秋津透センセの影の代表作、「女王陛下のドキドキ大戦争」の続編の続編。
今回は初っ端からウィンゲートの大活躍で始まったりしてます。
前回でロザリンド達に烈国から追ん出され、とうとう宇国の蛮族の地へやってきたウィンゲート！
しかし、その持ち前の傍若無人・猪突猛進のスンバらしい力だけで、なんと宇国の蛮族を纏め上げてしまったんです。
そして、世界制圧の為、宇国の首都に向けて次から次へ強そうな砦ばかりを狙って攻め落としまくり！！
しかも、その蛮族の数といったら宇国の記録上では２０万以上の大軍勢とか・・・
蛮族の人口より多い軍勢を造り上げてしまった、ウィンゲートおそるべし・・・・

そんな中、範軍と宇軍のにらみ合いの続く最前線では白虎将軍ジョセフィーヌ（範国）と龍雷将軍レイモンドが毎日のように仲良く酒を酌み交わしていましたとさ（＾＾）
しかし、宇国内はウィンゲートの為に大混乱！！
とうとう、最前線を預かるレイモンドにも本国への期間命令が・・・
そして、期間命令を受けたレイモンドが、初めて範国軍の拠点・岳城へ。。。
本来は来る筈の無い敵将が単身で来たにもかかわらず、おいしい酒ならＯＫ〜！とばかりジョセフィーヌは大歓迎で岳侯秘蔵の名酒まで出してのおもてなし！！
レイモンドはやっぱし、景侯秘蔵の百年酒を持っての来城！
その百年酒のすごいこと！
そのままだと不味い酒だけど、普通のお酒に１滴入れれば名酒に、名酒に入れればこの世の酒とは思えないほど美味しくすると言う素晴らしいお酒だったんです！！
この百年酒と〜ってもほしいです！！
その飲み会の中でレイモンドが現在の宇国の内情を（ワザと）ばらしてしまいます。。。
まぁそんな話は酒が不味くなるんで置いといて明け方まで飲んでる二人・・・
チョットは恋愛モードとかには行かんのか〜？？？

レイモンドが帰って言った後、どうにかしてやらんとな〜と考えた、ジョセフィーヌよりの連絡を受けた範国首脳陣は宇国＆ウィンゲート対策の会議に突入！
結果は、ウィンゲート率いる蛮族をやっつけて宇国に恩を売りつけるに決定！！
そして、相変わらず「贅沢したいよ〜病」のエリザベス女王と範国一の実力者・東鎮侯マーガレットの考えが一致した（してしまった）為、女王陛下遠征が決定〜〜〜〜〜〜〜！
さぁ大変だ！われらがアグネスちゃん！！

東鎮侯さまからは宇国の内情等を勉強させられ〜の、遠征のための費用を捻出し〜の、女王陛下ご遠征にふさわしい体裁整えて〜のと、死ぬかのようなスケジュールをこなして行ったのでした。。。合掌。。。

この遠征の途中はあいも変わらず大宴会！
ここでもアグネスちゃんは軍師にイップの曲を歌うよう強制されるはで、もうへとへと・・・
救いは、道中の商人から貢物がドッサリ頂けたこと（＾＾）

さぁ宇国はって言うと、（自称）皇帝陛下＆将軍達は範国が助けに来ると走らずに蛮族と各地で決戦・敗北の山・・・
首都・宇では、東鎮侯様の元旦那、宇国軍師のフランシスと龍爪侯ヘンリー、帝国宰相サミュエルの３人が中心に範国からの援軍を迎える準備に大忙し！
しかも、（自称）皇帝陛下には内緒で。。。。

結果無事に遠征軍は宇国に入り、皇帝や各地で戦っている将軍達を救い出し、ウィンゲート率いる蛮族軍との一大決戦に！！！

まぁその間園遊会やら何やらで、エリザベス女王は贅沢贅沢ルンルンルン！って感じ。。。
アグネスちゃんは帝国宰相から「掛かった経費はどうぞ宇国に請求してください」との返事を貰って一安心！
さらに、また商人から範国へ多大な貢物つき！！
これで、少しは借金生活から逃れられるね〜って感じです（＾＾）

宇国の（自称）皇帝陛下も漸く冷静さを取り戻して、範国との共同作戦にＯＫを出し、やっと決戦！
決戦の場所は宇城から騎馬で１日位の所！（近いのう）
まぁどういった戦いがあったかは本を読んで貰うとして、どうだったかは、範国軍師・ジャネットさんの一言！
「蛮族なんて、穴に落としてやるに限るわ。お〜ほっほっほっほ！」
とのことです。。。。。

しかし、ウィンゲート強すぎ。。。。
折角の範・宇連合軍の作戦もあわやウィンゲート一人の為に打ち破られそうになるし・・・
四方将軍総出でやっとこ追い返したことで終戦。。。。

範国から宇国へは領土とかの要求はしないで、西方辺境皇帝・征夷大将軍の位を宇国皇帝にお送りになりましたとさ。。。。
しかし、夷って東だろう・・・・西なら戎じゃないのかなぁ〜

後は、おなじみ大宴会！
しかし、ここは範国ではなく宇国。。。
武術大会になってしまいました。
でも、範国のみんなはそんなのお構いなく、芸を見せてましたね〜

ちなみにこの巻をもって第１部完だそうです。。。。

第１部完ってわけで、主要人物から一言ずつ！
エリザベス女王陛下「贅沢、贅沢、ルンルンルン（＾＾）」
西方辺境皇帝アレクサンダー宇「げに恐ろしきは範の女か・・・」
アグネスちゃん「エリザベスの馬鹿野郎〜」