建物が出来上がり、いよいよ竣工検査の日となりました。工事が順調に進んだ為、予定よりも二週間ほど早い竣工です。竣工検査は、部屋ごとに、施主と設計者、施工者が一緒に見て、施工のチェックをして行きます。同時に、設備機器の使用説明を、各業者が行いました。
 この日のチェック事項を一週間で直して、翌週に建物の引き渡しを行うことになりました。


2階のキッチン、コンロのIHヒーターの使い方を、施工の担当者から説明を受けているところ。

2階のベランダに置かれた、深夜電力給湯器のカバーを外して、電気屋さんが説明しているところ。

深夜電力を利用した、蓄熱式の暖房機。サイズが大きいのと、かなり重いのが欠点だが、比較的値段が安く、ランニングコストも深夜電力を使うため安いのが魅力です。

 この家では、エネルギーについていろいろな試みをしています。
 一つは、屋根に置いたソーラパネルで発電した電気で、日中のエネルギーを、なるべくまかなう。余分に発電した分は、東電に売ることもできる。給湯と暖房は値段の安い深夜電力を利用する。深夜の電気は余っているので、これはエネルギーの有効利用といえる。
 台所のコンロをIHヒーターとしたことでエネルギーを、オール電化したことになり、東電の電気の単価が安くなる制度を利用しています。
 当然のことですが、建物の断熱性能を高めて、エネルギー負荷を下げるように建築的な工夫もしています。
 これらのことで、年間の電気代が、月ごとにどのようになって行くのか、これからデータが取れればと思っています。

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