FROM TK 2009


2009/12/28
Windows7の発売に合わせコンピュータ(Corei5+Windows7Ultimate(64ビット版))を購入しました
WOW(Windows On Windows)64のおかげで従来利用していた32ビット版アプリケーションも概ね良好に稼働しています
XPモードを利用しなければならないソフトウェアは結果的に1つで済み、最後まで待たされたドキュメントリーダの64ビット版ドライバも12月中旬にはリリースされました
利用環境を整えるのに2か月かかったことになります
この時間と手間が無駄であると思うのは筆者だけではないでしょう
機能的に成熟したソフトウェアを稼働させるOSを安定的(滅多なことではVersionUpしない)に供給するルートがあってもよいのではないかと思います
それはさておき・・・
「展開一番」は耐用年数100年を謳っています
したがって、当然ですが、Wndows7(64ビット版)でも問題なく稼働します
そこで、これを機に「展開一番」の実行速度を測り直してみました
前回の測定(Core2Duo+Vista)に比べ、マシンの価格は半分以下になり、実行速度はおよそ30%向上(2科目仕訳32千行の試算表をRuby64ビット版で作成する場合)しています(詳しくは、「スクリプト」の「パフォーマンス」をご覧ください)
筆者は、データを一元管理するため、データを全て外付けの(物理的なセキュリティキーが付いた)HDDに置いています
データの読み書きが多い「展開一番」の実行には不利な環境であるといえます
データをSSD(Solid State Drive)やRAMDiskに置くとどの程度速くなるか、年が明けたら試して報告したいと思います
来年の目標を追加したところで、本年最後のご挨拶とします
来年も「展開一番」をよろしくお願いいたします、そして、よい年をお迎えください


2009/10/05
ほんの二十年前まで、還暦は六十歳を迎えた人を祝う行事であったと思う
この二十年余り、仕事はもちろん、子供をタックスペイヤーに育てあげ、社会貢献(「展開一番」の開発)にも微力を尽くしてきたが、大した評価を得ることもなく、昨年還暦を迎えてしまった
しかし、周りのものは誰も祝ってはくれなかった、還暦は無条件で祝う習わしではなかったのか!と慷慨した後に
冷静に回りを観察すれば、拠って立つ基準が180度回転しているだけではなく、基本的な価値観が消滅しているではないか
例えば、会計の分野では、原価主義が時価主義に変わり、損益計算書と貸借対象表の立場は逆転し、収益認識基準としての出荷基準は否定されるに至っている
また、目上の者(親を含む)に対する尊敬、他人に対する配慮などは消滅しかかっているし、額に汗して働くこと、人生は笈を背負って坂道を登るようなもの・・・に至っては前時代の価値観とされ、マスメディアでは一顧だにされていない、嘆かわしい限りである
すると、そばからカミさんが、「だから年寄りといわれるのよ」、そしてさらに一言、「実年齢は七掛けというから、あなたは42歳で働き盛り&∞+!(「もっと働け」の意)
なるほど・・・複式簿記の原理は否定されておらず、「展開一番」の考えも間違ってはいないようだ・・・
実年齢で還暦を迎えるまで「展開一番」と付き合う予定ですので、応援のほど、よろしくお願いいたします



2009/06/23
朝の散歩を始めてから一年が経ちました
この散歩で多くの発見をしました
夏の散歩は午前5時ころから始めますが、まず、人が多いことに驚かされます
老人のグループが歌を歌ったり、体操したりしています
体操といっても、学校で習ったようなものから、ヨガやエアロビクスのようなものまで、いくつかのグループがあります
このほか、犬を散歩させている人、動物(猫や水鳥)に餌をやっている人、掃除している人、ランニングしている人、そして散歩している人がいます
自然の変化にも敏感になりました
当然ですが、季節ごとに花が変わります、今は、カキツバタや紫陽花が盛りです、睡蓮の花も咲いています、花によってはいい香りを楽しむこともできます
土の感触を足裏を通して楽しむこともできます、落ち葉が朽ちてクッションのようになったところを歩くのが好きです
池の水位もダイナミックに変わります
雨の降った翌日は水位が上がり、池が大きく見えます
風の強い日は波が立って少しだけ怖くなります(冬の早朝でほの暗い誰も歩いていないときなど)
水鳥が作る波が綺麗に見えるときがあります、編隊を組んで泳ぐときは波が三角に大きく広がって、連合艦隊の勇姿を連想させます(昔の映画でしか見たことはありませんが)
水鳥も見ていて飽きることはありません、嘴で水面を叩いたり、潜ったり、ひっくり返ったりしています
コンビニも冷蔵庫もなく、よく生きていられると感心します、病気になったらどうするのだろうと、余計な心配をしてしまいますが、鳥たちは長閑なものです
知識も仕事も財産も必要なく、日々その時々をゆっくりと過ごし、病気になれば死んでいく・・・そこまで達観はできないようで、今月は「展開一番」のテストデータを生成するスクリプトを公開する予定です
ゆっくり、ゆっくり、「展開一番」の世界を広げてゆきたいとおもっています


2009/03/29
福岡伸一さんの著書「動的平衡」によれば、体内時間は新陳代謝速度で計られ、その速度は加齢とともに遅くなり、その結果、1年の感じ方は徐々に長くなって体内時間と物理時間との乖離が年々大きくなっていく(年とともに1年を短く感じる)とか・・・
この本には、この他、「コラーゲン添加食品は体内コラーゲンの原料にはならない(コラーゲンを摂取しても美肌には効果がない)」とか「食肉偽装事件では消費者にも責任がある」とか、筆者が常々疑問に感じていたことや重要な論点であると思っていたことが、本論導入部分のお話として語られていて、とても興味深く読むことができました
読書といえば、「人類が消えた世界」という一風変わったタイトルを持つ本も、大いに参考になりました
この地球上から人類を消し去る(無理矢理仮定する発想が面白い)ことにより、人類が自然や他の生物に加えてきた事実を、善悪の判断を入れずにさらりと描き出しています
メディアが書かない(語らない)ことに、より多くの真実が含まれているという認識を持つことが必要ではないかと考えた次第です
・・・財務会計はパッケージソフトウェアを利用するのが当然のように思われていますが、これもメディアの力に拠るところが大きいと思います
情報という仮面を持った宣伝・広告に惑わされないで、他の意見にも耳を傾けていただきたいものです、そこで、「展開一番」をよろしくとお願いし、今日はこれから桜を観に行ってきます