シャッターボタンを押すとレンズ部分が開く「食ベルンです」。2022.5.5撮影。

5月 5日

 この3連休は外出を控え、プリントと動画制作に専念する予定にしていましたが、思うように仕事がはかどりませんね。昔ほど集中力が続かないのは、年齢のせいでしょうかね。いや、年齢のせいなんかでなく、単なる怠け癖だと強がっています。
 ところで、先日駄菓子屋で思わず買ったお菓子がこれ=上写真。懐かしい「写ルンです」ではなく、「食ベルンです」。中には5色のラムネ菓子が入っています。もちろんフラッシュは光りませんし、写真も撮れません。

5月 1日

 先月22日にオープンした市立伊丹ミュージアムに行き、アーノルド・ロ―ベル展を観てきました。ローベル(1933-1987)は、アメリカの絵本作家で、生涯で100冊もの絵本を世に送り出し、代表作に日本の教科書にも採用された『がまくんとかえるくん』があります。絵本のレイアウトや校正に関する展示もあり、とてもためになりました。ユーモアあふれた温かい世界が、現実にも多くあればいいんですけどね。

4月30日

 神戸三宮のギャラリーミウラで開催中の「ゆる鉄画廊NOMAD」を覗いてきました。場内には所狭しと中井精也さんの写真作品が並んでいて、大勢のお客でいっぱいでした。売れ筋は、やはりポストカードですね。ぼくも、ご当地ものを中心に12枚購入しました。う〜ん、やっぱり、阪急電車と桜の花の組み合わせが一番かな。
 午後からは、gallery 176で開催中の山下豊さんの写真展「439ROUTE1」を観てきました。徳島市から高知県の四万十市まで四国の中央部を走る国道439号を3回に分けて展示するうちの第1弾。人口減少により、かかしと暮らす人々の写真が心に残りました。

4月29日

 京都にこのほどできた本と展示とイベントの新たな場「PURPLE」で行われた、作家の大竹昭子さんとPURPLE代表の姫野希美さん(赤々舎)との対談「あたらしい場をつくるには〜カタリココとPURPLEの試み」に参加しました。「自分の書いた文章を声に出して物語ってみた途端、自分のものでなくなる」「インタビューは、写真を撮る感覚に似ている」などなど、面白い内容でした。
 大竹さんのテキストはこれまでたくさん読みましたが、お目にかかるのは今回が初めて。対談後「今朝、『別冊太陽』(昨日発売)を読んできました」と申し上げると「早いわね」と笑顔で返してくださり、とても充実した一日となりました。

あべのハルカス展望台から北部を望む。2022.4.23撮影。

4月23日

 あべのハルカス美術館で開催中の「庵野秀明展」を愚息と一緒に観ました。展示は、過去,現在、未来に分かれていて、庵野秀明とは何者かが紹介されています。すべてを流し観るだけで2時間かかり、非常に見応えがありました。世代を超え、親子で楽しめる展示です。来月13日公開の「シン・ウルトラマン」が楽しみですね。

3月19日

 京都まで彼岸参りに行きました。三連休の初日とあって名神高速は混雑気味でした。京都東から先は渋滞の情報が出ていたので、京都南インターで降りる人々にとっては、ギリセーフでした。復路は亀岡経由で、初心者マーク付きの愚息の運転で戻ってきました。助手席に座るほうが数倍疲れますね。
 夕方、豊中市立市民ギャラリーで開催中の12人の写真家によるグループ写真展「現在・過去・未来『浪花 北摂 写真散歩」を観てきました。モノクロあり、カラーあり、レイアウトを含め個性豊かな展示でした。

雑誌「写真」は文芸誌のサイズに合わせたという。2022.2.20撮影。

2月19日

 トークイベント「関西初!雑誌『写真』誕生の背景を知る!制作秘話を聞く!」に参加してきました。編集人の村上仁一さんとエディトリアルディレクターの打林俊さんが、1時間半にわたってお話くださいました。写真を紙に印刷して残したいという思いには共感します。確かに、本にしたほうが将来、人目に触れる形で残る気がするんですよね。デジタルの場合、どこかに保存していてもそれを開いて見る確率は低いと思うんです。二度と開かなかったら、それは無いのと同じですから。

1月27日

 ふげん社からこのほど創刊された雑誌『写真』が届きました。かつて存在したカメラ雑誌の一般的なB5サイズより一回り小さいサイズに少々戸惑いながら、ページをめくっていくと、テキストのボリュームが多いこと、裏表紙からは英文が読める構成になっていること、さらに執筆陣も豪華メンバーが揃っていて、この雑誌の熱量というものを感じずにはいられませんでした。年2回の発行ということなので、次号以降も楽しみであります。

1月12日

 今日から16日まで、川崎駅前タワー・リバーク3階で開催する「神戸大学 凌影会 写真展」で、ぼくの写真集5点(既刊)をご覧いただけます。刊行順に言うと、『津山・勝央』から『赤穂』までです。メーンは、卒業生25人のプリント展示になります。このような状況下ですが、お立ち寄りいただければ幸いです。

元伊勢内宮 皇大神社の表参道の途中にあるスギ「天上の木」。2022.1.3撮影。

1月 3日

 雪景色を見たくて、マイカーで福知山市にある元伊勢内宮 皇大神社まで行ってきました。駐車場から本殿まで約400メートル。表参道は深い森の中、雪が積もった220段の石段が続いています。その途中にあるのが、京都府の「天上の木」10選のひとつ、樹齢千年以上の大きなスギの木です。その先にある本殿まで、多くの参拝客が初詣に訪れていました。

1月 2日

 2022年もよろしくお願いします。新年2日は朝から京都の上賀茂神社へ初詣に行くのが、ほぼお決まりとなっているので、今年も愚息と一緒にお参りをしてきました。心配した積雪もなく、車の流れも順調でした。ただ例年に比べ、帰り(お昼前)の高速道路は混雑していましたね。暦の関係で、早めのUターンといったところでしょうか。

2021年につくった3冊の写真集。2021.12.21、自宅で。

12月21日

 拙著『西脇』ができ、今年も年間3冊の目標を無事にクリアしました。新型コロナの影響で遠出が叶わず、意に反して、兵庫県内が2冊となっています。この1年余り、兵庫県を改めて見直すいい機会になりましたね。地形、地質、気候の面から、兵庫県は「日本の縮図」と言われることがあるそうです。確かに、海あり山あり、島もあり、温暖な時節もある一方、雪も積もります。しかも、西脇は日本のヘソですよ。

12月12日

 マイカーで和歌山県の湯浅町まで行ってきました。片道約130kmの旅です。駅舎が新しいJR湯浅駅前のコインパーキングに車を止めて、旧市街地一帯を歩きました。近世から近代にかけての伝統的な建造物が残っていて、日本で初めて醤油が醸造された町としても有名です。しらすの水揚げが県内トップだそうで、昼食には、生しらすをいただきました。透き通っていて、新鮮で美味しかったです。2時間余りを過ごし、おみやげに「角長」の粉末醤油と「太田久助吟製」金山時味噌を買って帰りました。

12月11日

 gallery 176で開催中の本山周平さんの写真展「日本」を観ました。本山さんの同名の写真集については2月19日の本欄で触れたとおりで、そのプリントを観ることができ、ご本人にもお会いできて、とても有意義な時間となりました。

11月27日

 今年のプロ野球日本シリーズは、近年稀にみるシーソーゲームで好ゲームでした。東京ヤクルトスワローズがオリックスバファローズを4勝2敗で下し、20年ぶりの優勝に輝きました。神戸で開催となったことも嬉しかったですね。欲を言えば、もう1試合見たかったところですが。
 セ・パともに前年最下位のチームが優勝するのは、史上初。この強さが本物かどうかは、来シーズンを見れば、わかると思います。来年は、トラ年ですが、どうなんでしょうね。

11月18日

 阪急西宮ガーデンズにある広東料理のお店「水蓮月」で、季節のコース料理をいただきました。全体的にあっさりした味付けで、コテコテでないところが満足でした。そう言えば、ビールを口にするのは、昨年の2月以来です。家では全く飲まないので、今年はこれが最初で最後かも。

10月30日

 奈良市写真美術館で開催中の中藤毅彦さんの写真展「エンター・ザ・ミラー」を観ました。会場には263点のモノクローム写真が並びます。1992年の上海に始まり、東欧、パリ、ニューヨーク、香港、東京などでのスナップショットは、どこから観てもいいなあと思いました。中でも2019年の香港が、一番衝撃的でしたね。同館館長で写真家の百々俊二さんとのギャラリートークは、立ち見が出るほどの大盛況。中身の濃い一日となりました。

10月21日

 3年の車検を終えたばかりのマイカーで、久々に遠出をしました。京都府福知山市まで高速道路を使わず、片道約100kmののんびりドライブです。行き先は、昨晩決めました。
 JR福知山駅周辺を撮影した後、福知山城の天守に登りました。その後、城下町を巡り、おみやげには、以前から一度訪れてみたかった足立音衛門本店で、栗のシュークリームほか2点のスイーツを選びました。

10月14日

 写真集『伊賀・甲賀』がようやくできあがり、納品されました。当初8月刊行の予定でしたが、あとがきを書き上げるのに2カ月もかかってしまいました。筆が進まない時はこんなものです。

9月26日

 gallery 176で展覧会「Have a Break」を開催中の写真家、尾仲浩二さんにお会いしました。昨年11月以来の再会です。尾仲さんは現在もフイルムカメラ、ニコンF3を手に精力的に全国を旅されています。フジやコダックほど派手な発色をしないDNPのカラー印画紙が自分に合うんだそうです。10月にかけて、大阪2か所と三重で写真展を開催されます。「あと20年は頑張る」って仰っていたので、7つ年下のぼくは27年頑張らなきゃと思いました。

9月23日

 本日封切りの映画「MINAMATA」を観ました。ジョニー=デップさん演じる報道写真家ユージン=スミスは、ミノルタのカメラを愛用し、構え方も悪くはありません。ただし、フイルム巻き上げ時にクランクが回っていないのは、ご愛敬ですね。今回の映画では、1998年に封印された最も有名な写真「入浴する智子と母」(ぼくは小学生の時、社会の教科書で見たのを今もはっきり覚えています)の封印が解かれます。これには、ちょっと驚きました。それと、史実と異なる点が幾つかあったり、地元から歓迎されていなかったり、すんなり入り込めないところがあって、複雑な思いがしました。映画のパンフレットは、坂本龍一さん作曲のテーマ曲が入ったCD付きの限定版を選びました。

9月11日

 このほど蔵書を整理されたTakさんから8冊の写真集と12冊の『LIFE』をいただきました。写真集はアッジェ、ブレッソン、ラルティーグ、ブラッサイ、奈良原一高など、1980年代〜90年代に発行されたもの、『LIFE』は1970年前後のものです。バブル期の写真集は贅沢な造りで、今から思えば、よき時代だったと思いますね。

8月31日

 「第70回旧三商大写真展〜85周年記念展」が今日からWeb上で始まりました。私もカラー写真を1点出品していますので、お時間のある時にこちらからお立ち寄りください。

8月20日

 先週から続く長雨の影響で、全国各地で土砂災害や浸水の被害が発生しています。毎年同じような光景が繰り返され、何とも言えない気持ちになります。新型コロナのほうも相変わらずで、兵庫県も4回目の緊急事態措置に入ります。全国的に感染が拡大しています。いったいいつまで続くのでしょうか、まったく先が読めませんね。

平成ウルトラマンのひとり「ウルトラマンティガ」。2021.8.5、兵庫県立美術館で。

8月 5日

 ウルトラマン誕生55周年を記念して兵庫県立美術館で開催中の「TSUBURAYA EXHIBITION 2021」を愚息と一緒に観てきました。早いもので、平成ウルトラマンも25周年を迎えるのですね。やっぱり、初代とセブンがいいなあ。デジタル技術のない時代に、あれだけの特撮をするのって、スゴイ。間もなく公開の映画「シン・ウルトラマン」も楽しみです。

8月 3日

 昨日から大阪は4回目の緊急事態宣言、兵庫はまん延防止措置となり、伊丹市はその対象地域となりました。今日の大阪の新規感染者数は1000人を超え、兵庫も5月8日以来の400人超えとなっていて、第5波が急激に押し寄せてきています。今後は、自宅療養となる人々が増加していくのでしょうが、いざという時に適切な医療が受けられないというのには、やはり恐怖を感じます。

8月 1日

 伊丹市立中央公民館主催の平和パネル展を、昨日から2日連続で観ました。昨日は、報道写真家 福島菊次郎さんと撮影を共にされた那須圭子さんのお話を、今日は、報道写真家 石川文洋さんの講演を聴きました。福島さんは既に他界されていますが、90歳の時のご本人のドキュメンタリー映画「ニッポンの嘘」(2012年)は、今も強烈に記憶に残っています。石川さんの書籍は何冊か読んでいますが、お目にかかるのは初めてでした。
 戦場カメラマンが命懸けで撮影した写真や映像がなければ、戦場でない安全な場所にいる私たちは、戦争の悲惨さを知ることはできません。しかし、それらを目にして、戦争をなくすことができるでしょうか。今なお世界各地で繰り返される悲劇を見聞きして、悲しいかな、自ずと写真のもつ限界を認めるだけに終わっているのではないでしょうか。

7月25日

 小松宗光さんの最新写真集「Finder Vol.20」が届きました。Gallery街道(東京都中野区)で開催中の写真展「THE ENDLESS FUTURE 近未来的空想科学視界都市」に合わせて発行されたものです。
 写真展のDMをいただいていたので、東京都に緊急事態宣言が発令中でなければ、連休中に上京して、会場を訪れることもあり得たのですが、それが叶わず残念です。
 小松さんの写真は一目で大体わかるほど個性的です。写真集「Finder」シリーズは、ぼくの「日本の地方」シリーズと同じA4判中綴じなので、親近感を覚えるんですよね。

7月22日

 今日から4連休ですが、特に予定はなく、オリンピックをテレビで観戦することになりそうです。それにしても、この蒸し暑さ、屋外で競技をする選手は、たいへんだろうなと思います。それに、台風も接近していて心配ですね。

7月11日

 コンパクトカメラを手に、伊丹市内約4キロを2時間ほどかけて歩きました。途中、2年前に他界された作家の田辺聖子先生のご自宅の前を通りました。過日この家の押し入れから見つかった、田辺先生が昭和20年4月から22年3月にかけて書かれた日記が、「十八歳の日の記録」として文藝春秋7月号に掲載されています。
 この日記を読んで、ぼくは、とても18歳が書いたとは思えない文章力にまず驚かされました。大阪空襲で写真館だった自宅を失った日のことなどは、臨場感が伝わってきました。敗戦という大きな影に覆われる中、いかに生きるべきかが、強い意志とともに記されています。そして、その後の人生で、それらを立派に成し遂げられたことに頭が下がりました。
 日記には、稲野駅近くのグンゼ工場に勤めておられたことから、阪急伊丹線も登場します。あれから76年、ぼくは稲野駅近くで、目の前を通過する阪急電車をカメラに収めました。つくづく平和の尊さと、自分の不甲斐なさを感じながら。

7月 7日

 雨が降ったり止んだりの中、車で国立国際美術館へ。同館で開催中の鷹野隆大さんの展覧会「毎日写真1999-2021」を観ました。毎日写真を撮ることで教わったことは「いかに自分が『見たいように見ていたのか』だった」「それは『謙虚であることの可能性』へと道を開くものであった」と鷹野さん。5つのエリアに分かれた展示の中で、ぼくが一番惹かれたのは、モノクロームの「Photo-Graph」シリーズでした。

6月25日

 大阪や兵庫の感染者数はだいぶ落ち着いてきましたが、東京は再拡大の様相を示しています。この夏のグループ展はオンラインで開催することとなりました。また、来週末から予定していた個展は、残念ながら延期とさせていただくこととなりました。日程が決まり次第、お知らせします。

6月22日

 1か月ぶりの更新となります。NHK「よみがえる新日本紀行」で昭和44年の神戸の映像を観ました。大阪万博を翌年に控え、アジアのハブ港として飛躍する神戸港、人口急増に伴い切り開かれて宅地化されていく山地の様子などが記録されていたほか、神戸まつりや毎日登山を楽しむ人々も紹介されていました。あれから52年経った現在、神戸市は歯止めのかからない人口減少への対応に四苦八苦しています。当時の映像に映っている人々は皆、表情が生き生きとしているんですよね。それに比べ最近は、路上で明るい表情をしている日本人を殆ど見かけなくなったように感じます。

5月22日

 写真家、森山大道さんを追ったドキュメンタリー映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい」を神戸でようやく観ることができました。新型コロナの影響で、1年近く公開が延期されていた映画です。
 ぼくが写真に興味を持ち始めて40年近く経ちますが、「写真とは何か」を教えてくださったのは、やっぱり大道先生ですね。「撮り続けていたら見えてくるものがある」っていうのは、ぼくの経験からもそう思います。
 結局のところ、この映画で伝えようとされていることも、「1枚でも多くコピーしなさい」ってことなんじゃないかな。

5月19日

 『別冊太陽』(平凡社)が、届きました。「写真集を編む。」と題し、日本の名作写真集100選が紹介されています。写真集に興味がある人には、必読の一冊です。

5月12日

 連休中に人の流れを抑える取り組みをしてきましたが、感染者数が減少する兆しがまだ見えません。ということで、昨日までだった3回目の緊急事態宣言は、今月末まで延長されることとなりました。この状況だと、これからの時期気をつけないとレンズにカビがはえそうです。

直径22cmのホテルザッハーのザッハトルテは木箱入り。2021.4.29撮影。

4月29日

 3時のおやつに、ザッハトルテをいただきました。間に挟まれたアンズのジャムが濃厚で、お手製の生クリームを添えると程よい感じで、とても美味しかったです。
 1994年の黄金週間、ドイツにするかオーストリアにするか迷った挙句、妻と二人でドイツを旅しました。「(オーストリアへは)次に行けばいいや」と、当時は軽い気持ちでしたが、27年経過した現在も、オーストリア行きは実現していません。娘にそのことを話すと、ウィーンからオリジナルのザッハトルテを取り寄せてくれました。「本当に無事に届くの?」と心配したものの、注文してから数日で届きました(コロナ禍の特別サービスで送料無料でした。通常ならケーキ代より送料のほうが高いようです)。
 ザッハトルテは、ホテルザッハーと王室ご用達のケーキ店「デメル」から販売されていますが、そこには本物紛争に絡んだドラマがあるんですよね。これで満足かと思いきや、ますますウィーンへ行ってみたい気持ちが強くなりました。

4月20日

 今日発売の5月号をもって「日本カメラ」は休刊となり、会社も近く解散するとのことです。「アサヒカメラ」の休刊から1年足らずでの出来事で、時代の変化を痛感せざるを得ません。アサヒカメラ同様、月例コンテストでは、たいへんお世話になった雑誌です。わが家には数十冊のバックナンバーがありますが、最近は広告が大幅に減って全盛期の3分の2程度の厚さになっていましたから、この日が近いことは想像できなくもありませんでした。長い間、ありがとうございました。

4月13日

 4月の異動で職場がかわったこともあり、何かとあって、久々の更新となります。兵庫県では2月末に緊急事態宣言が解除されてから1か月余りで、今月5日から「まん延防止等重点措置」が一部地域で適用中。変異ウイルスの影響もあってか、現在も感染が急拡大中です。
 巣ごもりのお供に、『深瀬昌久伝』(瀬戸正人著、日本カメラ社)、『物語昭和写真史』(桑原甲子雄著、月曜社)、『イメージを逆撫でする』(前川修著、東京大学出版会)の3冊を入手しました。

3月 9日

 今日から14日まで、兵庫県民会館2階の中展示室で、「神戸大学写真部 第49回部展〜創立85周年記念展」が開催されます。時間は10時〜17時(初日は14時から、最終日は15時まで)。お近くの方は、ぜひお立ち寄りください。また、こちらからご覧いただくこともできます(3月31日まで)。
 本展に私は出品していませんが、会場に掲出の記念写真には登場しています。

3月 2日

 昨日発売の三重県のローカル誌『NAGI』84号(月兎舎)のモノクロームのコーナーに取り上げられています。「日本の地方」シリーズから5点の写真と、ぼくが白黒写真や紙製冊子にこだわる理由などを語った内容が4ページにわたって掲載されていますので、機会があれば見てください。

2月19日

 本山周平さんの写真集『日本2010-2020』が、蒼穹舎(東京都新宿区)から届きました。富士山の写真がエンボス加工された布製の表紙がカッコいいです。前作『日本2001-2010』は赤表紙に銀色の文字でしたが、今回の表紙は濃紺に金文字。収録写真は前回同様、日本各地で写されたモノクロームです。10年という歳月は、この国の風景を変えるのに十分な時間であることを感じさせられる一冊です。

昔懐かしい商店街の写真が展示されている。2021.2.14撮影。

2月14日

 サンロード商店街(伊丹市中央4)へ買い物に出掛けた際に、同商店街の空き店舗で今日から始まった「サンロード写真展」を観てきました。実は、この催しにぼくも協力させてもらっています。よろしければ、ぜひ足を運んでみてください。

2月 6日

 先月から大掛かりな部屋の模様替えをしています。部屋を少しでも広く使おうと、幾つかの大型家具を処分しました。残された机や本棚なども13年ぶりに大移動させ、今日は3部屋に散らばって置いていた本を整理し、一つの本棚にまとめて収納しました。プリントした写真、CD、ビデオテープなどをもう少し減らせないかなと思っていますが、これらは時間がかかりそうですね。

1月18日

 写真高画質インクジェットプリンターを入れ替えました。昨年、2大メーカーから新製品が相次いで発売された中、6年ぶりの刷新となったエプソン(顔料)を選びました。モノクロ写真印刷に使うグレーインクが濃淡2種搭載されていることが決め手になりました。カラー写真がメーンならキヤノンにしたと思います。近年はオンデマンド印刷でプリントを他人任せにしていましたが、今年は再び、自身の手によるプリントにこだわってみようと楽しみにしています。

1月13日

 兵庫県を含む7府県に2回目の緊急事態宣言が発令されました。年始のテレビ番組で、史上初の無観客で開催されたウィーンフィルのニューイヤーコンサートの模様を見たときは、心を癒され、今年は徐々に回復に向かっていくだろうと淡い期待を寄せていたのですが、出鼻をくじかれた感じです。

1月 1日

 あけましておめでとうございます。年末年始、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。ぼくは、久々にリアルに家族3人揃ってゆったりと過ごしています。
 まだ当分の間、色々と制約のある生活が続きますが、いつまでも動かないわけにもいかないかなと思っていて、今夏に向けて、ぼくの写真活動で初となるイベントに挑戦したいと準備を進めています。中身を紹介できる段階になれば、本ページでお知らせします。また、写真集づくりも、これまでどおり続ける予定ですが、昨年思うように撮影できなかったのが少々心配なところではあります。
 まあ、写真活動が本業ではないので、無理のない範囲で適度におつきあいいただければ幸いです。では、本年もよろしくお願いします。

昨年に続いて森山大道先生の「佳いお年を!」をお福分けします。2020.12.30撮影。

12月30日

 昨日、森山大道先生からお手紙が届きました。先生は、ぼくが撮った写真を見てくださっては、いつも真摯なコメントを贈ってくださいます。ご多忙のはずなのに、今回は便箋4枚にわたる長文で、本当に頭の下がる思いでいっぱいです。先生のコメントは、ぼくにとって自分の写真について色々と気づかせてくれ、羅針盤であり、写真を続けるパワーの源になっていることは間違いありません。
 新型コロナ禍による様々な影響は暫く続きますが、来年も、健康に留意し、さりげなく魂をわしづかみするような写真が撮れたらいいなと思っています。では、みなさん、よいお年をお迎えください。

12月22日

 今年も残り10日になりました。先週から日本海側では大雪になり、この冬は太平洋側の平地でも雪が降るかもとのこと。愛車のタイヤは既に冬用に交換していますが、雪道走行には至っていません。
 そんな中、兵庫県の新型コロナ新規感染者数が過去最高を更新ですか。う〜ん、なかなか減少に転じませんね。海外では変異したウイルスが拡大していて、新たな不安も生じてきています。個人としては、これ以上どうすればいいのでしょうかね。

12月15日

 シリーズ「日本の地方」の最新刊『函館』ができ上がりました。北海道で「写真のまち」と言えば、現在では「写真甲子園」が開催されている東川町を思い浮かべますが、歴史的には函館も負けてはいません。今号は、写真と深い繋がりのある3人のケンゾーを絡めてまとめてみました。

山間に佇む静かな温泉街。2020.11.29、龍神温泉で。

11月29日

 和歌山方面へ車を走らせ、高野山から護摩山を経て、龍神温泉へ到着。日高川に沿って辺りを散策しながら、写真を撮りました。その後も日高川沿いに走り、御坊から高速に乗って帰ってきました。お土産は、和歌山県最古の寺、道成寺(701年創建)の前で買った銘菓「つりがね饅頭」。この時期限定の栗を含めて4種類の餡があり、どれも甲乙つけがたく美味しかったです。

11月18日

 谷杉アキラさんの写真集「PIRKANOKA(ピリカノカ)」を入手しました。ピリカノカとはアイヌ語で「美しい形」を意味し、同書にはモノクローム111点の北海道の原風景が収録されています。北海道の地名の80%はアイヌ語由来だそうで、巻末に付いている各写真の撮影地のアイヌ語名とその解釈を参照しながら見ると、一つひとつの風景を読み解くことができます。

昭和レトロ情景館内では、1時間ごとにHOゲージの列車が走る。2020.11.15撮影。

11月15日

 たつの市の重要伝統的建造物群保存地区(2019年選定)を散策しました。兵庫県内ですが、ぼくが訪れるのは初めてとなります。18世紀中期から昭和初期までに建てられた町屋が数多く現存していて、外観を楽しむのもよし、見学可能な施設は中に入ってみるのもよし。その中の一つ、昭和レトロ情景館にお邪魔しました。階段で2階に上がり受付を通ると、店主が10年以上の歳月をかけて作ったHOスケールのジオラマが広がっていました。細部まで作り込まれていて、そこを走る蒸気機関車は、まるで本物みたいでした。個々の建物は照明も点灯し、夕景も見応えがありました。

11月 7日

 尾仲浩二さんの写真展「すこし色あせた旅」を観て、トークイベント及び尾仲さんと語る会に参加してきました。旅と写真と本にまつわるお話が聴けて、とてもためになりました。退色が始まった20年ほど前のカラーフィルムからのプリントは、まるで色あせた記憶のよう。この感覚は、この時代に年齢を重ねてきた人にしか解らないんだろうなあ、きっと。

11月 1日

 車で阪神高速を通って、JR奈良駅前まで行き、周辺を散歩しました。なぜ奈良かと言えば、夕方までに戻ってくることができる距離を逆算したまでです。京都は年に数回訪れますが、それに比べると、奈良は少ないですね。伊丹からだと距離はあんまり変わらないのに、車にせよ電車にせよ、京都のほうが断然行き易いことが関係していると思います。ならまちから猿沢池を経て、近鉄奈良駅近くで昼食を済ませて帰路へ。ホントさわりだけですが、鹿も見て、奈良を感じることができました。店先で年季の入った書道用具を見て、何だかいいなと思いました。

10月24日

 阪急中津駅で下車して、中崎町をぶらりと巡りました。この辺りは、タワーマンションと古い木造家屋が入り交じっていて独特な街並みを形成しています。カフェや雑貨店を目当てに、今日も多くの人々が路上を行き交っていました。特に目についたのは、あちらこちらに掲示された大阪市廃止の賛否を問う住民投票の啓発ポスターです。運命の日まであと1週間。なかなか答えが出せない難問のようですね。
 帰りに阪急三番街の玩具店の前を通ると、クリスマス限定品がちらほら並んでいました。もうそんな時期なんですね。

10月22日

 「東京懐かし写真帖」とその続編「東京レトロ写真帖」(いずれも中公新書)をアマゾンで購入しました。著者は、写歴70年近い秋山武雄さん。台東区浅草橋で洋食店を営む傍ら、都内を撮影し続けてこられました。現在も、白黒フィルムを使用されているそうです。どの写真もホント素敵なんですよね。市井の人々を力みなく捉えておられるんです。写される側も抵抗を感じない時代だったこともあるでしょうが、街も、そこで過ごす人々も大きく変わってしまったなあと、つくづく思いますね。

10月18日

 鳥取県八頭町を訪れました。中国縦貫自動車道の西宮山口JCT付近で事故があり、車線規制のため予定より1時間半遅れで現地に到着しました。せっかくの早起きが、……。まずは、町の中心にある郡家駅の観光案内所で、情報を仕入れることにしました。駅舎は5年前に整備されたもので、とても奇麗なんですが、その周辺は対照的に寂しく感じました。う〜ん、何を撮りましょうかねえ。これといった名所もないので、開き直るしかありませんでした。

10月17日

 先月できたばかりの写真ギャラリーG&S根雨で開催中のオープン企画「木村伊兵衛 写真展」を観ました。伊兵衛さんのオリジナルプリントが20点ほど飾ってありました。ほかに、アジェとドアノーのプリントも。ぼくは、オリジナルプリントの相場には疎いのですが、実際に伊兵衛さんの手によってプリントされたものが至近距離にあることを思うと、込み上げてくるものがありました。

真宗高田派本山専修寺近くの通りで、2020.10.11撮影。

10月11日

 映画「浅田家!」のモデルになった写真家、浅田政志さんの故郷、三重県津市へ別件を兼ねて行ってきました。ロケ地になった真宗高田派本山専修寺とその周辺、津ヨットハーバー、近鉄津新町駅などを巡りました。いずれも初めて訪れる場所で新鮮でしたが、中でも専修寺にある如来堂と御影堂の重厚な構えに心を打たれました。二棟をつなぐ廊下も実に素晴らしいのです。主人公が釣りをする港の防波堤も、映画の重要なシーンで度々登場します。今日も、家族連れなどが釣りを楽しんでいました。

10月 8日

 スマートフォンのスケジュール帳を使っている人って、どの位の割合いるのでしょうか。ペーパーレスやデジタル化の推進が声高に叫ばれる現在、来年の手帳をどうするか迷いましたが、これまで同様、紙の手帳を購入しました。安心感があるんですよね、紙のほうが。バッテリーを気にすることなく、災害で停電になっても、水に浸かっても、紙のほうが全く読めなくなる危険度が少ないと思うんです。

10月 4日

 写真家、浅田政志さんの半生を綴った映画「浅田家!」(二宮和也主演、中野量太監督)を観ました。映画として成立したのは、「浅田家」に増して「アルバムのチカラ」の存在が大きかったと思います。ネタバレになるので、これ以上はコメントを差し控えますが、写真集好きの人に対して一つ言えることは、映画パンフレットは「買い」です。

ポートアイランド西岸のしおさい公園で。2020.10.3撮影。

10月 3日

 大学写真部のOB会の総会に出席しました。午後から神戸ポートアイランドに移動し、午後5時まで自由に撮影。例年なら班行動するのですが、コロナ対策により少人数もしくは単独での行動となりました。ぼくは単独で、しおさい公園、市民広場周辺を歩きました。休憩がてら、家具・生活雑貨店のIKEAに初めて立ち寄りました。シックで上品な感じのフォトフレームが豊富にあって「いいね!」でした。

9月22日

 愚息と一緒に、彦根まで片道約120kmのドライブ旅行をしました。実に7か月ぶりの二人旅です。タイミングよく、ひこにゃんを見ることができ、その後天守まで登りました。国宝指定の天守って、他に松本城、犬山城、姫路城、松江城と、全国で5つしかないんですよね。天気もよく、城内は混雑気味でしたが、見晴しは最高でした。お昼は、城下通りにある丼専門店で、牛丼と焼肉丼をいただきました。とても上品な味で、グッドでした。

9月19日

 午後からコンパクトカメラを持って外出しました。JR大阪駅ビルにあるスタバでコーヒーをすすりながら、大体のコースを決めました。梅田にあるソニーストア、ニコンサロンから中之島のキヤノンギャラリーを経て、四ツ橋筋と御堂筋の間の道を南下し、南船場のギャラリーアビィまで歩きました。よい時間になったので、そこから北上し、本町の富士フイルムフォトサロンに立ち寄り、本町から地下鉄に乗って戻ってきました。撮影より鑑賞に時間を費やした一日となりました。

「KENZO」の旧ロゴ(左)と新ロゴ(右)。2020.9.17、自宅で。

9月17日

 1980年代〜90年代前半、よく目にし、神戸旧居留地にも店舗を構えていたファッションブランドの「KENZO」。ぼくは当時の薔薇をモチーフにした作品が気に入り、以来、細々とコレクションを続けてきました。「KENZO」はその後、LVMHの傘下に入るなど紆余曲折がありましたが、近年はニューエラやディズニーとコラボを行うなどし、若年層の支持も得ているようです。こうした流れの中、今年1月、新デザイナー就任を機にお馴染みのロゴまで変えてしまうという大変革が施されました。これが吉と出るか凶と出るかは大きな賭けだと思いましたが、ぼくは、現在の展開にとてもワクワクさせられています。やっぱり思い切った改革って時には大事ですね、政治の世界じゃないけれど。

9月 5日

 gallery 176で開催中の井上雄輔さんの写真展「CONTAINERS」を観ました。ある意味斬新な切り口で、一枚一枚を楽しませていただきました。主役は真横から捉えられた鉄路を走行中のコンテナですが、フレーミングがよく練られていて、前後に写り込んだストラクチャーにも自然と目がいくんです。著書「知覚のエアポケット」に収められた、井上さんのテキストも秀逸で、一冊手にして帰りました。

9月 1日

 NHKクロ現「としまえん 最後の夏」を見て、ジーンときました。94年の歴史に幕を下ろした昨日、園内では子どもから大人までが涙していました。ぼくの中では、今はなき、宝塚ファミリーランド、エキスポランド、ポートピアランドでの数々の思い出がオーバーラップしました。TDRとUSJしか知らないなんて、寂しいですよね。現存する日本最古の遊園地「ひらパー(ひらかたパーク)」(大阪府枚方市)には、何が何でも頑張ってもらいたいと思います。

8月23日

 gallery 176で、鈴木郁子さんの写真展「奄美1/2(half)」を観ました。この眼で実際に見たことのない、少々色あせた光景が並んでいました。作品撮影にはコニカFT-1プロハーフというハーフサイズのフィルムカメラが使用されています。画面サイズが通常の半分になるので、36枚撮りフィルムで72枚撮れるというものです。なぜこのカメラを敢えて使用されたのか、機会があればお尋ねしたいと思いました。

神戸の夜景を観る。2020.8.16、諏訪山展望台で。

8月16日

 日中は体温を超える気温だったことから、夕方からマイカーで六甲山を縦断しました。宝塚から登って、山頂を通過し、六甲ケーブル山上駅を経て、再度山ドライブウェイを通って下山しました。神戸の市街地の夜景を高台から眺めました。昔に比べて沖合いに浮かぶ船舶の数が少なくなった気がしますが、やっぱり、いいよねえ。1000万ドルの夜景と呼ばれるようになって久しいけど、その価値は変わってないかなあ。

8月15日

 終戦の日から75年を迎えました。このほど出版された「AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争」(光文社新書)は、戦争をより身近なものとして感じさせてくれました。それは、写真のカラー化によるところが大きいと思います。白黒写真は「凍りついた」印象を受けるが、カラー化することで時が流れ始めると、筆者は言います。戦前や戦時の実際にあった出来事や光景が現在に繋がっている感覚で蘇ります。戦争を考えるこの夏、おすすめの一冊です。

8月 5日

 下道をのんびりドライブして、神戸市西区にある神戸ワイナリー(農業公園)まで行きました。平日ということもあり、客は数名でした。園内で遅めのランチを摂ってから、新発売のブドウのソフトクリームをいただきました。おみやげには、白ワインとブドウジュースを各1本買って帰りました。

7月25日

 ぼくはモーツァルトの音楽が学生の頃から好きで、中でもクララ・ハスキルのピアノ演奏は格別だと思って聴いてきました。ピアノ協奏曲第20番第1楽章の後半のあの表現は、何度聴いても痺れます。
 今日書店で何気なく手に取った「ウルトラセブンが『音楽』を教えてくれた」(青山通著、新潮文庫)にハスキルのことが7ページに渡って書かれていたので、迷わず買って帰りました。ウルトラセブン最終回のクライマックスシーン(ダンがセブンであることをアンヌに明かす場面)で使用されたのはカラヤン/リパッティ盤のシューマンのピアノ協奏曲なんですが、この演奏に匹敵するのはハスキルしかないといったようなことが考察されています。それにしても、ウルトラセブンの音楽ってどの場面も、格調高く、素晴らしいですね、本当に。

新型コロナ禍もあって、づぼらやは閉店となり、名物看板の行方が注目されている。2020.7.8、新世界で。

7月 8日

 大阪新世界の串カツ「だるま」のカウンターで昼食を摂りました。客は、最初ぼくだけでしたが、そのうちに増えて6人になりました。緊急事態宣言解除後、徐々に戻りつつあった客足は、7月に入ってから再び鈍くなったと店長の弁。東京などで感染者が増加傾向に転じている影響か、それともこのところ続いている大雨が影響しているのでしょうか。いずれにしても視界は晴れませんね。
 昼食後、通天閣の展望台に昇って、大阪の街並みを見下ろしました。上町台地に建つ母校の高校の校舎とグラウンドを久々に目にして、感慨に耽りました。

7月 4日

 九州熊本県南部の球磨川流域がたいへんな事態になっています。数十年に一度の大雨の光景を、このところ毎年のように目にしています。訪れたことのあるまちの変わり果てた姿を見て、言葉になりません。

6月19日

 日本酒をテーマにした「『伊丹諸白』と『灘の生一本』」が、今年度で最後の日本遺産(文化庁主催)に認定されました。ぼくはお酒をあまり飲めないので、力の入ったコメントは出てきませんが、伊丹から神戸にかけての銘醸地の知名度が上がるのは正直うれしいですね。これを機に少しでも賑わいを取り戻し、「下り酒」の歴史や現状について正しく理解してもらえたら仕合わせです。

6月14日

 大山顕さんの著書「新写真論 スマホと顔」は、とても斬新でした。デジタルカメラの普及は革命と思っていたが、実はそうでなく、本当の革命は「自撮り」だと言います。スマートフォンとSNSこそが、写真を大きく変えたと。確かに、スマホによってカメラと撮影者が可視化されるようになったと思います。写真を撮る装置と見る装置が同一ということで生じる様々な問題について、ぼくはあまり意識したことがなかったですね。

6月 2日

 歴史あるカメラ雑誌「アサヒカメラ」の休刊が昨日、発表されました。ぼくもかつて定期購読し、写真を掲載していただいたこともあり、たいへんお世話になった雑誌です。ただ近年は、マンネリ感が否めなく、興味ある記事が掲載された号のみを購入するようになっていました。
 カメラを持たなくても、携帯電話のカメラ機能で、だれもが失敗しない写真が撮れる時代に、カメラ雑誌の存在意義が薄れてきたのは当然の帰結なのでしょう。ますます個性が試される、面白い時代になったと、ぼくは前向きの気持ちでいます。「アサヒカメラ」で学んでことは、一生忘れません。ありがとうございました。

5月25日

 全国で新型コロナウイルスに係る緊急事態宣言が解除されました。外出する人も徐々に増えていくでしょうが、当分の間は、感染防止のために、三密を避けることやマスクの着用、こまめな手洗いなどは欠かせません。新型コロナウイルスについては、だんだんと特性が判明していますが、なかなか厄介なウイルスであることは間違いなさそうです。引き続き、警戒していきたいと思います。
 この2カ月の間に、楽しみにしていた2つの展覧会が中止になったことが残念でした。ほかに影響を受けたことと言えば、ドイツの出版社から待ちに待った写真集が一昨日ようやく届いたことですね。

5月15日

 ぼくは、世界史や日本史という教科が好きではありませんでした。ただ、色んな場所に行って写真を撮っていると、否応無しにその土地の歴史が写り込んでしまうんですよね。だから、写真集「日本の地方」シリーズのあとがきでは、撮影地の歴史に触れることが多いです。
 最近の巣ごもり生活の中で読んで、目から鱗が落ちる思いがしたのが「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」です。歴史入門書でありながら本文に「○年」というのが全く出てきません。絶対に忘れないかは個人差があるでしょうが、全体の輪郭や流れが掴めるというのはこれまでになかった経験でした。
 同じようなことは写真撮影にも言えないかと。シャッタースピードとか絞りとか撮影データがそんなに大事かって思うんですよね。そんなこと覚えなくても、いい写真を撮る人は撮るわけだし。

5月 6日

 この5日間、買い物で2回、仕事で1回外出した以外、自宅で過ごしました。他人との接触はトータルで9割以上減らすことができたと思います。緊急事態宣言の延長が決まり、明日以降も現在の要請が暫く続きます。一番辛いのは、やはり撮影旅行に出られないことですね。マイカーで遠出したい気分は日増しに強くなっています。走らないのは車にも良くないですから。

左が今回の写真集。前回(右)のデザインが踏襲されている。2020.4.25、自宅で。

4月25日

 写真集『永遠のソール・ライター』(小学館)が届きました。同書は、美術館「えき」KYOTOで今月11日から5月10日まで開催予定だった写真展に関連して出版されましたが、写真展は残念ながら新型コロナの影響で中止となってしまいました。せめて家の中で、ソール・ライターの写真を眺めようと入手したものです。ソール・ライターの写真展と言えば、2018年に伊丹市立美術館他でも開催され人気を博しました。今回は2年前とは異なるカットで構成されていて、どちらがいいかは甲乙つけがたいですね。

4月23日

 今月に入ってしばしば、近所の馴染みの飲食店のテイクアウトを利用しています。今日は、西洋懐石アンシャンテさんの「おにつら弁当」と「柿もり弁当」を買って帰りました。前者は牛肉のロースト、後者は豚肉のビール煮込みがメーンで、豆ご飯が共通となっています。愚息と二人でシェアしていただきました。とても美味しかったです。本当は、おうちじゃなくてお店で食べられるのが一番なんですけどね。
 現在、伊丹でテイクアウトができる飲食店を紹介したホームページがありますので、興味のある方はこちらをどうぞ。

4月11日

 「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン」。新番組「ハクション大魔王2020」をテレビで見ました。小学生の頃見ていた前作(再放送)の50年後の世界で、主人公の少年は前作の孫となっています。壺に100年間封印されてしまうという前作最終回で涙したことを、現在も鮮明に覚えています。その続編を見られるとは、夢みたいです。家に閉じこもっている中、久々に楽しませてもらい、魔法で今の世界を変えることができたらどれほどいいだろうと、強く思いました。

4月 5日

 桜が満開を迎えていますが、今年は撮影することなく終わりそうです。とにかく新型コロナウイルスの感染が収まってほしい。それしかないですね。

3月22日

 新型コロナウイルスの関係で、この2日間、ほとんど家の中で過ごしました。おかげで、一冊写真集ができあがりました。本当は、映画館に行ったり、大阪か神戸に出掛けて写真を撮ったりしたかったのですが、兵庫・大阪は感染が拡大しているため、自粛しました。気分も乗らないですし、これで良かったのかもしれませんね。でも、この状態がいつまで続くのか、わからないというのが、一番辛いところですね。

3月15日

 運動不足解消を兼ねて、自宅から服部天神(大阪府豊中市)まで約7kmを歩きました。途中、にわか雨にみまわれましたが、1時間40分ほどで目的地のgallery 176に到着。同ギャラリーで開催中の友長勇介さんの写真展「写真素志II」を観ました。モノクロームで捉えられた、どこか懐かしく新しい光景の数々。言葉で説明できない写真って、やっぱりいいですね。

3月 8日

 奈良市写真美術館で開催中の尾仲浩二さんの写真展「Short Trip Again」を観てきました。1980年代から2019年にかけて撮影された旅の写真群が会場に並んでいました。もう絶対に誰も撮れない、被災前の東北を撮影された写真集「海町」に目を奪われてしまいますが、長年にわたって、白黒とカラーの差はあれ、一定の調子で撮り続けておられるところは、ぼくもぜひ見習いたいと思いました。

3月 5日

 2週間前までの予定では、今日から神戸で始まるグループ写真展で新刊「津山・勝央」をお披露目する段取りでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、写真展はやむを得ず開催中止となりました。残念ですが、今は、皆さんお一人おひとりが身を守っていただくことが第一です。
 この半月ほど、最小限の外出に留めているためか、ちょっとぽっちゃりとしてきています。別の角度からも気をつけて、何とか踏んばりたいと思います。

3月 1日

 昨日は一歩も家から出ず、今日は食料品の買い物のためJR伊丹駅前まで出掛けました。外出を控えている人が多いせいか、普段なかなか手に入れることができない「キツネイロ」のどら焼きをゲットすることができました。向かいにある「乃が美」の生食パンも入手し、満足いく買い物となりました。
 つい先ほど、明日の楽しみに置いていたどら焼きがいつの間にやら消えていることに気付きました。入浴前には確かにあったのに、ショックです。わが家のドラえもんに警戒しておくべきでした。

2月16日

 話題の映画「パラサイト 半地下の家族」(2019年、韓国)を観ました。テンポが良く(ちょっと良過ぎるところはありますが)、飽きさせない展開はさすがでした。でも、さらっと流してしまってよいものか、いろいろ考えさせられましたね。

2月12日

 ぼくの写真をとても気に入ってくださっている東京都在住のAmaさんから一冊の分厚い写真集が届きました。1月19日に88歳で亡くなられた奈良原一高さんの「The Sky in my Hands」(島根県立美術館、2010年)です。ぼくが奈良原さんの写真を初めて見たのは、高校生の頃で、写真雑誌「CAPA」だったと思います。そのアメリカ・インディアン村の二つのゴミ缶の写真は、今日まで忘れることのない一枚になりました。静かに写真が何かを語りかけて来るかのような独特な表現は、それまでの報道写真とは一線を画し、写真表現の新境地を切り開いたと言っても過言ではありません。
 昨年12月にNHK日曜美術館で奈良原一高さんの作品が取り上げられたばかりで、それから僅か一カ月でまさかと思いましたが、心からご冥福をお祈りしたいと思います。

この時期の日本海にしては穏やかで青かった。2020.2.11、浜坂の海岸で。

2月11日

 温泉にのんびり浸かろうと、兵庫県北部の新温泉町まで愚息と二人旅をしました。せっかくの冬用タイヤなので、雪道を走りたいと思っていたのですが、途中の山間部で除雪された雪が僅かに残る程度で、雪を踏み締めることはありませんでした。
 新温泉町では、浜坂温泉郷の一つ「七釜温泉」で源泉かけ流しのお湯を堪能しました。室内風呂は、ちょっと温度が高く感じました。日本海の海岸沿いに出たあと、余部鉄橋、但馬空港に立ち寄り、朝来市にある「よふど温泉」に浸ってから家路につきました。

2月 6日

 半年ほど前から、食パンにこだわっています。色々試してみようと、今まで食べたことがなかったものを積極的に買って帰ることが多くなりました。伊丹市内のお店で、幾つかお気に入りができました。お値段は張りますが、10等分(いわゆる5枚切り)して、2枚をお弁当として持って行くことを考えれば意外とお得なことに気付きました。中でも、生食パンは本当に感動もので、それだけで十分美味しくいただくことができます。午前中に売り切れになる理由もよく解りますね。

2月 2日

 家に籠って、次の写真集「津山・勝央」のあとがきを書き終えました。2017年に出版を始めたシリーズ「日本の地方」は10冊目を迎え、これまでは全40ページをモノクロームとしてきましたが、今回初めてカラーを2ページだけ使いました。最終段階でカラーに差し替えてみたところ、自分の中で、アクセントが効いていいんじゃないかとなったんです。ほかの人の反応をぜひ伺ってみたいと思います。

2月 1日

 映画「AI崩壊」を観ました。2030年の話を映像化するのって難しいものだと思いました。5G、6Gで、もっと時代は先へ進んでいるような気がしないでもありません。ぼくの中では、写真はやはり紙がいいという趣旨の台詞が妙にひっかかりましたね。

災害状況確認の訓練飛行を行うドローン2020.1.26、伊丹スポーツセンターで。

1月26日

 2年に一回の、総合防災訓練に参加しました。いつ大地震が起こっても不思議ではないですから、日頃からできる限りの備えはしておきたいですね。でも、阪神・淡路大震災を思い出すと、……。あの時は、数カ月間休みがなかったけれど、現在の体力で果たして持つか、ちょっと心配です。

1月21日

 田中八重洲画廊での写真展にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。写真集を初めて手にとってご覧いただいた方も多く、うれしく思います。ぼくは、写真を紙の冊子にして残すのが好きで、このような機会がこれからも設けられたらいいなあと思っています。ペーパーレスの時代に何て時代遅れなことをとお叱りを受けるかもしれませんが、透過光で見る写真と反射光で見る写真は、違うと思うんですよね。それと、ページをめくる動作というか感覚が何にも替え難いんです。

1月14日

 本日から20日まで、東京駅八重洲北口徒歩3分の田中八重洲画廊で開催される「神戸大学写真部OB東京展(創立85周年記念展)」に、私がこれまでに出版した写真集を出品しています。同展には、このほかに写真部OBによる約40点の写真が展示されていますので、ぜひご覧ください。時間は10時30分〜17時(16・17日は19時まで、20日は13時まで)。

1月13日

 gallery 176で今日から始まったDoris Hsu(台湾の高雄在住の作家)さんの写真展「凝視」を観て、ギャラリートークにも参加してきました。被写体は、「Elephant Gym 」という台湾のバンドです。ぼくは、このようなミュージシャンを被写体とした写真をまとまって見ることは少ないので、楽しみにしていました。すべてモノクロフィルムで撮影され、ブレとボケもあるという、ぼく好みのところを差し引いても、今回の展示はよかったですね。写真を眺めるだけで響くものがあり、流石と思いました。

森山大道先生からの「佳いお年を!」をお福分けします。2019.12.30撮影。

12月30日

 令和元年も、明日の大晦日を残すのみとなりました。皆さんにとって、今年一年はどんな年だったでしょうか。ぼくは、いいこともそうでないことも色々ありましたが、全体を通してみるとプラスの年だったと思います。健康で、毎日やらなきゃいけないこととやりたいことをやって過ごせているだけで幸せですよね。この年末年始は、殆ど家にいて、やりたいことだらけです。いつもの時刻に起きて、本を読んだり、テレビを見たり、料理をしたりですね。それと、プラモデルを久々に作ってみようかなと。電飾の組み込みを一度やってみたかったんです。でも、封を開けてみて、細い光ファイバーの束に少々ビビっています。
 郵便受けを見ると、Micさんからお手紙が、森山大道先生からお葉書が届いていました。心が暖まり、とっても嬉しかったです。