サブマリン707 小沢さとる


タイトル通りの潜水艦漫画。                                           
おいらが単行本としてまともに読んだ最初の漫画だったりします。                     
自衛隊の旧式潜水艦707号「うずしお」がなぞの敵たち(ムー大陸を支配したアメリカ人の潜水艦隊とかU結社とか言う世界征服をたくらむ組織・・・なぜかこれも潜水艦隊)と戦って活躍する話です。
この漫画が好きな理由の一つに、707号と一部の艦船(後に出てくる708とかそんなもの)以外の自衛隊の艦船が、全部、昭和38年当時に実在している艦船を登場させているトコロです。。。
ちなみに、主役707号もちゃ〜んと当時の海上自衛隊で使われていたガトー級の潜水艦だったりします。
なもんで、別に主役といってもハード的にはぜんぜん強くないです(^_^;
どっちかといえば、ガトー級なんて言ったら、米軍からの御下がりだし、弱いほうでしょう!

始めはまともな敵(まぁなんでこんなに潜水艦持ってんだ〜とかは除いて)で、戦いもまともだったんですけど・・・・・・そのうちだんだんとジャンプ化してきて(サンデーなのに)、三連合体航空母艦なんていう、とんでもないモンが出てきたりします。
またこの三連合体空母が三連って事は3つに分かれたりするんです。そして、その一艦々々が、潜水艦として水中に潜行して戦えたりするんです。。。
しかも、それぞれに2隻の潜水艦を装備!三艦合体すれば、なんと重爆も着艦出来るという、さすがはアメリカ軍!!って感じです。(なにがなんだか。。。)
そんな凄いこの空母、すぐに乗っ取られて米軍と戦うんだけど・・・簡単に乗っ取られる割にはとっても強いです。(当たり前だけど・・・)
なんと言っても、この空母の良いところは毎日、艦長がパスワードを入れないと48時間後だかなんかに自爆しちゃうんですねぇ〜
パスワードの事も、普通の乗組員は全然知らされてなくて、上のほうのお偉いさんの一部しか知らないって言うし、艦長いきなし心臓発作で死んだらどうする気だったんだろう?
ま、この自爆装置らしきモノ(米軍では安全装置とか言ってるけど)のおかげで707は危機を脱するんだけどもまぁなんてご都合主義!!って感じです。
まぁ、こんな事でも無かったら絶対勝てないけど・・・(カトー級じゃなぁ)

ほかには、サブマリン教室(潜水艦についてのコラムみたいの)たかが、たまに一コマくらい載っていて結構漫画以外にも読んでて面白いです。
漫画の方がとっても面白いけど(^_^;
面白いというと、この漫画は小学館の少年サンデーに連載されていたんで、秋田書店から単行本として全6巻で出版されているんだけど、数年前ラポート社から完全復刻版として各1300円の全6巻として、1巻あたり倍くらいの厚さになって出版されました(笑)
しかも、なんだかハナシや順番が微妙に結構違う・・・・
という、全6巻なのに12巻買いたく成ってしまう、とぉぉぉぉぉっても、お薦めな漫画です(^_^;