当該心電図には「心房細動あり」の所見が記載されていました)
Nクリニックでは、心電図を5秒ほど計測しただけでしたが、紹介状を持ってすぐ心臓病の専門病院(S病院)へ行くように指示されました
この時点で、今週の予定を全てキャンセルしました、その中には地方出張の予定が2件含まれており、関係者には大変な迷惑をかけてしまいました
S病院に到着したのは10時半頃でした、3種類ほどの検査を受け、その結果が出揃って診察室に呼ばれたのが12時半過ぎでした
ここで、緊急入院が指示され、妻が招集され、私はICU(Intensive Care Unit:集中治療室)へ運ばれました
14時半頃に妻が病院に到着し、手術・入院に必要な手続を開始し、私はカテーテル手術を割り込みで受けることになりました
前の手術が予定より遅れ、私の手術は18時頃から始まりました
カテーテル手術ですから、局所麻酔で手首からカテーテルが挿入され、冠動脈を中心に検査が進められましたが、予想以上に狭窄が進んでおり、カテーテルによる手術は断念せざるを得ない結論に達したようです(局所麻酔のため医師の会話は全て聞こえます)
その後、血栓の検査のためCTを撮られ、ICUに戻ったのは20時40分頃だったと思います
その後すぐに心臓の緊急手術を行う旨告げられ、全身消毒され21時に再び手術室に運ばれました
その3分後に意識を失い(全身麻酔)、翌朝の7時に目が覚めました
家族(子供達にも招集がかかっていました)の話では、手術が終わったのは6月3日(火)3時近かったとのことでした
心臓に五箇所のバイパス手術を実施したようです、バイパスの血管は右の足から取ったようで、踝の上から膝上10センチまで一直線の疵が残っています
手術直後、また、その後3日間ほどは大変苦しい思いをしました
6月11日(水)に再度カテーテルによる検査を受け、翌日6月12日(木)に退院できました
通常、心臓の手術は事前の十分な検査と準備を整えてから行われるため、2・3週間の検査入院が必要のようです
今回は、これらの準備なしで緊急手術が行われましたが、合併症や感染症もなく、振り返れば、全てがツイテいたのではないかと思います
常々、ツキに恵まれない人生だと感じていましたが、この時のためにツキを貯めていたのではないかと密かに思うようになりました
現在、リハビリテーション中で、落ち着くまでに3か月程度かかると言われています
したがって、「展開一番」の活動も暫くはペースを落とさざるを得ませんが、宜しくお願いいたします
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2014/05/25 |
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ワンタイムパスワードを使い始めました
コンピュータウィルスによってパスワードが盗用され、銀行口座から預金が引き出される犯罪が増えているという記事を目にしたからです
トークン(ワンタイムパスワードの発生器)利用の申込みをした直後に、某番組で、このパスワードをリアルタイムに送信させ瞬時に預金を掠め取る手口が紹介されました
もし、このような被害にあったら、銀行は損害を保証してくれるのでしょうか
銀行は責任を問われないように必要な手段を講じているはずです
取引約款などに目を通したことはありませんが、どこかに責任を限定する文言があるに違いありません
インターネットバンキングにログインすると、最初に注意喚起の画面が開くのも、過失責任を問われないようにすることと無関係ではないでしょう
結局、自分を守るのは自分しかないという、至極まっとうな結論しか出てきませんが、ことが複雑になると、守るべきものの識別が困難になるという状況に陥っているのではないかと思います
この「守るべきもの」は「重要なもの」と言い換えてもよいと思いますが、「重要なもの」を複雑さの中に紛れ込ませると、これを気付かせにくくすることができます
複雑さは細分化によって容易に作り出すことができます
例えば、税目を細分化することによって国民の税負担感を減少させることができます、最近では「復興特別所得税」が記憶に新しいですが、東日本大震災の混乱に乗じて〔震災直後ではだれも反対することができないその状況下で〕25年間の特別措置法として制定されました
卑近な例では、携帯電話の契約を挙げることが出来ます
利用するには多くのオプション契約を強要されます、因みに、筆者の携帯電話の請求書を確認すると、料金の内訳が17項目になっていました
また、手許の電力会社の請求書には、基本料金、三段階の電力量料金、消費税のほか、「燃料費調整額」「再エネ発電促進付加金」「太陽光発電促進付加金」等の項目がありました
ボンヤリしていると身ぐるみ剥がれそうです
ところで、ワンタイムパスワードですが、以前は一回の給与振込に同一のパスワードが利用できましたが、今回からは、当然ながら一振込ごとにパスワードを発生させ入力しなければならなくなりました
便利さは、煩わしさと潜在リスクの合計として定義できそうです
この定義に従えば、「展開一番」は、便利さと同程度に煩わしいので、(利用上の)リスクは少ないと言えそうです、安心してご利用下さい
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2014/02/25 |
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今年の冬は例年になく寒いと思います
東京は、二月中旬の時点で二週続けて、大雪(と言っても、高々30cm程度の積雪でしたが)に見舞われました
二度目の大雪では被害は関東広域に及び、物流にも大きな障害が発生しました
ネット業者から時間通り配送できない旨のメールが届いたり、近くのスーパーマーケットから一部の食品が消えたりしました
ドラム・バッファー・ロープ、サプライチェーン・マネジメントなど、生産や物流の効率化を進める管理手法が、IT(Information technology)の活用により広く実践されるようになり、我々の暮らしは快適になりました
しかし、一方で効率化は「遊び(ゆとり)」を奪い、想定外の事態に対応することを困難にしました
効率化の追求は、必然的に価格競争を引き起こします、そして、企業間のワールドワイドでの凄まじい白兵戦が繰り広げられることになります
今月発表された、SONYのVAIO(パーソナルコンピュータ)事業からの撤退は、この白兵戦の象徴的な結果といってよいでしょう
効率化追求の効果は、当然のことながら、労働者にも及び、様々な社会問題を引き起こすようになりました(非正規労働者、ブラック企業、鬱病、引き籠もり、パラサイト・・・)
これらは想定外の問題となり、我々はこの事態に対応できなくなっていると言えます
問題を想定して対策を講じる社会的特異点を超えてしまったのではないかと危惧しています
次々と生じる問題の一部に手を打つのが精一杯(個人レベルでは、我が身を守るのが精一杯)であり、積み残しの問題がさらなる問題を発生させていく時代になったと言えそうです
・・・「展開一番」は効率的なシステムではありません、ゆったりした気持ちでご利用下さい
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