2023年の締めは安井仲治でした。
2023.12.26、兵庫県立美術館で。

2024年
1月 1日

 あけましておめでとうございます。
 ちょうど一年前、2023年はたくさん写真を撮りたいと抱負を書きましたが、残念ながらそうはなりませんでした。ぼくにカメラのイロハを教えてくれた義従兄が3月に亡くなり、4月以降は会社の人事異動で新たな職場に移ることとなり殆どまとまった時間がとれなくなってしまったのです。
 という理由で、このページの更新も1年振りとなりました。ただじっとしているわけにもいかないので、僅かな時間を見つけては、まちをぶらついたり、写真展に足を運んだりするよう心掛けてきました。
 昨年観た展覧会で一番感銘を受けたのは「牛腸茂雄写真展〜“生きている”ということの証」(市立伊丹ミュージアム)ですね。会場が近所だったということもありますが、2回観に行きました。そのほかには、深瀬昌久(東京都写真美術館)、中平卓馬×森山大道(神奈川県立近代美術館葉山館)、安井仲治(兵庫県立美術館)といったぼく好みのレジェンドたちの写真展に、すべて足を運ぶことができました。生誕120年を記念して開催中の安井仲治のコレクション展は、20年ぶりですが、作家亡きあとも現代のデジタル技術で進化しているのに驚きと戸惑いを覚えました。
 定期的に刊行している写真冊子は昨年10月の『福知山』をもって第20号となりました。順調に行けば、還暦を迎える頃に30号に到達するかもですね。第21号は約2か月遅れで、来月までに何とか完成させる予定です。タイトルは「逗子・葉山」に決め、現在、写真をセレクト中です。
 今年も無理のない範囲で写真活動を行っていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。