FROM TK 2011


2011/12/27
インターネットを利用して買い物をする人が筆者の周りで増えています
このような購買形態が定着したのは、豊富な商品を安く速くかつ安全に手にすることができるようになったからでしょう
信頼できるサイトでメジャーなメーカの商品を購入している限り、損害を被るリスクは相当小さく抑えることができます
このような背景があるせいか、最近は電話や訪問によるセールスが減っているように感じます
それでも、1週間に2・3回はセールスの電話が掛かってきます
筆者は比較的丁寧に断るようにしていますが、その理由を説明しなければならない事態に陥ることが少なくありません
このような場合、「お得かどうかではなく必要かどうかで判断している」「貴方の会社が信用できるかどうか判断できない」ということを(特に後者については)婉曲に答えるようにしています
筆者は、社会を支える重要な要素として「信用」(継続して相手を裏切らないこと)があると考えています
信用を築くには、高い精神性を長期間に亘って維持する必要があります
しかし、いまの時代は、組織(社会)を長期安定的に発展維持させることが難しくなりつつあります、その中で「相手を裏切らない」で生きていくことは不可能かもしれません
そう考えると・・・
「信用」の領域を少しずつ広げながら、その外縁で組織と折り合いを付けながら(できれば笑顔で)生き延びていく選択しかないのかもしれません
「展開一番」は今年で8年目を迎えました、「信用」を重ねていけるように来年も頑張っていく所存です
それでは、どうぞよい年をお迎え下さい


2011/09/24
昨日、秋季彼岸法要に夫婦で参加し、亡くなった両親の供養を行ってきました
先祖の霊を供養するとその子孫は栄えるなどと教えられてきましたが、本当かな?と思っています
原因と結果が逆ではないか、先祖の霊を供養できるのは、生活が安定していてそれなりに余裕があるからではないかと・・・
散歩をすると健康になるというのも、はっきりした因果関係があるのかどうか疑問です
せいぜい、健康だから散歩ができるという程度のことしか言えないのではないでしょうか
結果という事実に対する原因を特定することは極めて困難なように思います、様々な要因が複雑に絡み合って偶然ともいえる組合せの連鎖によって結果が生じてくると考える方が理に適っているのではないか・・・
原子力発電所の事故から半年が経ちましたが、ここにきて放射線量が高い焼却灰の処理が問題となっています、事故による影響(結果)を誰も予測できなかったようです(現在、国も有効かつ具体的な対策を公表できていません)
予測の正当性を確率で示すことがよく行われますが、発生確率は将来の事象に適用できるのか疑わしいところがあります
例えば、1998年間地震がなかった地域に2年連続して大地震が発生した直後に、大地震は千年に1回しか起きないから安心できると考えることができるでしょうか
今回の事故は、原因と結果の関係が複雑で、原因となる事象の発生は予測が困難で、その影響は計測不能であったことを教えてくれました
人類は、長い経験の積み重ねにより、どのような原因の結果が一定の範囲に収まるかを学んできました
また、科学や技術の進展により、ある種の原因によって生じる結果は制御できるようになっています(残念ながら、放射性物質が出す放射線をなくす理論や技術は手に入れていません)
なにをしてよいのか、なにをしてはいけないのか、という判断の依り処を経済性(利潤追求)だけに求めるのは危険な気がします
見通せる範囲内で生活し、コンロトールできるものだけを利用する社会を目指してもよいように思います
「展開一番」は、データをどう処理するのかが見える会計システムです、コントロール可能な「展開一番」を宜しくお願いいたします


2011/06/20
都内のリゾートホテルでゆったりと過ごし、年後半の英気を養う、という年中行事も今年で10回目を迎えました
最近は、子供が割り込んできてゆっくりできませんが、ホテルのバーでお酒を飲みながら雑談すると、子供の成長を垣間見ることができるようで、それはそれで結構幸せを感じたりします
このホテルは結婚式を挙げることもできるので、花嫁さんを見かけることも珍しくありません
週末は、宿泊客に加え披露宴に出席する親族や友人などで、ロビーは一時的に混雑しますが、今年は、目立って外国人客が少ないようです
海外で日本の原発事故がどのように報じられているか知りませんが、日本との落差が大きいように思います
過去の大きな原発事故の人体に与えた影響は公開されたことがないので、被爆の現状を楽観していていいのかどうか、安全基準を信用していいのかどうか、わかりません
膨大なデーが蓄積され分析されているはずで、これらが公表されない事実に恐怖を感じています
花嫁さんがお母さんになり、両親がその子と楽しくお酒を飲めるような、そんな世の中になってほしいものです



2011/03/21
2011年3月11日14時46分に地震(東北東日本大震災)が発生しました
地震の規模はマグニチュード9.0で、我が国観測史上最大であり、災害の規模は阪神淡路大震災を上回り、戦後最大の惨事となりました
さらに、原子力発電所の損傷により放射性物質が大気中に飛散し、将来にわたるその影響は計り知れないものとなりそうです
一般に、当事者にとって都合の悪いことは公にされない傾向があり、その程度が甚大であればあるほど矮小化へのバイアスがかかります
長い時の流れを経て、原子力発電所の事故による被害の真実が明らかになっていくのでしょう
筆者も、地震当日は、歩いて自宅まで帰りました
東京の繁華街新宿を抜けて幹線道路沿いに3時間以上歩きました、東京の震度は「5強」ということで、建物の崩壊などはなく、新宿3丁目のビルでガラスが割れているのを目にした程度でした
携帯電話は地震直後から不通となり、メールも数時間遅れで着信するなど、その間、筆者と家族との連絡は途絶しました
ただし、子供からは家庭用設置電話に連絡が入ったようです、後で確認したら、会社の「災害用電話」を利用できたとのことでした
世の中が複雑になればなるほど、複数ルート(代替手段)の確保が必要になります
一般に、代替手段は効率的ではありませんが、単純な分だけリスクに対する強度を持っています
この地震直後から大手都市銀行で大規模なシステム障害が発生し、給与振込等が処理できない事態が継続していますが、この代替策として、窓口で現金の仮払いが行われています(当然、本人確認が必要ですが)
そこで・・・「展開一番」は、ブラックボックスとしての会計システムに対する、代替システムとしても機能します、単純な仕組みですから環境に対する強度も十分持ち合わせています
この機会に、「展開一番」の利用を検討してみて下さい
最後になりましたが、この地震により被害を受けられました皆様に、謹んでお見舞い申し上げます